Archive for May 2005

30 May

雨の日には、『こいつ』が出てくるのを忘れてた。

 本日、東京は久々に土砂降りと言っていいレベルの雨が降りました。
 今年は雨が少ない、と、しきりに騒がれているので、まあ、たまには降ってもいいかもしれません。
 ・・・が、何で私が外仕事の日に限って降るんだよ・・・。

 という、毎度ながらの不幸自慢はさておき。
 本日の帰り道での出来事。

 相変わらずの雨の中、暗くなった道を会社から駅に向かって歩いていると、足の裏、つま先の方に「んにゅっ」という感触と、「キュッ」という声が・・・。
 何だ?と思って足下を見ると・・・。

 ああ、なんだ、今年もここにいたかヒキガエル君。

 ・・・って、お前、ここは渋谷区っ!!

 と言っても、繁殖期(産卵期)には千代田区でも新宿区でも豊島区でもおかまいなしにノソノソ歩いている(※)連中なので、渋谷にいても全然不思議ではないわけですが。

 でも、お前、産卵期はとっくの昔に終わってんだろ!!

 といっても、気に入ったらそこに居着いちゃう習性もあるようなので、この辺もしょうがないとして。

 だが絶対これだけは言っておきたいのは、踏まれる前に逃げろ!!

 今回は、まだつま先に全体重を乗せる前に気づいたから良かったようなものの、私ぁ自分の足の裏で『平面ガエル』を作る気はないぞっ!!

(※)
 ヒキガエルは、産卵期には信じられないほど遠方から、産卵場所になる池などに集まってくる習性があります。
 おかげで、新宿公園(都庁のすぐそば)の「ナイアガラの滝」でも、組んず解れつの「蛙合戦」をやってやがるという、なかなかタフな連中です。
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しばらくの間・・・

 「表」にはネタになるようなネタがないので、「裏」ことこちらのブログのみ更新でマターリ行きます。

 え?何で「表」向きのネタがないかって?
 しばらく、週末には色々予定が詰まっていて、どこにもお出かけできそうにないからです(そんだけ ^^;)。
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29 May

『渡り鳥、海岸で大量死』・・・って、毎年の事ですが・・・。

 また朝日新聞が、微妙に解釈の分かれる報道をやってくれています。

 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島
 →朝日新聞のニュース速報に飛びますが、2〜3日で飛べなくなると思います。

 記事の内容だけ見ると、ハシボソミズナギドリの死骸が大量漂着する事が異常な事態に見えるかもしれませんが、これは大なり小なり、毎年見られている現象です(ただし、短期間のうちに局所的な範囲で1,000羽の死骸を確認したということが、例年に比べて大規模なのか小規模なのかは、私にはわかりませんが)。

 詳しい事は、鳥類に詳しい皆様に援護いただきたいのですが、この時期にハシボソミズナギドリの死骸が大量に日本の海岸に漂着することは、特に珍しい事でも何でもなく、渡りの過程で衰弱した個体が、(嫌な言葉になりますが)「間引き」されているだけに過ぎない話だと私は理解しています。
 要するに、この試練を乗り越えられない弱い個体はここで脱落し、強い個体のみが生き残り、その遺伝子を子孫に残すという、自然のシステム(生物の生存戦略)の一環に過ぎない訳ですね。
 しかし、こうした背景を抜きにした報道では、これが「異常な事態だ」と受け取られかねない危険性をはらんでいると思います。
 この記事では、なぜこうした大量死が「毎年起きていることだ」という事もあわせて紹介しないのか、私には不思議です。
 (例えば、「毎年起きている事だが、今年は異常に多い」という感じの記事だったら問題ないと思うんですが・・・)

