Archive for 02 December 2004

02 December

iPod miniに関する話題 番外 -CCCD問題の総括記事-

 過去に一度、取り上げましたが、デジタルコピーを回避する音楽ディスク、いわゆるコピーコントロールCD(CCCD)について、やっと、ユーザー(私)サイドから見て、言いたい事を書いてくれている記事が発表されていました。

 asahi.com内、ASAHIパソコンNEWSの記事です。
 「コピーコントロールCDを徹底的に総括する」
 →http://www.asahi.com/tech/apc/041130.html

 記事内の小見出しについたサブタイトル、「音楽文化を傷つけた後ろ向きの2年半」という一言は、秀逸ですね!
 この一言に、CCCD問題が見事に総括されています。
 商品を「買ってくださる」ファン全体を「犯罪者」扱いし、その上で「どうせすぐ受け入れられるさ」と胡座をかいていた、というのが、音楽業界の姿でしょう。

 結果、多くの消費者が離れていき、収益はガタ落ちして、見苦しい言い訳とともに、規格からの全面撤退を余儀なくされたレーベルがでてきたことは、皆様ご存知のとおりです。

 それにしても、こんな記事を出すには、各社からCCCDを全廃する、と発表するまで待たなければならなかったのは、どういうことなのでしょう?
 一度、テレビの報道番組でも、『今の若者達は、パソコンでコピーできないから、という「だけ」の理由でCCCDを買わない』という、とっても短絡的な解説をかましていたキャスターがいましたが・・・そんな低レベルな人物をメイン起用して大丈夫か?お台場?
 (皆がCCCDを買わなくなったのは、売り手と買い手の信頼関係が、売り手側の一方的かつ身勝手な理由で損なわれたから、なんだけど?)

 とにかく、このCCCD問題から製造者側に熟考してもらいたいことは、同記事内、最後に収録されている一文に尽きるでしょう!
 (是非、皆様にも読んでいただきたいです!)

 著作権保護法は、文化の発達のために作られた法律。
 私的な利益確保のために拡大解釈し、悪用したなれの果てが、今の音楽市場の姿です。
20:25:00 | yo-ta | | TrackBacks