Archive for 04 November 2005

04 November

入間航空祭の撮影機体から。Part 1

F-2支援戦闘機
F-2 支援戦闘機
 自衛隊内非公式愛称、ヴァイパーゼロ
 アメリカ軍内非公式通称、フェイクファルコン

 F-SX計画時代から、日本独自開発の計画が、アメリカの介入でF-16ファイティングファルコンをベースとした機体とするように路線変更された機体だ(これが米軍で"にせものファルコン"と呼ばれる所以)というのが、専らの評判の機体です。
 しかしこの評判の中では、当時も今も、日本の持つ技術力だけではジェット戦闘機の開発はどう考えたって不可能なので、国産機とはいえ共同開発が前提なのは当然だったという本質論は、見事なまでに華麗にスルーされています(だが、深くツッコむと"あとが怖い"から控えよう ^^;)。

 とりあえず、同一コンセプトの機体としては、かなり時代遅れで登場した最先端機という、微妙な立場にある機体です(自衛隊にはよくある「最先端の時代遅れ」になってしまうのか?)。
 そのせいかどうか、防衛庁から「要求性能に達しない」という理由で調達機数が削減され、穴を埋めるために次期F-X計画(新型機体購入計画)が進行中なのは、以前話題に出したとおりです。

 色々な意味で、お騒がせだった機体ですが、どうやら部隊配備も進み、各所の航空祭では機動飛行も見られるようになったようです。
 入間では、正規プログラムの時間外に、普通に(本当に普通に)滑走して、普通に(本当に普通の上げ角で)飛び上がって帰投しました。
 (お〜い、F-15JとF-4EJは、離陸直後にバイバイ・スイングしていったぞ〜)
23:09:20 | yo-ta | | TrackBacks