Archive for March 2005

29 March

健康診断を受けてきました。

 多忙期のラストスパートの時期ですが、本日、会社が加入している健保の健康診断を受けました。

 この健診は誕生月に受けるシステムですから・・・私の場合、多忙期でテンテンにテンパリまくった(締め切りが集中しまくる)3月に受けることになるわけで・・・。
 と、言いつつ、私の場合はメンドーな作業を他の人に押し付けてサボる、いい口実になっていますが(爆)。

 それはさておき、本日の健康診断。
 この時期は1月からずっと、残業しまくりぃの、休日出勤しまくりぃで、慢性的な寝不足・栄養不足状態なので、毎年、『絶対に何かひっかかります』(笑)。
 この時期に受けるのは、健康診断というより、不健康度診断と言った方がいい、とは、同じ部署の先輩の言葉ですが、確かにそうかもしれません。
 比較的閑散期である8月生まれの社員は、毎年、健康体と診断される率が高いのに、早生まれ末期チーム(2〜3月生まれ)は毎年、高血圧だの貧血だの肝機能障害(ちょっと手が空いた日に、無茶飲みする人は特に)だの過労だの、ロクでもない診断結果ばかりもらっています。

 ちなみに、私は血圧測定で異常値を出して再測定、というパターンによくはまります。今回も、上178、下96の生涯レコード値をたたき出し、看護士さんの目を丸くさせました。
 まあ、それはいくら何でも動脈硬化でしょう、というレベルの数値だったので、その場でそのまま再測定したら、上126、下68に落ちてました。
 おいおい、血圧計か、私の体か、おかしいのはどっちだ?(^^;)

 とまあ、こんな事があったものの、今回の検査では前年比で体重2kg減、体脂肪率2%減という結果が出ていました。
 これは、1年半続けている、帰宅時の隣駅発のウォーキングの成果か、それともこれ
散歩でダイエットぉ! のおかげなのだろうか(爆)。

 まあとりあえず、リバウンドしないように、ひと駅ウォーキングは今後も継続したいと思います。
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26 March

山で出会った動物(哺乳類)の記録 Part 10(最終回) ヒト

 多忙期の間のつなぎのつもりだったのに、意外に長くなった週末恒例、動物記録シリーズも、今回が最終回です。

 今週取り上げる動物種は、休日ハイカーである私が、山で出会う事を避けて通れない哺乳類です。
 哺乳綱霊長目ヒト上科ヒト科ヒト属ヒト。学名、Homo sapiens。つまり、私達ニンゲンのことですわ(笑)。
 しかしまあ、ホント、生息圏でもない場所なのに、毎週末や休日になると、どこからあんなにたくさんの個体が出てくるんでしょうかねぇ?この動物は。
 同種生物かつ同傾向の趣向を示す個体群のはしくれでも、とっても不思議な行動だと思います(まあ、私がヒトのことをとやかく言うのもどうかと思いますけど ^^;)。

 また、ヒトは社会性のある群を形成する動物の典型例であり、他者依存が強い習性を持っているはずです・・・が、私の主観では、山の中では同じ種でありながら、何だか出会うのが億劫な個体が目立つのは、気のせいでしょうか?
 そういう風に感じる要因について、特徴的な傾向を示す個体群ごとに、私の主観を書いて行きましょう。

オジサン群
 有名な山(百名山など)を登ったことを自慢したり、新素材の装備(特に防水透湿系)を自慢する傾向が強い。
 また、若い個体を見つけると、ここぞとばかり説教(日常系)をはじめるという、致命的な欠陥を持っている。
 しかし、中には素晴らしく洗練された「熟練者」や「求道者」もいるのが侮れないところ。
 オバサン群と異なり、単独〜3人程度までで行動している事が多い。
 ちなみに、防水透湿素材のウェアは、最近は誰でも持っているので自慢にならないし、百名山武勇伝は、私みたいな「百名山には何のこだわりもない派」には何の意味もない。

