Complete text -- "Airframeの折り畳み関節をいじってみた。"

03 February

Airframeの折り畳み関節をいじってみた。

 昨日段階で、今日の天気予報は雨でした。

 朝、起きた時、雨ならば隣家のスレート屋根に当たる雨粒の音が聞こえるはずが、静かで明るいので、実は晴れているのか?と思ってカーテンを開けたら・・・。

 雪かよっ!

 しかも、見た限り、積雪は数センチ〜10センチ程度。
 ・・・そりゃ、雨の日より静かで明るく感じるよ・・・(つーか、一夜で別世界になってまんがな)。

 しかし、こんな日でもスケジュールの関係で休日出勤しないといけないのが、辛い所です(こんな日でも止まらないしね、生活路線のKO線は・・・)。

 あ、そうだ。
 多摩サイライダーの皆さん、福生南公園の復旧工事が始まった、という噂を聞きましたが、現場を見た方、いらっしゃいます?

 では本題です。
 交通の混乱が続いているようだったので、休日出勤を早めに切り上げて帰宅し、今日は愛車2号のAirframeをいじってやることにしました。

 このAirframeですが、ウチの個体はダウンチューブのBB側関節を締めるネジがすぐに緩むため、走行時にフレームのガタツキとハンドリングの不安定さを発生させる原因になっていました。
 このため、定期的にチェックし、ガタが出ていたら、関節両側のネジを増し締めして対応していたのですが、他の可動部に比較してあまりに増し締めの頻度が高いためか、最近、ネジ山(4mmと5mmの六角)が緩くなってきた気がすること。
 また、室内保管しているため、(一般の「折り畳み自転車」としては珍しく)省スペース化のため頻繁に折り畳んでいた結果、間に挟まっていた金属の擦れ防止のプラ板がずれて来るなど、色々と付随する不具合が生じてきたこともあり、関節部に手を加えてネジが抜けにくくなるよう、ちょっと細工を施すことにしました。

 しかし、日本に輸入されておらず、構造に不明部分が多すぎるこの車体。
 下手に分解すると、再組上不能になる可能性もあるわけです・・・。

 とはいえ、今のまま放っておくわけにも行かず、これも面倒な車体を買っちまった自己責任、というわけで、思い切って分解して構造を調べ、ネジ止めを入れてみる事にしました。

 ちなみに、ネジ止めに使ったのは水道管やガス管の接合部に使われるシーリングテープ(ねじ込み部に巻く、白テープ。百均で入手)です。
 ロックタイト等の接着剤系のネジ止め剤は、使い方を間違うと、「外したくても外れない!」なんて事にもなりかねないので、本来は配管のネジ込み部の密閉に使われるこのテープで代用してみました(自転車乗りの間でも、ビスのガタツキ防止で使う人が結構いるらしい)。

 そんなわけで、覚悟をきめて関節を分解してみると・・・関節部は基本的に、長いボルト状のネジ一本で、左右から締め上げているという、意外に単純な構造でした。
 しかし、フレームの方は、ボルトを受ける部分がただの穴でなく、パイプを貫通するブリッジ状に細管が内側に溶接されている(多分、強度確保と組み立て時の不整合防止が目的)という、意外に丁寧な加工が施されていました。

 とりあえず、調べてみればビクつくほどの構造でもなかったので、サッサと分解し、プラ板を剥がして劣化した糊をパーツクリーナーで磨いて除去後、瞬間接着剤で再度、貼り付け。
 そしてボルトの先端側1/3くらいに、シーリングテープを巻きつけて、関節を締め直せば、修理完了です。

 現段階では、まだ締め直してすぐのため、関節にガタが出るような状況ではありませんが、以前よりネジの「締まり」の手ごたえが強くなった感じがあります。
 ま、ここも経時的な劣化がそれほど目立たなければ、このまま様子を見ようと思います。

役に立つかどうかわからない豆知識
 Airframeの関節部分には、金属部材同士が直接こすれることを防止する目的で、薄いプラ板が糊付されています。
 ここで使われている接着剤は油分には弱いらしく、動きが悪いからと言って関節部に注油すると、接着剤が劣化溶出し、プラ板のズレ〜関節部に障害を発生させる原因となります。

 私は以前、BBから異音がした際、この関節が固いのが原因かと思い、シリコンオイルスプレーを吹きまくった経緯があるので、それがもとで糊の劣化が生じ、関節のガタに繋がった可能性も考えられます(ちなみに、BBからの異音は、左ワンを増し締めしたら止まった。関節が異音の原因でも、オイルを吹くより、ネジの増し締めをした方が良いと思われる)。

 ・・・まぁ、この車体を日本で所有している(ついでに、常用している)人なんて、本当のホントにわずかでしょうから、この豆知識がどこまで有益な情報かは分かりませんが・・・。


20:43:00 | yo-ta | | TrackBacks
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