Archive for October 2005

30 October

オリンパスの新型デジタル一眼レフ、E-500を触ってきました。

 あ〜、二日ほど更新がなかったのは、単に書きたいネタがなくて、無理に文章を作るのが面倒だっただけです(^^;)。
 まあ、ええやないですか。

 では本題です。
 先週頃から、11/11日に発売予定のオリンパスの新型デジタル一眼レフカメラ、E-500の店頭デモ機が、各カメラ&家電量販店に入っていたようです。
 しばらく、ゆっくりする時間もなかったのですが、天気が微妙で、お出かけ予定を全部キャンセルしたこの週末に、触りに行ってみました。

 実際に触っていた時間は、30〜40分程度ですから、その辺を考慮した上で以下を読んでいただきたいと思います。

 まず、最初に持ってみた感覚は、やはり軽いな、の一言でした。ついていたレンズは14-45mmでしたが、本体よりレンズの方が重く感じたくらいです。
 この機体の軽量化の程度は、かなりの物のようです。
 なお、大きさに関しては、それほど目だって小さく見えませんでしたが、これは*ist Dシリーズと同じ並びにあったからか・・・(^^;)。

 動作の方は、刺さっていたのがxDピクチャカードだったので、多少、もっさり気味でした。高速CF装着状態では、そこそこ速いと思いますが、詳細は不明です。

 なお、各デジカメ評価系サイトでは、軒並み見づらいと突っ込まれているファインダーですが、私が見た限りでは、そんなに悪いとは思いませんでした。
 一応試してみましたが、(14-45mmのテレ端でもワイド端でも)MFも問題なくできましたし、カップからちょっと目を離しても、ちゃんと結像して見えていました。
 ちなみに、ファインダー内メニュー表示は、右側にまとめてありますが、これはE-1の下側配置に慣れた感覚では、ちょっと見づらかったですね。

 なお、ファインダーに関しては、私は普段からE-1のファインダーを見慣れている、という条件付きであることをご注意ください。
 この後、EOS-5D(35mm版サイズCMOS搭載機)のファインダーを見たら、「うわ、何だこれ?隅々まで見えんやん!」という感じになったことを付記しておきます・・・。

 まあ、そんな感じでしょうか?
 あとは興味のある皆様は、実際に店頭でお手に取っていただくのが一番でしょう。
18:50:31 | yo-ta | | TrackBacks

26 October

ニコンの最新鋭スイバル機、COOLPIX S4の実力は?

 ホワイトバンドが募金などのチャリティーでなく、「貧困解消政策の提言という政治活動に協力する意思を表明するもの」だったと知って、ウチのバイトさんが「そうだと知ってたら、買わなかったのにー!」と叫んでおりました。
 某金融会社じゃないけど、事前に良く調べろって(^^;)。

 まあしかし、アレをつけて歩くよりは、選挙でちゃんと投票した方が、何倍も政策支援(あるいは対抗)になるのではないでしょうか?
 国民の参政権が認められてるんですから、日本という国は。

 では本題です。
 私のコンパクトデジカメの使用遍歴を見てみると、5機中4機までが、スイバル(回転レンズ)かバリアングルモニター搭載機という、変な傾向があることに気付きました。
 まあ、そもそも初めて使ったデジカメが、NikonのCOOLPIX 950というスイバル機で、その撮影スタイルにどっぷりはまってしまったことが、一番の要因だとは思いますが。

 んで、その「スイバルの大御所」たるNikonから、最新型のスイバル機として、COOLPIX S4が現在発売中ですが、そのレビュー記事がありましたので、その感想をネタにしましょう。

 【新製品レビュー】ニコン COOLPIX S4(デジカメWatch)

 この機体ですが、先日、昭和記念公園の無料開放日に、これでコスモスを撮影していた方をお見かけしました。
 まあ、何となく横目でチラチラ見ていましたが、回転レンズ機構のためにアングルの自由度が高いのは、花マクロのような撮影には、やはり有利だなあ、と思わされました。
 ただし、この機体に関しては、露出補正さえもがメニューの中という、「U4Rかよ!()」という機体のようで、操作性に関しては、ちょっと難ありかも・・・という感想を、その時は持ったものです。