 朝日新聞の環境系報道には、何でか、今回のように原因や背景が曖昧になって、一般読者が混乱するような内容の記事が多くあるのが困り者です。

 過去には、都市部のジャコウアゲハがホソオチョウという外来種との競争に負けて数を減らしている、なんて報道がありました。
 記事の内容だけ見ると、ホソオチョウを根絶やしにすれば、ジャコウアゲハも復活する、と取れる内容でした。
 しかし、実際にジャコウアゲハが都市部で減っているのは、都市部の開発が進んで空地が減り、ジャコウアゲハ(及びホソオチョウ)の幼虫が食べる「ウマノスズクサ」という空地雑草型の植物が生育する基盤が少なくなり、おかげでジャコウアゲハのような大型のチョウは生きて行けなくなっている事が主要因なんですけどね。
 んで、空白地になった場所に、ホソオチョウのような体が小さくて、餌も少なくてすむチョウが入ってきているだけで・・・(ただし、外来種が国内で無作為に発生している状況は、どう考えても好ましくない事は間違いありません)

 つまり、一昔前と現在とでは、ヒトと自然環境の関わり方が激変してしまったため、それによってちっぽけな虫でさえ、生存が危うくなっている地域があると、そういう背景が説明されなければ、読み手側は「悪者を取り除け!」という短絡的結論に行き着いて終わりになってしまいかねません(近年の環境問題は、そんなに単純じゃない)。

 そういう誤解を避けるため、もうちょっと、正確な報道をお願いしたいものです。
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28 May

映画『バタフライ・エフェクト』(長文いってみよう!)

 劇場で映画を見るのは、2月の「運命を分けたザイル」以来です。
 いやあ、やっぱり大画面はイイ!!

 とまあ、それはさておき、新宿コマ劇場前は、本日は大行列が出来ていて、最初はかなり焦りましたが、それは話題作『ミリオンダラー・ベイビー』の劇場でした(^^;)。
 ちなみに、私の目指す劇場前は、新宿基準ではがら空きと言ってよい程度のささやかな列が・・・。

 さすが、映画の好みに関しては、一般の人とは微妙に違う所にツボがついている私です(^^;)。
 どの辺が微妙にずれているかと言うと、『アルマゲドン』があまりにお約束通りな展開なのに飽きて途中で寝たとか、『タイタニック』が途中で先が読めていびき付きで寝たとかいう武勇伝(?)があったりする感じです。
 (ついでに言うと、両作品の鑑賞に同行してくれた女性、それぞれには、激しく嫌われましたねぇ・・・ ToT)

 そんな事はさておき、『バタフライ・エフェクト』です。
 どちらかというとミニシアター系の劇場で公開されている作品で、前評判はすこぶる良いものの、鑑賞後評判は見事にまっ二つに分かれている作品です。
 ちなみに、タイトルの「バタフライエフェクト」とは、直訳すると「蝶々効果」というもので、「カオス理論」を説明するためによく使われる言葉です。
 いわく、「北京でチョウが羽ばたけば、ニューヨークに嵐が起きる」というわけで、一つの同じ現象も、わずかな初期条件の違いが全く異なる結果に・・・という小難しい話になって、多くの人の脳味噌をカオスな世界に彩るのが普通ですが、私たち日本人は、こういう意味の言葉だと覚えておけば良いです。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」

 うむ、先人達は、何とわかりやすいことわざを残してくれたのやら(^^;)。
 では、それをふまえて、ネタバレなしのあらすじと感想に続き、[more...]以降にネタバレありの感想を書きましょう。

あらすじ:
 主人公、エヴァンは、幼なじみのケイシーに恋をしていたが、ある事件をきっかけに、彼女や幼なじみ達とは疎遠になってしまっていた。
 しかし、その事件の詳細が、エヴァンには時々訪れる、記憶のブラックアウト(短時間に生じる記憶喪失のようなもの)によって、理解できない。
 やがて大学に進み、成人し、ブラックアウトに悩まされる事もなくなった・・・かに見えたエヴァンだが、ある日、幼い頃から(ブラックアウト対策として)つけてきた日記を読むと・・・過去の記憶がよみがえるとともに、それを積極的に改変する事が出来ることに気がついたのだった。
 そして、エヴァンはケイシーに幸せになってほしい一心で、繰り返し、過去を改変しようとするのだが・・・。

