Archive for 28 August 2007
28 August
フォーサーズ陣営に新機種の噂&オリンパスE-3の最新プロトタイプか?
今日は夕方〜夜にかけて、皆既月食が観測されたそうですが・・・。東京はその時間、ちょうど物凄い雷雨に襲われていたという、見事な「マーフィー」状態だったようです。
天文ファンの皆様、やられませんでした?
では本題です。
遡れば、今春に開催されていたPMA終了以来、ほとんどが小粒情報ばかりで、大氷河期だった今年のデジカメ界ですが、ここに来て、やっと賑やかになってきました。
先週のCanon、Nikonの2台巨頭の相次ぐ新製品発表に続いて、また新たな噂が出てきました。
今度は第三位争いを繰り広げる集団のうちの一派、フォーサーズシステム陣営からの情報です。
まず、オリンパスからは、年内発売が予告されているE-System次期フラグシップであるE-3の、内覧会?の画像流出情報が、お隣の韓国から飛び込んできました。
Olympus E-3 最新プロトタイプ?(デジタル一眼レフ マニアック)
見た目は、今までに展示されていたモックアップなどとあまり変わらないようですが、今回の展示で、液晶モニタがバリアングル構造である事が、確実に示される形になりました。
デジタル一眼レフのライブビューも、2台巨頭が標準装備をはじめた事から、今後、各社が追随してくる事と思われますが、現在までの所、可動式液晶を搭載しているのはオリンパスのE-330だけです。
私は、コンパクトデジカメでは回転レンズ式を長期にわたってメイン機に使用してきましたので、フリーアングル撮影の楽しさは良くわかっています。
オリンパスのE-330は、上下方向跳ね上げ型の液晶パネル装備で高い評価を得ていた反面、横向きの可動も欲しかった、という要望が多々ありましたので、今回のバリアングル化は、大きな進歩になると思われます。
また、ボディーにISマークが入っている事からも、ボディ内手ぶれ補正を標準搭載している事が分かります。
今までにも、仕様については色々噂がありましたが、今回のプロトタイプ(?)の画像をもっと細かく見てみると、色々、分かる事があるかもしれません。
もう一つの噂は、松下電器のPanasonicブランドから、LUMIXシリーズ上位機種となるDMC-L10の情報です。
New reflex Pana: L10(海外のデジカメ系BBS。英文)
コチラは、見た感じ、オリンパスのE-550と共通のシャーシを使用し、液晶パネルをバリアングル化。ボディ内手ぶれ補正はないものの、手ぶれ補正を搭載したレンズを供給する事で対応する、という形ではないか、という噂が流れています。
情報もとの画像では、雑誌のスクラップの一部のみしか姿が見えていないため、詳細不明な部分が多すぎるようですが、見え隠れしている範囲からは、オートフォーカスが2系統用意されているらしい、という事です。
よって、まだ噂レベルではありますが、位相差検出AFと、撮像素子によるコントラスト検出式AFを搭載しているのではないか、という観測が広まっている所です。
ライブビューデジタル一眼でのコントラスト検出式AFは、先日発表されたNikonのD3&D300に搭載することが発表されています。
しかし、オリンパスは過去(E-330発表時)に、「現在の技術レベルでは、一眼レフに求められる速度と精度を確保できない」との観点で搭載を見送り、Nikonでも「三脚モード」設定時に有効な機能という事で、AFに要する時間は位相差検出より長く、じっくり構えて撮る用途向けである事が予測されます。
Panasonicの別系統のAFシステムが、コントラスト検出式である場合、この辺をどうやって克服しているか。
あるいは、Nikon機と同じような使い方を想定しているのか、ちょっと気になる所です。
そしてもう一つ。
私が個人的に気になるのが。
E-3の展示で装着されている、新型(?)レンズ!
画像で見る限り、12-60mm F2.8-4.0のようで、青ラインである事から、小梅シリーズ(あるいはZuiko Digital 第二世代)と考えられます。
恐らくは、標準レンズとして新発売されるのだと思いますが、この、トランスルーセントボディ(一般にはスケルトンと言った方がいいかな?)が、いい感じじゃないですか!
まあ、内部機構を見せるための、展示専用品(過去にNikonがやってた、半透明ボディのD70とか)である可能性もありますが、これが製品版仕様の外観で。
名玉、14-54mm F2.8-3.5と同じくらいの使い勝手の良さを持っているのなら、リプレースを考えたくなってしまいますね!
23:57:00 |
yo-ta |
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