 ちなみに、U4Rとは、京セラ印の最後のデジカメ、CONTAX U4Rのことです。
 この機体もこの機体で、発売時期を考えると、初期実売価格が数万円もするフルオート使用前提機って、やっぱり何か変なコンセプトだと思います(CONTAXブランドだから、と考えてもねえ・・・。見栄えはいいんだけど ^^;)。

 まあとりあえず、S4に話を戻しまして、今回のレビュー記事を見ての印象ですが・・・やっぱり当初の感想は変わらず、という所ですね(^^;)。
 この機体は往年のコンパクト系フラグシップ機であるE900系とは異なり、インナースイバル機の「気軽にポン」なカメラの系統ですから、仕方がないことなのでしょうが。

 私としては、CONTAX U4Rが期待したほど「高機能」ではなかった(ニコンのE900系と比較しての話。ベースが京セラのSL400Rだから、比較対照として分が悪いというのは重々承知)ので、ここはやはりNikonには、E900系の血を色濃く引いたスイバル機を期待したいものです。
 特に最近は、さすがに、手元のE995のヘタリ具合(塗装はハゲまくり、傷は入りまくりで、画像にもドット抜けが出始めている)が気になっていますので、その代替になるような機体が出るようだったら・・・落ちるかもよ、ここの約一名が(^^;)。

 ちなみに、そんな機体をもし出していただけるなら、「ジョイスティック」は無しの方向でお願いします。
 (U4Rでは、あのスティックにいまだに泣かされてるので、トラウマなんですわ。特に、垂直押し込みが難しくて・・・)

 それにしても、S4のレンズキャップですが・・・。
 実地+リンク先の画像を見て、何でか、「ショートサーキット」という映画の「ナンバーファイブ」を思い出してしまいました(しかし、我ながら古いネタやな〜 ^^;)。

21:57:00 | yo-ta | | TrackBacks

20 October

昨日の次期フォーサーズフラグシップの情報は、ガセ確定・・・。

 今日、訪れたクライアントの、窓口担当者が元、同じ会社の社員。
 しかも、同期だったという、なかなか珍しい体験をしました・・・。

 それにしても・・・。

 うを〜い、今回の案件って、やり易いんだか、やり難いんだか、どっちだ〜(^^;)。
 (内情+力量をよ〜く知られてる人が相手だぞ〜)
 ってか、狭すぎるって、ウチの業界(^^;)(^^;)(^^;)。

 しかし、お互いに「はて?どっかで会ったけど・・・」と、相手をすぐに思い出せなかったのは・・・(笑)。
 まあ、新人研修終了後は、任地が別で顔を合わさなかったからねェ・・・(^^;)。

 では本題です。
 昨日ネタに上げた、オリンパスの次期フォーサーズシステム準拠のデジタル一眼レフの画像ですが。
 情報交換掲示板などを色々チェックした所、「非常によくできたフェイク」という線で、確定したようです。

 というわけで、これは「うそつき」と言って沼に沈めましょうか・・・。
 まあ、私も半ば嘘だろ、とは思っていましたけど・・・妙にリアルな部分も多かった画像でしたので、「もしかして」感が消えませんでした。

 それにしても、最近はフェイク画像の作成技術も侮れなくなってきました(^^;)。
 昔のフェイク画像は、あまりにも見事に、一直線にズバッと入った接合部が目立ったものですが・・・。
 (ちなみに、どんなに良くできたフェイク画像でも、カラーモードを色々変換し、構成色の特性をバラバラにいじると、張り合わせの線が見えてくることでバレるそうです。しかし、そこまでやるか、"真贋鑑定士"の皆様 ^^;)

 まあ個人的には、あの画像はフェイクでよかった、というのが正直な感想です。
 理由は昨日書いたとおり、E-1桁シリーズは、あのサイズで堅牢性と防塵・防滴性を兼ね備え、視野率100%ファインダーを装備するボディであるために、オールラウンド+全天候で安心して使える事が、他に類を見ない魅力なのですから!

