Archive for 06 November 2005

06 November

入間航空祭の撮影機体から。Part 2

F-15J イーグル
F-15J イーグル
現在の自衛隊の主力戦闘機。
現在前線に出ている機体の中では、「世界最強」と言われている。


 現在、航空自衛隊には約200機が配備されているそうです。
 F-15シリーズは、高い運動性能と豊富な搭載火器を誇り、空対空戦闘においては初飛行以来30年が経つ今でも、被撃墜数がゼロという、すごい戦績を持っています。
 (地対空ミサイルによる攻撃では、3機、落とされているらしい。F-15E型が)

 もともとは、アメリカ空軍がその性能を世界に誇っていた、F-100番台の戦闘機(センチュリーシリーズ)をベトナム戦争に投入した所、実戦ではMig-21にボコボコにされたという苦い経験から、「負けないための方法論」の塊として生まれた機体だそうです。
 しかし、アメリカ海軍所有の従兄弟(?)機、F-14トムキャット(映画「トップガン」でトム・クルーズが乗っていたあの機体)と格闘戦をしたら、コテンパンにやられたとか・・・(超反則技である「フェニックス(※)」はなし、の条件で)。

 まあそれはさておき、もともとが超強力な機体であるため、色々な派生型が生まれ、最近では対地攻撃能力を付加したF-15E型(ストライクイーグルの愛称で知られる)が、自衛隊の時期F-X計画でも購入対象候補に挙がっていました。
 また、F-15E型は最近、韓国に売却が決定し、韓国型はF-15Kというコードネームで呼ばれるようになったそうです。
 ちなみに、日本のF-15JはF-15C(対空戦闘強化型)の日本型で、対空戦闘能力においては、アメリカ空軍のF-15Cと互角と言われています。

 なお、「世界最強の戦闘機」の座は、今後F/A-22ラプターに譲ることになるでしょうね・・・。
 模擬戦では、F/A-22はたった2機で、F-15E&F-16C混成6機編隊をあっさり全機撃破したようですし(撃たれた方は、いつやられたか気づかなかったらしい)、同時期に生まれたF-14は、完全退役が決まりましたし・・・。

(※)フェニックス
 F-14に搭載される、大型の長距離ミサイルのこと。
 100kmも向こうから飛んでくるという、とてつもない反則技のミサイルだが、湾岸戦争で使用された際には、航空機相手ではあまり当たらなかったらしい・・・。
20:53:08 | yo-ta | | TrackBacks