Archive for 04 October 2005

04 October

ソニーとフジフィルムのデジカメで、CCD不良が発表される。

 う〜ん、涼しくなったものの、秋雨前線の接近でジメジメとしているのは勘弁してほしい・・・。

 私は高温もそこそこ苦手ですが、何より「多湿」が大の苦手です。
 高温でもカラッとして風のある日(フェーン現象の日など)はあまり問題がないのですが、気温はそこそこでも多湿(ちょうど梅雨時か、秋雨期のような天候)という日は、地獄を味わう気分になります。

 暑くてもいいから、乾け!頼むから!

 では本題です。
 昨日、ソニーとフジフィルムの2社から、デジカメの心臓部とも言うべきCCDに不具合を抱えた可能性が高い製品がある、との報告が出されました(Victorからもあったらしいが、詳細未確認)。

 ソニーの発表(ソニーのサイトに飛びます)

 フジフィルムの発表(フジフィルムのサイトに飛びます)

 具体的な不具合の症状としては、両社製品ともに、カメラ撮影時に「ファインダーや液晶表示部に画像が出ない、撮影できない、画面が乱れる」という物らしいです。
 リンク先で「不具合が生じる可能性がある」とされている機種のうち、これらの症状が発生している機体は、保障期間の如何に関わらず、無償修理対応されるそうです。

 なお、ソニー製品で今回の対象となる機種の中には、そこそこ古い世代の機種も含まれており、どうやら結構、根が深い問題になりそうです。
 特に、ソニーはCCDを外販しており、他のデジカメメーカーがそのCCDを使ったデジカメを製造・販売していることが知られていますから、自社製品だけでなく、他社製品ではどうなんだ、ということも懸念されます。
 あと、一時期やたらと騒がれた、ソニー製デジカメの「故障誘発タイマー内蔵疑惑」の件は、このCCDの不具合が原因だったのかも・・・という気もしてきますね・・・。

 とにかく、ここの所しばらくの間、デジカメ関係の不具合報告が相次いでいます。
 近年は新陳代謝が激しい・・・というより、無駄に速いサイクルで、ほとんど見栄えも機能も変わらない新製品が、出ては消えていくのがコンパクトデジカメの市場の実情でした。

 今回の一連の不具合発表が、急速に成長した市場のため、人材・人員・設備への投資が不十分なまま、製品開発サイクルが極端に短縮される傾向にあったことで、開発や製造の現場が疲弊した結果でないことを祈りたいものです(もしそうなら、まだまだ潜在的な不具合が隠れている可能性があるわけですから・・・)。
 また、これを機に、各メーカーとも「拙速よりも、質の高い製品作り」に開発のベクトルを修正してくれると、これを趣味にしている身にはありがたいんですけどね・・・(新製品が金太郎飴な状態には、もううんざりです)。

 それにしても、コンパクトデジカメはここ最近、オールインワンパックで3〜4万円程度、という製品が多かったですから・・・。

 不具合認定されないうちにこの症状に当たり、サポートセンターで「修理費ン万円ね」とか宣告された場合、さっさとその機体を処分して、新しい機体に乗り換えた人もいらっしゃるかも・・・ですね。
 (ソニーのサポートの対応には、私もムカついたことがあったからなぁ(-"-;)。特に、紫の箱の件では・・・)

22:23:00 | yo-ta | | TrackBacks