 ・・・でも、そう考えると、次期E-1桁シリーズに求められるハードルって、メチャクチャ高いな・・・。

 1.現行機基準で、ボディのサイズアップは基本的に許されない。
 2.防塵・防滴性も、現行機並でないと納得されない。
 3.もちろん、ダストリダクション機能は絶対搭載。
 4.ファインダーは視野率100%を絶対確保で、見え易さは向上させないとダメ。
 5.画質は、もうすぐ発売のE-500と同等以上で、画素数アップより「広ダイナミックレンジ」の確保必須。
 6.操作性もE-1を踏襲し、さらに使いやすい工夫がされていないとダメ。
 7.んで、お値段は据え置きか、「お勉強(これ重要)」


 いやはや、私がちょっと考えただけでも、これだけ注文がでてきました(^^;)。
 もちろん、オリンパスかPanasonicなら、こんな注文、かる〜くクリアしたモデルを出してくれます・・・よね?ね?

22:16:00 | yo-ta | | TrackBacks

19 October

フォーサーズシステム最新機種?のスッパ抜き?

 えーと、E-500がもうすぐ発売されるオリンパスのデジタル一眼レフに、最新機種(次期フラグシップ機)の外観か?と言われる画像が海外サイトに出たそうです。

 新機種、E-5のスッパ抜き?(英文サイトに飛びます)

 元ネタは、ガセネタも多いことで有名な、英文の情報交換掲示板で、上のリンクはそこで語られたスペックなんかをまとめて書いているサイトです。

 まあ、これはこれで色々意見があるのでしょうが・・・。
 私個人の意見・・・。

 これは違う!違うと思いたい!

 E-1の最大の魅力は、剛性が高く、信頼性の高い防塵・防滴ボディを、あのサイズにおさえたことによるハンドリングの良さだったはず・・・。
 その面影がないなんて・・・後継じゃない!断じて違う!と、マジでそう思いたいです・・・。

 もしこれが本当に次期E-Systemフラグシップなら、E-1のボディサイズと防塵防滴性能を引きついた、中級機(E-二桁)希望!
 いや、Panaフォーサーズでそれを実現してもらいたい!

 以上、いちE-1ユーザーの「心の叫び」でした。
21:51:00 | yo-ta | | TrackBacks

18 October

これがトドメか?デジカメのCCD不具合騒動、KYOCERA&CONTAXからも。

 昨日のネタに出てきた、罵詈雑言で有名な「ハートマン軍曹」とは、もちろん、ベトナム戦争の陰を描いた映画、「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹です。
 作中における彼の罵詈雑言がどんなものかというと、

 「貴様らは、ここでの訓練が終わるまではウジ虫だ!地球上で最下等の生命体だ !」
 「じっくりかわいがってやる!泣いたり笑ったり出来なくしてやる!」
 「貴様のタマを切り取って、グズの家系を絶ってやる!」
 「おい貴様、そんなにパパとママの愛情が足りなかったのか!」
 「貴様は中途半端に生まれたクソバカか?それとも努力してこうなったのか?」

 ・・・まだまだありますが、これ以上は紳士淑女の皆様には刺激が強すぎますので、やめましょう(これでも、なるべくマイルドなものを厳選しています。一部平文化訳出で ^^;)。
 しかし、あまりにも熱く、激しいテンションの人ゆえに、逆に熱狂的なファンが多いキャラだというのが、何ともはや(-.-;)。

