Archive for 23 April 2005

23 April

やはり、こういう結果になっていました。 -カラス営巣観察日記 Part.3(唐突に最終回)-

 先日来、観察していたカラスの巣ですが。
 21日朝、下を通りかかったときに見たら、巣の姿が見当たりませんでした。
 どうやら、19〜20日頃に撤去されてしまったようです。

カラスの巣があった木。4/23日撮影
カラスの巣があった木
 赤丸部分に、カラスの巣があったはずなのだが・・・。

 むーん、やはり誰かに気付かれて、道路管理者に撤去依頼があったのかもしれませんね。
 しかし、これは付近の住民の皆様との間での軋轢を回避する上でも必要な措置ですし、巣があったのが「車道の上に張り出した枝の上」でしたから、道路運用上の安全性も考えれば、当然の結果です。
 (今、前に撮った巣の写真を拡大して見直したら、巣材に使っていた針金ハンガーが、いくつかずり落ちそうになってました。これが走行中の車の上に落ちたら、確かに危険です)
 私としては、今後の長期継続ネタがひとつなくなり、ちとネタ出しに苦労しますけどね(^^;)。
 でも、親鳥のフライングキックをくらわずにすんで、良かったと思うことにしましょう。

 そんなわけで、この巣の観察日記は、これで終わりです。
 なお、この結果は東京では特に珍しいものではなく、毎年、必ず何件か起きていることの一例にすぎません。
 それだけ、カラスとヒトの間には、複雑な問題があるということです。

 そういえば、この場所に営巣していたつがいはどうしたのか?という疑問が湧きあがってきます。

 先日、話を聞いた、都市のカラスに詳しい人の話では、「まだまだ営巣初期だから、新しい場所に巣をかけて、もう一度繁殖しようと頑張る時もあるけど、適当な営巣場所がなかったら、今年の繁殖は諦めちゃうかもね」という事でした。
 まぁ、しかし、こんなにビュンビュン車が走る道路脇に巣を作っちゃうような、図太い神経を持ったつがいですから、またどこかでよろしくやってるんじゃないかと、私は思ったりします。

 ・・・でも、それって(ヒト観点で見て)迷惑な個体がさらに増える事でもあるので・・・。
 いやぁ、やっぱりカラス問題は難しいなぁ・・・。 
23:59:00 | yo-ta | | TrackBacks