オバサン群
 3人寄れば「歩くクマ避け鈴」で、どんな急登の途中でも、一瞬でさえ黙っていないが、本人達にはその自覚がない。
 また、この群に属する個体群が接近中の場合、クマ避け鈴の音より先に、おしゃべりや高笑いが聞こえる場合が多い。
 さらに、3人以上の群れで行動する事が多いため、常にうるさく感じられるという、厄介な習性も持っている。
 しかし、一方でおやつ、果物、手料理などが次々出てくる「四次元ザック」を持っている個体が多く、世話好きな側面もあるので、オニイサンと呼ばれる程度に若齢の個体は、仲良くすると良い目を見られることも(たまに)ある。
 ちなみに、横耳で聞いていると、話している内容は9割方、近所の家庭環境の噂・・・(おいおい、ここまで来て話すことか?)。

ガキ群
 「走行→転倒→号泣」のパターンを、一日に何回も繰り返す、小型のヒト個体群。
 号泣時に発する音声は、周囲にいる無関係なヒト個体群を苛立たせるのに十分すぎる効果を持つ。
 また一方で、最近では山頂からの大展望を目の前に、携帯ゲーム機の画面やカードバトルに没頭している、わけのわからない個体も多い・・・(おいおい、ここまで来てやることか?)。
 なお、個体単位では単にうるさいだけだが、集団化すると破壊力は人数の累乗に膨れ上がる。
 そこにオバサン群の援護が加わると無敵になるのが、大変厄介だ。

ワカモノ群
 あり余るエネルギーのはけ口を探している個体群。群行動している時は、意外に統率が取れており、思った以上に礼儀正しい個体も多い。
 よって、山の中で出会う個体群に関しては、最近の風評とは裏腹に、出会っても安心できる相手である場合が多い(町の中では知らない)。
 とりあえず、町の中でも、山の中で見せる習性を保って、生活ステージを進めてほしいものである。
 しかし、現状で山頂でカレシ群、カノジョ群に変態してイチャイチャすんのだけはヤメロォ!!
 (弁当開いて、あ〜ん、とか・・・。うらやましいだろっ!)

オレ(俺)
 YO-TAと名乗る個体。行動は突飛で奇異。一方で、徹底して詰めが甘いのが特徴。
 特徴的な行動として、登山口でバッテリーの充電を忘れたデジカメを片手に空を見上げていたり、デジカメはあっても記録メディアを忘れて空を見上げていたり、乗る予定だったバスに乗り遅れて空を見上げていたり、山に行く予定の日に起きたら昼だったことに気付いて天井を見上げていたりすることが多くある。
 なお、山行計画も、「あの山で○○虫が見られる」と聞いた瞬間に立てるなど、場当たり的な行動が多いのとともに、ルート計画も、「まあ、こんな感じでいいんじゃないか?どうせ行ってみれば全然違うし」という投げ槍なものが多い。
 ちなみに、こんなにいい加減でもA型である・・・って、血液型占いなんて、科学的に完全否定されていますから!残念っ!

 と、いうわけで、「オレ」含めて、色々辛辣な事も書いてしまいましたが、それだけヒトという生物の目から見た、同じヒトという種の生物は、魅力的で観察し甲斐のある存在だ、ということです。

 ・・・これでフォローになってるのか?(^^;)
 なってないような気がするので、[more...]以降に、もうちょこっと続きを書きます。

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23 March

もう不幸自慢しか思いつかないし・・・

 もうすぐ多忙期の「最後の山」到来記念、あなたのお疲れ度チェック。
 先週を思い出し、いくつ当てはまるか、考えてください。

1.朝起きたら、酒を飲んだわけでもないのに、昨日の服のまま寝ていた。
2.便座をセットせずに座ってしまった。
3.ナビが「右折」といった交差点を左折した。
4.朝、鍵を忘れて引き返し、もう一度出たら、今度は鞄を忘れていた。
5.気付いたら、スーツの足下がスニーカーだった。
6.自販機でジュースを買い、お釣を取って、商品を忘れた。
7.帰り道、ふと気付いたら、自宅を通過していた。
8.エレベーターに乗って、行先階を押し忘れ、次に人が乗ってくるまで数分間同じフロアにいた。
9.会社の内線に、「はい、○○社です」と出てしまい、「当たり前だ」と返された。
10.うどん屋で、唐辛子と間違えて爪楊枝をぶっかけた。

