Archive for 09 March 2006
09 March
国産超音速支援戦闘機、三菱F-1が完全退役。
ファンタジーと言うより、ほとんどSF化している「ファイナルファンタジー」の最新作発売にあわせ、サントリーからコラボ企画で販売されている「ポーション(回復薬)」というドリンクを飲んでみました。しかし、何だかとっても「微妙」な味で・・・逆にそこはかとなくダメージを食らったような気分に・・・って、ちょっと待て!
それは私がアンデッド化しているってことか?(爆)
マニアックなアホ話はそこまでにして、本題です。
(上の話の意味が分からなくても、大した事ではないので、このまま本題に行って下さい ^^;)
このサイトで何度か紹介してきましたが、国産の超音速支援戦闘機、F-1が本日付で航空自衛隊の装備から完全退役したそうです。
F1:戦後初の国産ジェット戦闘機がラスト飛行 福岡(毎日新聞)
トピックス(F-1退役記念塗装やラストフライト日程等)(航空自衛隊 築城基地ホームページ)
まあ、すでにクラシックカー並の年季が入った機体であり、いい加減、性能の陳腐化が指摘されていた機体である上に、一応、後継にF-2の配備も進んでいますから、今回は円満退役になるでしょう。
(反面、先のT-33練習機のうやむや退役は・・・関係者各位にはやり切れなかったでしょうねぇ・・・)
最後までF-1に機乗した、築城基地所属第6飛行隊のパイロットの皆様。
最後まで、文字どおりの「愛機」を完璧に整備した、各機の機付長はじめ整備小隊の皆様。
どうもお疲れ様でした。
なお、今後この機体は保存展示用の機体を除けば、無人操縦機に改造され、遠洋上の訓練空域でミサイル射撃訓練などの標的機として使われるらしいです。
整備小隊の皆様としては、長年連れ添った愛機(※)が空で粉々になるのは辛いと思いますが・・・最後まで戦闘行為には使われなかったわけですから、幸運な機体だと思わないと・・・。
(世界中を見回しても、同年代生まれの戦闘機にそんな幸運な機体はない)
(※)
よく誤解されているので一応触れます。
航空自衛隊のパイロットは各個人専用機をあてがわれ、それを「愛機」として乗っているように思われていますが、実際には部隊が保有する機体のうち、整備計画その他のタイムスケジュールに合わせ、その日に「飛べる」機体を割り当てられて飛んでいるだけに過ぎません(だから、この機体は癖が強いから嫌、などというわがままも言えない。部隊=バス会社でパイロット=運転手の関係と言えば分かりやすいでしょうか?)。
反面、機体を整備する整備小隊の方は、その機体(個体)の癖とともに、トラブル・修理や部品交換の履歴等を確実に把握しておかないと危険なため、航空機一機ごとに専属のチームが組まれます。ゆえに、機体を「愛機」と呼べるほど愛着を持って接することができるのは、パイロットではなく、整備小隊の機体付専属チームのリーダーである「機付長」と呼ばれる人であったりします。
赤く塗った戦闘機がないのは、そういう理由です。
22:48:00 |
yo-ta |
|
TrackBacks