Archive for May 2005

31 May

エアリア更新!

 3年ほど使っている昭文社の登山地図、通称エアリアの奥多摩エリアを、いい加減、更新する事にしました。
 このエアリア、マメな人は毎年更新しているらしいですが、あまり大きな変更がなければ5年以上使っているという人もいて、ハイカーにもいろんな人がいるものだと思わされます。

 激しい人の中には、シーズン中、2回も買い直したという話を聞いた事がありますが、その理由が2回ともフォーストビバークで火を起こすのに使ったから・・・というのにはぶっ飛びました(エアリアを買う前に、山スタイルを考え直した方がよいのでは?)。

 さて、せっかく更新したので、新旧のエアリアを見比べて、変更されている点を調べてみました。

 まず最初に目に付いたのは、石尾根で三ノ木戸山付近から三ノ木戸林道終点に下りてゆく道が、「迷」マークはそのままに、実線(一般登山道)から破線(不明瞭な道)になった事です。
 以前、この道を下山に使ったとき、あちこちに仕事道の分岐があり、そのうちの何箇所かは、周辺で伐採作業が継続中のためか登山道並に使い込まれていて、2回ほど変な方向に導かれた事を覚えています(登り返すのが大変だった)。
 なるほど、あの道筋は破線になりましたか、納得。

 その他、げっ!と思った所では、石尾根沿いにあった「お花畑」の表示が消えてしまい、かわりに七ツ石山〜小雲取山間には「マルバダケブキ」の文字が・・・。
 ああ、ついに石尾根は「シカまたぎ」しか生えないと、正式に認められてしまったのね、と、これはちょっと悲しくなる修正です。
 ちなみに、マルバダケブキはアクが強すぎてとても不味い(微弱な毒性物質を持つ)植物で、数が増えすぎて食糧難が深刻な奥多摩のシカも、無視して南下したといういわく付きの植物です(ゆえに「シカまたぎ」と呼ばれる)。

 それから細かな所では、長沢背稜の「ヤケトノ頭」が正式表記に直っていたり(過去版では「ヤケノ頭」になっていた)、蕎麦粒山に鳥屋戸尾根を直登するルートが乗ったなどのマイナーチェンジがされているようです。
 あとは、「水と緑のふれあい館」が表記されるようになったり、天祖山の雨量観測計や「ナギ谷ノ頭」が地名として追加されたとか・・・。

 それにしても。
 こんなにたくさんの変更を知らずに、この山域に足を踏み込んでいた私って。

 やっぱ無謀ですか?
21:45:00 | yo-ta | | TrackBacks

09 May

奥多摩三大急登とはどこか、という話

 「表」のColumnのコーナーに最近、「奥多摩三大急登」という言葉を多く出していました。

 では、その三大急登とはどこか、というと・・・これは結構、諸説あって、はっきりと「これだ!」と言われている組み合わせはないようです(人によって、微妙に違う組み合わせになる)。
 参考まで、私が良く聞く「奥多摩三大急登」の組み合わせを書きますと・・・

1.鷹ノ巣山 稲村岩尾根
 激しく納得のルートです。
 日原集落を起点に鷹ノ巣山に登るルートで、前を行く人のかかとを見ながら、標高差約1,000mを急坂で登りっぱなしという、規模・斜度ともに、奥多摩の一般登山道ではトップに上げていいレベルの急登だと思います。
 このルートは登り、下りの双方で使ったことがありますが、登る時は壁、下る時は逆落としに見えるという、すごい坂でした。で、登る時は肉体的にも精神的にもヘロヘロになり、下る時は膝が大爆笑を通り越して、普通に痙攣してるんじゃないかと思わされたという・・・。
 ちなみに、諸説ある「奥多摩三大急登」でも、この尾根は必ずノミネートされています(しかも、筆頭に上がっている場合がほとんどです)。

2.本仁田山 大休場尾根
 この山にはまだ登ったことがないので、実際の厳しさは私にはわかりませんが、登った経験のある方の話を聞くと、かなり厳しい道なのだとか・・・。
 ちなみに、このルートは奥多摩駅から直接、この山に登る時に、よく使われています。

3.六ツ石山 水根集落〜トオノクボ間
 これも納得のルートです。
 斜度と規模もそうですが、延々続く人工林のために単調な風景である上に、登山道に張り出したスギの根のため、物凄く歩きにくい道筋でもあります。
 登りでは使ったことはありませんが、使うとしたら、肉体的にも精神的にも、相当、挫かれると思います(下りでも、結構ウンザリしましたからね)。

 なお、2.および3.にはこれ以外に、ヌカザス山の通称「ツネ泣き坂」、小雲取山の野陣尾根(富田新道)、惣岳山(小河内)の大ブナ尾根、天祖山の表参道などがあげられる事もあります。
 いずれの道も確かに急登ですが、私の感覚では、先に出てきた3つの急登と比肩しうる規模とインパクト(対登山者)を持っているのは、野陣尾根と天祖山くらいでしょうか?
 ツネ泣き坂の急登区間は意外にあっさり終わるそうですし、大ブナ尾根は、急登区間が次から次へと出てくるのは確かですが、その間には平坦な部分も多くありますので。

 ま、なんにしても、奥多摩の山々は、低山(〜亜高山)となめてかかると、思わぬ所で苦しまされるという事ですね。
 稲村岩尾根になると、冬の北アに登っている人でも、「死ぬかと思った」と言うくらいの坂ですから・・・。

22:05:00 | yo-ta | | TrackBacks

01 May

昨日の山のダメージが

 昨日、奥多摩の御前山(1,405m)に登ってきましたが、そのダメージが思わぬ所に出ています。

 筋肉痛・・・は毎度の事として(爆)、今回は、山行を初めて以来、初の『靴擦れ』を体験してしまいました。

 いや、別に靴を新調したわけではなく、これで3年目くらいになる靴なので、十分に足に慣れている靴なのですが、靴下を新しくしたのがいけなかったようです。
 新しい靴下は、今まで使っていた奴より微妙に厚くて、靴紐を普通に締めると窮屈に感じられたため、少し緩め気味にしていました。

 すると、御前山の登山道名物、断続的に登場する急登区間では、靴の中でかかとがズルズル滑る感覚があり、危ないな、と思って締め直した時にはすでに遅く、かかとに見事な水ぶくれが出来上がっていました・・・。

 で、山を歩いている間は、緊張のためか、まったく痛みはなかったのですが、今朝になると、ちょっと何かが触れるだけで、ジリジリと痛むようになりました。
 絆創膏を貼っても、靴の内側に患部があたると痛みがジリジリ這い上がってきます。歩けないほどではないですが、なんだかイライラする痛みです。

 まあ、これも皮が固まるまでの、2〜3日程度のことと思い、我慢することにしましょう。
 ・・・しかし、山用の靴下は、もっと薄手の奴に換えた方がいいな、これからの季節のことも考えて。
22:33:38 | yo-ta | | TrackBacks