 以上のうち、先週だけで6項目以上を経験した人は、現在の私、YO-TA並に疲れています。
 休みましょう。

 ・・・ってか、休ませてくれ・・・(泣)。
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21 March

PIE2005で聞いた、裏情報???

 昨日まで開かれていた、カメラ系総合イベントのPIE2005。
 「表」のコラムでは触れなかった、ちょっとした小ネタなどをお送りしましょう・・・。

1.オリンパスブースで聞いた話
 デジタル一眼レフのE-System3号機は、秋頃発表を目処に開発中。型番はE-二桁?で、中級機。
 3本の「新プロ用レンズ」は、その発表に合わせられたら・・・というニュアンスだった。
 ※どちらも本当に秋になるかは、微妙かも・・・。例によって、「順調に遅れる」ことがないように祈りたい。

2.シグマブースで聞いた話
 フォーサーズに限らず、デジタル一眼のレンズでは、広角の要望が多い。
 今後もその要望にお答えできれば・・・(言葉濁し気味)。
 ※そういう気持ちではあるけど、実際の開発がそっちで進んでいる、という感じではなかった。

3.ケンコーブースで聞いた話
 マクロディアの超高速CF、SDカードは、現在は発売時期、価格とも未定。
 価格は、市場の動向を見て、競争できる程度に落ち着けたいと考えている。
 ただし、3月に入って、フラッシュメモリ類は急激な価格下落傾向があるので、しばらくは様子を見るつもりだ。
 なお、現段階での発売時期は、5月の連休頃を想定している。
 ※できれば、さっさと発売してほしいんだが・・・(その方が、他社製メディアがさらに安くなりそうだし ^^;)。

4.松下電器ブースで聞いた話
 今後のLUMIX製品は、手ぶれ補正搭載を標準としたい。
 フォーサーズ関係については、プレス発表されている以外、今は何もお話できない(口が堅いっ!)。
 ※一眼レフに関しては、ボディーもレンズも、まだまだ基礎研究レベルなのかも・・・。

 うーん、しかし年々、各社ともにブース担当者の口が堅くなっているのが、どうにも足を運ぶ気を萎えさせる要因になってきています。
 上の奴も、裏ネタで取り上げるほど、驚きの情報ではないような気が・・・。
 (っつーか、Web上でレポートを眺めれば、すぐわかる内容ばかりだなあ)

 まあ、毎年、「ポロッ」と出た一言をデカデカ掲載する奴(=私だ!:笑)がいるので、警戒する気持ちは良くわかりますが・・・。
 お祭りなんだからさ・・・(--;)。

 あと、最後に。

5.(番外)ニコンブースでのやり取り
 COOLPIX 7600を手に、フェイスクリア機能の説明をコンパニオンさんに一通り聞いた後のやり取り。
 私 「今度のCOOLPIXは、『人』を撮ることにこだわった、って感じですかね?」
 コ 「そうですね、『人のデジタル』って感じで」
 ちょっと待った。それはD70のキャッチコピーでは?
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20 March

山で出会った動物(哺乳類)の記録 Part 9 キツネ&ツキノワグマ

 今回の2種は、実際にはどちらもまだ本体に会ったことがない動物です。タイトル変えろよ、と言われるかも(^^;)。
 奥多摩の、私がよく行く場所には、間違いなく生息しているらしいのですが、出会う機会には恵まれていません。

