Archive for 15 November 2005
15 November
北海道で、偶然見てきた気になる場所。「手宮洞窟」
今日は「おめでたいお話」でニュースが持ちきりのようですが。私の場合、新郎さま勤務先の上長はじめ、新婦さまの"ご両親"までもがご列席されたという、例の披露宴に招かれた新郎の職場同僚や同期や友人達(いわゆる一般人の皆様)は、どんな気分だったのか、という部分に、とっても興味があったりします(特に、スピーチを求められていた皆様って・・・どれだけの緊張があったことか:笑)。
あと、どうでもいいことかもしれませんが、新婦さまを「のりりん」と呼ぶのはいかがなものかと・・・(^^;)>電車の中にいたじょしこーせい。
では、本題です。
いつまでも引っ張るなと言われそうですが(^^;)、先週末の北海道で見てきた、気になる場所です。
手宮洞窟は、2日目(11/13日)の小樽散策で、偶然行くことになった場所です。
最初は、その近所にある交通記念館を見ようと思って移動したのですが、なんと11/7日から冬季休館・・・。
ちょっとぉ!どーゆーことなのよ!>小樽の観光業会!
そら、冬場は観光客が減って、収益性がないって事はわかりますけど・・・冬本番はまだまだ先でしょ!
って、北海道の皆様は「んなもん、本州の感覚で書くな!」と言われそうですけど(^^;)、ここまで運んでくれたタクシーの運転手さんでさえ、「ありゃ!冬休みって、こんなに早かったっけ?」と驚いてたくらいでしたからねェ。
(例年、雪が積もったら休み、という感覚らしい。訪問中は、小樽にも雪は降っていたが、まだまだ積雪はなかった)
しかし、運転手さんは「これを知らなかったのは、道案内のプロとして恥かしい!」と言うと、メーターを止めて外に飛び出していって、この手宮洞窟保存館が開館しているかを確認して下さったというわけで・・・。
埋め合わせになるかどうか、と恐縮されていたが、すごいプロ意識に私はちょっと感動した!
都内の運ちゃんたちも見習え!(金曜夜に使うと、あそこに行くのは面倒だなー、とか言いやがって!)
せっかくのご厚意を無にするのも悪いと思ったのと、遺跡系も結構好き(つまり私ぁ、博物学的なものは何でも好き ^^;)なのと、行き当たりばったりを楽しむのがこの日の目的(つーか、私の旅は、いつもそれが目的 ^^;)だったので、喜んでこの場所に飛び込みました。
手宮洞窟の詳しい説明は、別のサイト様にお願いするとして(手抜きって言うな)、簡単に言ってしまうと、後縄文時代(本州は既に弥生時代〜古墳時代の頃)の壁面刻印(陰刻画)が残る場所だそうです。
・・・私は、日本にそんなもの(古代の刻印画)があるなんて、全然知りませんでしたが・・・(もったいないぞ、小樽の観光業界!)。
洞窟自体はそれほど深いものではなさそうで、展示場も奥行きが20mもなかったような?
一番奥の壁面に、特殊な封入カプセルで覆われた、陰刻画のある壁面があります。
これが手宮洞窟の陰刻画
フラッシュ撮影禁止だったので、長時間露光で撮影。
この凝灰岩の壁に、人型や動物のようなものなどが彫られている・・・らしい。
タグがうまく機能していれば、画像をクリックすると、拡大版が表示されるはず。
しかし、保存状態は素人目にもあまりよろしくなく、ライトの照り返しもあって、ごくわずかな部分しか、その刻印を認めることができませんでした。
画像では、中央の、角飾りをつけた人物像(?)の印は、比較的わかりやすいでしょうか?
とりあえず肉眼でも、確かに刻印がある、と感じられる部分もありますが、模写図と見比べた場合、風化によって脱落した痕跡を、無理に刻印の一部だと見ているような場所もあったりして、私の目では全体像を掴みにくいものでした。
運河沿いにある小樽市博物館には、この壁面のレプリカが展示されており、そちらは多少、見易い状態になっているそうです。
しかし、もともと保存が決まった段階で、風化などによる傷みが激しかったそうなので、レプリカによる完全再現は、厳しかったんじゃないかな・・・(小樽市博物館の展示は見ていないので、想像で書いています)。
なお、小樽から函館方面に行った、余市という場所にある「フゴッペ洞窟」には、もっと鮮明に残った同様の陰刻画が残されているそうです。
時間があれば見に行こうかと思いましたが、残念ながらタイムオーバーになったので、断念しました・・・。
(北一硝子で時間をとりすぎた(^^;)。見てるだけで楽しかったもんで・・・)
それにしても、小樽の町は南側(の堺町本通り周辺)は観光客で賑やかだったけど、北側は・・・。
交通記念館、手宮洞窟、旧日本郵船などの観光資産があるのに、生かしきれていない気がするなあ・・・(特に冬!)。
あと、日曜日だったので、中央市場も休みだったのは寂しかった・・・(^^;)。
22:28:20 |
yo-ta |
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