Archive for 27 September 2005

27 September

Olympus、新型デジタル一眼レフ、E-500を正式発表

 本日は、朝一番に、内臓が想像どおりの症状を示しました(^^;)。
 やはり強烈でした、タイ料理。

 すんません、冒頭からシモな話に下りまして(←さりげに上乗せ:爆)。

 では本題です。
 先日、「リーク情報?」として触れた、オリンパスの新型デジタル一眼レフの情報に関して、正式発表が出ました。

 オリンパス E-500(オリンパスのサイトに飛びます)

 全体的な性能は・・・まあ、私の使っているE-1に、シーンモードを加えて800万画素化して、防塵防滴を取った感じです。
 (あまり変わってないやん、というツッコミもありますね(^^;)。でも、ダストリダクションを残したのはさすが!)
 その他、細かい部分を見ていくと、ファインダー倍率が下位機種(前進機?)のE-300より小さくなったことが、見易さにどれだけ影響するか、とか、色々気になる点はあります。

 しかし、この機体は、小型軽量路線(サイズ:129.5×94.5×66mm、重量(バッテリー除く):435g)においては、なかなか魅力的なモデルになるかと思われます。

 この機体、現在の最小最軽量機であるペンタックスの*ist DL(サイズ:125×92.5×67mm、重量(バッテリー除く):470g)と比較して、大きさはチョイでか程度、重量は一気に30g以上の軽量化を果しています(本体重量のみの比較)。
 E-1やE-300は、いまいち「ゴツくてデカくて重い」ために、視覚的にも首や肩への荷重的にも、(特にE-1は)「カメラでございます」という印象(悪い意味での存在感 ^^;)が、ありましたが、これくらいのサイズ&重量だと、女性にも安心して勧められます。

 そして既に、オリンパスのサイトではサンプル画像も公開されましたが・・・。
 Eシリーズ伝統装備である、コダックのFFT-CCDが得意な、青い風景が半分なのは、ちょっとあざといですが(笑)、ISO 100相当の感度においては、なかなか良さげな画質ですね。
 (ちなみに付け加えますと・・・デジタル一眼レフで、ISO感度を100に設定できるのは、E-Systemの特徴でもある。他社製品は、一部を除いて最低感度がISO 200で、それ以下には設定できない)
 あと、なにげに来年発売予定のフィッシュアイも使われてましたね>サンプル画像ページ。

 なお、E-500の発売日は11/11日で、市販価格はレンズキット(Zuiko Digital 14-45mm付属)で10万円前後が想定されるそうです。

 それと、Zuiko Digitalのラインナップが、メーカー内で


 低価格(14-45mmなど):STANDARD
 高品質(14-54mmなど):HIGH GRADE
 銀環(300mmや7-14mmなど):SUPER HIGH GRADE


 の3ランクに分類されていたなんて、知らんかった(^^;)。
 でも・・・銀環の「SUPER HIGH GRADE」って、そのまんまやし・・・。
 (ユーザー通称の「銀環(ぎんかん)」の方が、いい感じのネーミングのような・・・)

 ちなみに、レンズ系で今日出た情報で言えば、

 「Zuiko Digital ED 35-100mm F2.0」 10月発売、価格は372,750円
 「Zuiko Digital ED 90-250mm F2.8」 12月発売、価格は840,000円

 ・・・今日は早く寝るか(って、誰が買う(買える)んだ!その価格のレンズを ^^;)。
22:41:00 | yo-ta | | TrackBacks

Nikon、ベストセラーデジタル一眼レフ、D70の不具合を公表・・・。

 ユーザーでもないのに、外野がガチャガチャとクツワムシのように騒ぐのもどうかと思い、一晩、暖めましたが・・・。

 Nikonから2004年3月に発売された、デジタル一眼レフのベストセラーモデルであるD70について。
 以前からユーザー間で、「突然死」あるいは「BGLoD」と称され、日本だけでなく、海外からもかなりの件数が報告されていた、「機体が突然起動しなくなる症状」が、昨日段階でメーカーから正式に「不具合」であると報告されました。

 ニコンデジタル一眼レフカメラ D70 ご愛用のお客様へ(ニコンイメージングに飛びます)

 今回の発表、ユーザーがこの問題をWeb上で取り上げ始めてから、もうずいぶん経っていますから、遅きに失した感は否めない所ではあります。
 しかし、まあとりあえず、これで一応、各所を賑わしてきたこの問題には終止符が打たれる、という形になるでしょうか。

 ですが、今回の発表というのが、なんだか奇妙な内容でして・・・。

 1.「症状が出た機体については」保証期間外でも無償修理で対応する。
  ※待て待て、補償期間外でも無償はいいとして、症状が出ていない機体は、爆弾抱えたまま使えと?

 2.10月初旬には専用の問合わせ窓口 (フリーダイヤル) の開設を準備中
  ※では、これから約一週間、ユーザーは色々聞きたければ、自腹切れと?無料対応して欲しければ、悶々としていろと?

 という点が、なんだかすっきりせず、変な感じに受け取ってしまいます。
 また、あくまでも「稀な症状だ」というのがメーカーの公式見解なら、現段階の不確定情報であっても、リスクの高い機体の絞込み(シリアルNo.準拠で)くらいは同時に公表しないと、製品の品質管理上、問題ありすぎだ、と判断されても文句が言えないと思います。
 とにかく、ずっと以前から、ユーザー間では色々騒動が起きていましたし、実際に同様の症状で修理に出した人も多かった(修理後、再発したとの報告もある?)ようですから、その記録を照査すれば、「どの辺のシリアルナンバーがあやしいか」くらい、割り出せると思うんですけど・・・(ま、全体に及んでいたら、リコールになっちゃいますが・・・)。

 んで、外野がこの件をどうこう言うのはお門違いだと思いますが、過去にNikonメインユーザだった経歴からも、個人的に「何で?」と疑問に思うことですが・・・。
 Nikonユーザーの一部には、今回のこれを「良心的対応」と評価する風が見られるということが、ちょっと疑問なわけでして・・・。

 まあ、確かにD70は既に製造ラインも終了しているそうですし、後継機が市場に出ているような機体ですから、この時期において、不具合のフォローをしたことは、ある程度の評価はできるでしょう。

 しかし、通常のサポートが継続されている期間中の機体であることを考えたら・・・。
 今回のことって、企業としてPL法における瑕疵責任(製造者の瑕疵にあっては、保障期間内外問わずに製造者が責任を負う、というアレ)を果しただけで、特段「良心的対応」ではないと思うのですが、いかがでしょう?
 逆に、今、手元にその機体を持っているユーザーの皆様は、いつ起爆するか判らない爆弾を持たされたのに、「爆発したら、後処理は無料でやるよ」と突っぱねられているような気がしますが?
 (ユーザー側の被害を未然に防ぐ、という姿勢が見えませんからね。今回の場合)

 私が使用機体のE-1で、メーカーのOlympusに同じことをされたら、怒り狂って、不具合がなくてもすぐにサポートセンターに駆け込みますけどね・・・(もちろん、「今すぐ無償で修理しろ!」ということで)。

 ちなみに、高品位モデルのうち、「速写命」なシリーズであるD2Hにも、同日に不具合報告がありましたが、基本姿勢は同じでしたね。
 これでも「Nikonの良心」の一言で「善行」とされるって、これは一体、何なんでしょ?

22:40:00 | yo-ta | | TrackBacks