 キツネは、昔話の中ではタヌキと並んで、ヒトを化かす動物のツートップです。
 そういう扱いを受けていることから、昔はキツネもタヌキと同じくらい、身近にいた動物だったことがうかがえます。
 しかし、北海道のキタキツネはともかく、東京近郊ではホンドギツネはタヌキと比較して、人間の作った環境への適応性がそれほど高くないらしく、数が極端に減っていると言われています。
 奥多摩の山の中でもあまり姿を見られることはなく、かなり運が良くて、山間部の集落内のゴミをあさりに来る所を見る程度だそうです。
 (逆に北海道では、キタキツネはよく見かけても、エゾタヌキの姿を見かけることは、ほとんどないそうですね・・・)

 奥多摩の山々は、関東の低山のご多分に漏れず、スギ・ヒノキの人工林が広がり、落葉広葉樹林(ネズミや木の実等、餌が多い)は浮島のようになっている場所が多くなっています。
 生息に適した環境の面積が狭い+連続性が確保されていないという事もあって、キツネは近年、その姿を見るのがまれになってしまったようです。
 タヌキと違い、雑食といっても肉食が主体となる傾向を示すことも、「食えるものは何でも食う」というタヌキと比較して、勢力を盛り返せない要因かもしれません(最近は、主たる餌であるノネズミも減っているので・・・)。
 ちなみに、タヌキと思われる足跡は腐るほど見ている私ですが、キツネに関しては、まだ奥多摩では足跡も何も見たことがありません(足跡の確認は、積雪期でないと無理かもしれませんね・・・)。

 もひとつちなみに、首都圏に近い地域で見ても、千葉県内ではキツネはほぼ絶滅の状態にあるといわれており、埼玉県では西部(秩父方面)に追いやられ、神奈川県でも丹沢山塊などの山域部に追い込まれ、いずれの地域でもかなり危機的な状態だそうです。
 タヌキと並び称された時代は、本当に「昔話」になってしまうのでしょうか・・・。

 そしてツキノワグマ。
 こちらは古い資料によれば、昔は武蔵野・府中付近〜奥多摩まで、都内でも広い範囲に生息していたようです。
 しかし、現在では青梅市西部〜あきる野市西部〜檜原村〜奥多摩町の狭いエリアに追い込まれてしまいました。
 もちろん、これは極端に進んだ宅地化が大きな要因だと言われています。

 現在、奥多摩町の山間部には推定で約50頭前後のツキノワグマが生息していると言われていますが、あの面積の中にたったの50頭しかいないのですから、コイツに出会えたら、相当の幸運に恵まれたと思った方がいいみたいです。
 ちなみに、かなり古い情報ですが、八王子の奥高尾山系、景信山〜小仏城山までの間にも、一時はツキノワグマの生息が確認されていたようです。今はもうスギ林だらけなので、継続して生息している可能性はかなり低いと思いますが・・・。
 (神奈川県側は雑木林も多いので、そっちに逃げていたら、まだ何とか大丈夫かも・・・という程度。東京都側は、見事に杉だらけなので、まずいないでしょう)

 なお、ツキノワグマの生息の痕跡(足跡、爪痕、クマ棚等)に関しては、奥多摩では結構、見る事が出来ます。
 私が特によく見るのは、サス沢山〜惣岳山(小河内)間の落葉広葉樹林、鷹ノ巣山の浅間尾根沿い(稲村岩尾根のヒルメシクイのタワでも足跡確認)、石尾根の六ツ石山の北側周辺です。
 体が大きい動物だけに、残す痕跡も派手でわかりやすいので(^^;)、皆様もちょっと注意すれば、簡単に確認できると思います。

 今日、取り上げた2種に共通しているのは、環境の変化によって、特に生息域を奪われ、数を減らしている動物であることです。
 キツネも、ツキノワグマも、昔から普通にそこにいたはずの動物ですが、今ではほとんどお目にかかれません。
 私は、彼らがいつまでも、山の中にいて欲しいと思います。
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