 では、本題です。
 今月頭から、何度となく話題にしてきたCCDの不具合ロットの存在に伴う、デジカメ大量リコール騒動ですが。
 銀塩、デジタルを問わず、カメラ事業から完全撤退しているKYOCERA/CONTAXからも、CCD不具合が発表されました(なお、CONTAXは、京セラが独カールツァイス社と協同で運営していたカメラブランドです。部品供給ルートは、多分同じ)。

 S5R、S5、S3L、TVS DIGITALをご愛用のお客様へ お詫びとお知らせ(CCD故障に伴う保証期間延長の件)(京セラのサイトに飛びます)

 他社と異なり、既にカメラ事業を終わらせてしまっていることから、こちらはサポート期限が明確に示されていますね。
 延長される保証期間は、修理用性能部品の保有期限である5年間と設定し、機種にもよりますが、2008年〜2009年の発売月末までがサポート期間になるそうです。

 とりあえず、KYOCERA/CONTAXの発表により、「爆弾」の影響範囲は、(私的カウントで)ついに9社目に達しました。
 あと一社で、2桁の大台に突入だ!

 ですが・・・。
 口コミで聞こえてくる、今回の一連の騒動の要因ってのが、結構、気になるところです。

 以下、あくまでも口コミ情報と噂をもとに、私が構築した話ですので、扱いには注意してください(真実性は保証できませんので、社名でなく、"製造元"という表記で書かせていただきます)。

 今回、各社から報告されたトラブルは、CCDの内部回路のうち、接点の貼り合わせ部が極端に弱く、想定より早くはがれてしまうロットが存在したことが問題でした。
 貼り合わせに使用されていた接着剤が、高温多湿の条件では劣化が著しいために、東南アジアなどでは特に多発していたトラブルだったそうです。

 それが今まで明るみにならなかったのは、製造元の方で品質管理のための検査機器の導入が遅れており、かっちりとした条件を設定した検査が不十分なまま、出荷していたことが一番の原因のようです。
 また、きちんとした検査機械がなかったために、不良品であっても、検査の結果が合格になっていたようです。
 (製造元の発表では、接点の接合力を測定できる検査機械は、2004年3月ごろに導入したらしいが、障害があったCCDはそれ以前の製造。ちょっと待てよ、と、誰もが思うでしょう、このタイムラグは)

 そしてこういう話を聞くと、国内でCCDの製造を行っていた家電メーカーは数社あったのに、なぜ原因となった製造元だけがそんなにシェアを延ばしたか、という点が気になると思われます。
 これは単純明快で、一連の騒ぎの原因になったCCDが生産されていた頃は、同じ画素数・サイズのCCDを比較した場合、その製造元製品はそこそこの性能を確保した上で、目立って安価だったから、という理由だそうです(そういう噂情報があった)。
 しかも、その製造元製品が安価だったのは、回路貼り合わせの手順を改良(簡略化?)することで、大量生産に目処をつけることができ、結果的に価格を抑えることができたのだ、ということだそうで・・・(これも、そういう噂情報があった)。

 まあ、なんですか?
 利益優先の合理化で「おらおら」行ったら、肝腎の製品品質が置き去りにされたって感じでしょうか?
 これが本当なら、はっきり言って、シャレにならないどころの騒ぎじゃないですね・・・(噂で終わって欲しい)。

 ま、なんにしても、上の駄文は、噂として私の所に伝わってくる話から判断する限り、こういう背景がありそう、という程度のもの(妄想に近い)です。
 信憑性に関しては、私自身が、かなり疑っています(^^;)。
 (しかし、検査機器の導入が遅れに遅れまくっていたことは、言い訳できないよな・・・。品質管理上、とっても大きな汚点になるような気がする)

 まあとりあえず、嫌な気分になりそうですから、今日のネタの最後は「ハートマン軍曹」に熱く、激しくしめていただきましょうか。

 「このCCDは中途半端に作られたクソか?それとも企業努力でこうなったのか?」

 ・・・う〜ん、全然、お後がよろしくない・・・。
 (逆に、シャレにならない方向に、話が転んだような・・・)
22:13:00 | yo-ta | | TrackBacks