感想(ネタバレなし):
 微妙です(^^;)。事後感想がまっ二つに分かれる理由がわかった気がします。
 素直に見れば、すごく切ない純愛ストーリーに見えますが、そういう路線の割には、少年犯罪や幼児ポルノ的な内容が入っていて・・・。
 とにかく、頭を使って見ないと、難解な部分が多々ある作品だと思います。

 しかし、主人公が過去を変えようとした結果が、それぞれ全然違う結果になって、エヴァンとケイシー(ついでに、その他の幼なじみや、さらにはエヴァンの母も)翻弄されるという、この手の作品にはありきたりなストーリー展開が、あれよあれよという間に、一気にラストまで持っていかれるテンポの良さは特筆ものだと思います。
 見終わった後、私は「あれ、もう終わった?」と思いましたが、余程緊張して見ていたらしく、席から立ち上がった時には、関節がギシギシ言いました。

 とにかく、主人公が今度こそ、と意気込むほど、予想もしない未来に結びついてしまうというあたりが、「バタフライ・エフェクト」というタイトルに見事に結びついています。

 そして・・・結局、主人公はある決断をしてしまうわけですが、その結末がすごく切ない。
 とりあえず、遠距離恋愛中の皆様は、あまり感情移入せずに見ることをお勧めします(^^;)。
 (脊髄まで貫通するボディーブローになると思いますよ・・・)

 では、毎度のごとく、感想(ネタバレあり)は、[more...]以降です。
[Read more of this post]
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27 May

DoCoMoのFOMA端末(P901i)のソフトウェアの不具合を公表

 後継(?)の901iSシリーズのリリースもオープンになったというのに。
 ずいぶん前から、ユーザー間では「これは絶対不具合だ!」と言われ続けてきたのに。
 今ごろ発表かよ、という気がしなくもないですが、とりあえずDoCoMoのFOMA端末、P901iのソフトウェアの不具合が公式に発表されました。

 ドコモのニュースリリース
 P901iにソフトウェア更新できなくなる不具合、約65万人に影響(ケータイWatch)
 「P901i」の“不具合修正ソフト”に不具合(ITmedia)

 今回発表されたうち、「チャットメール着信音をiモーション設定して、マナーモード時にチャットメールを受信すると、メール着信音が鳴ってしまう」という現象は、端末発売直後からず〜〜〜〜〜〜っと、ユーザーの情報交換掲示板などで言われつづけてきた事です。
 (DoCoMoのリリースでは、「稀に鳴ってしまう」と書かれていますが、ユーザー間の情報では「結構頻繁」だったので、ウチでは現象再現性にあわせて「稀に」の一言は切ります)
 今ごろになって発表とは、後手に回り過ぎなように感じます(注意を促すアナウンスくらい、あっても良かったのでは?)。

 ちなみに、一時期、「もうFOMAに替えよ!」とかなり本気で思っていた私がいまだにmovaユーザーなのは、機種変の最有力候補だったP端末に、こんなバグが放置されていた事が理由だったりします。
 901iSシリーズには、バグなし・・・は難しいにしても、可能な限り少なく(被害が超軽微か笑えるレベルのものに限定)してリリースしてもらいたいものです(頼ンますぜ?)。

 あ、そうそう。
 DoCoMoのニュースリリースではしれっと無視されてますが、今回発表された不具合の一部は、「N901iC」でも発生するそうです(ケータイWatchから。なお、詳細はDoCoMoが確認中とのこと)。
 FOMAではPとNはファームウェア(内部制御ソフト)が共通だからって、バグまで共通させるのはどうなんでしょうか?(^^;)

※記事上げ後の追記!(5/27 22:24)
 「ケータイwatch」の上記リンク先に上がった追記によると、「N901iC」ではソフトウェア更新により、上記のような不具合は発生しないとのことです。
 ただし、他の事象のうち、一部については「P901i」と異なる操作法によって同様の不具合が発生する・・・らしいです。
 けど、具体的にはどういう現象が、どういう操作で起きるんでしょう?そこまで発表しないと、またいらん疑惑を招くだけの気がしますが>ドコモ広報部
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