Complete text -- "愛車2号、AirframeがWeb通販から姿を消した・・・。"

23 January

愛車2号、AirframeがWeb通販から姿を消した・・・。

 皆さんご存じのとおり、東京は今日は雪でした。

 もちろん寒いです。
 気温が低いのもさることながら、ビル風が強くて、そっちでさらに体感気温が下がっている感じがします。

 ついでに、どうせニュース映像で流れると思いますが、東京名物、薄雪転倒シーンも、何度か見ました。
 (さぁ、北海道、東北、北陸のみなさん!存分に東京の醜態を笑ってやってください!)

 では本題です。
 今日はちょっと、残念な話題です。

 私の愛車2号である「Airframe」は、英国製の折り畳み自転車で、現在、日本では一般に市販されていません。
 ウチにある車体はWeb通販で購入した、いわゆる「個人輸入」によるもので、恐らく、国内ではかなりレアな車体だと(勝手に)思っています。

 まあ、もともと、本国である英国内でも、そんなに数が出ている車体ではないようですから、レア度は相当な物かもしれません(^^;)。

 そして・・・私がこの車体を購入した英国の通販サイトでは、最近、どうやらこの車体の扱いをやめてしまったようです。
 昨秋以来、ラインナップにAirframeの名前があってもページは白紙、という状態が続いていましたが、ついに白紙ページさえも削除されてしまいました。

 それだけでなく、もう一か所、通販していたサイトも取扱いをやめたようで、トップページのラインナップから、この車体の名前が消えています。
 こうした状況を見ると、英国の国内事情は分かりませんが、何らかの理由で、市場での扱いが縮小されてしまったように考えられます。

 そんなわけで、現在、日本でこの車体を入手するには、メーカーに直談判するか、海外のオークションサイトの代名詞であるeBayをしつこく巡回して、状態が良い車体の出品を狙うしかなくなったようです。

 しかし、eBayはいわゆるオークションサイトなので、個人からの出品であった場合、自転車のような大きな物は、出品者が日本まで送ることを拒否する可能性が高いでしょう。
 eBayで入手する際には、米国や欧州(特に英国)に一時荷受拠点を持つeBayオークション代行業者を挟まない限り、入手は不可能になったと思って良いかもしれません。

 しかし・・・まあ、この傾向はしょうがないかな、と思えてしまいますね、実際にこの車体を所有し、乗ってる身からは・・・。

 まず、過去にも受注生産状態で販売されたにも関わらず、マニア以外には売れなかった車体の再販であることが、市場展開を難しくしたと思われます。
 その上で、現在の製造元が自転車メーカーではなく、金属加工品メーカーであるため、販路確保に苦慮したことは容易に想像できます(日本でも昔、そんな理由で市場から消えた自転車がありました)。

 また、折り畳み構造が複雑すぎて、誰の目にもコストダウンが困難な車体だとわかりますが、実際、価格は結構お高いこと。
 しかし、「お高い」割にはアッセンブルされているパーツのグレードは、同価格帯の折りたたみ自転車に比べ、明らかに見劣りする難点があります。
 それだけでなく、購入後に自分好みにパーツを組み替えようにも、汎用性が明らかに低く、狭い選択肢の中での苦労を強いられるというオマケがついてきます(この辺は、私も改造時に大いに苦労した)。

 また、所有者の私が客観的に見て、車体全体の完成度がお世辞にも高いとは言えず、一般の人が安心して乗れる車体にするには大幅な改良が必要そうです。
 実際、クニャクニャたわむフレームの感覚が奇異なためか、私のAirframeに試乗した人は必ず、「これ、壊れてないんだよね?」と確認してきますからね(ペダルを数回まわした後、悲鳴をあげて飛び降りた人もいたくらいで・・・)。

 さらには、近年は他の折り畳み自転車も急速に軽量化してきており、最大の売り所であった10.5kgという、5年前の再販開始当時なら確かに軽量だった車体重量も、今ではそんなに目を引く物ではなくなったことが痛恨事だったように思います。
 S-A 8-Speed hubモデルであれば、基本となる走行性能は見劣りしませんが、実際に乗れば、先出の奇異な乗車感が目立ちますから、現在、複数車種を並べて検討した場合、この車体を選ぶ人は、まずいないと思われますからね(私はこの「奇異さ」を楽しんで乗ってますが、そんな「変人」の意見を述べてもね ^^;)。

 この乗り味に慣れてきたら、楽しい車体なんですけどね・・・>Airframe。

 なお、この車体、コラテックのCARBON-ALLOY型のチューブを使ったら、強度をそのままに、もっと軽量化できるんじゃないかと思いますが・・・製造元は自転車メーカーではないから、カーボン材料なんて、扱えないよなぁ・・・。
 (台湾のメーカーがパテントを買い取って、新素材で作り直してくれないだろうか?)

 ちなみに現在、「Airframe folding bike」でググると、別に日本語サイトに限定していないのに、かなり上位(2ページ目)に私のサイトが出ます(^^;)。
 おいおい、情報がそんなに枯渇してんの?この車体・・・。


23:08:00 | yo-ta | | TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック