Archive for 06 April 2005

06 April

その時動いたのは歴史じゃない!

 「三国志」な話題には首を突っ込みがちな私ですが(^^;)、やはり今回も突っ込んどきます。

 録画してあったものの、今まで見る時間がなかった、NHKのシリーズ企画番組、「その時歴史は動いた」で放送された、中国の三国時代をモチーフにした回、「奇跡の風、長江に吹く 〜孔明の知略・天下三分の計〜」(3/9放送)および「死せる孔明・中国を動かす 〜千年の時を越える教え〜」(3/16放送)をやっと見ました。

 えーっと・・・見終わりまして・・・感想、ですが・・・。
 まあ・・・何というか・・・私程度の知識でも、ツッコミどころが満載で・・・半ばまで来たら、どうにでもしろ、と諦めたくもなったりしつつ・・・最後の方は睡魔との激戦になり、気力も尽き果てましたが・・・。

 でも、やはりこれだけは言っとかないと気がすまぬ、という部分に、ピンポイントで致命的なツッコミを入れますと。

 これは『歴史』やなくて、『物語』の粗筋紹介やんけ!


 ・・・まあ、本当は全然言い足りませんが、これ以上は熱くなる上に、滅茶苦茶長くなりそうなので、ここまでにします。
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「三国志」ついでに・・・

 「コミック三国志マガジン」という、私的に強烈な雑誌を見つけてしまいました(^^;)。
 で、この雑誌、商業誌には珍しく、五丈原の戦い以降の話、具体的には「陸抗と羊コ」(コは"しめすへん"に"古"。無理矢理書くと、[示古])の話が出ていたので、妙にうれしくなってしまいまして(爆)。

 私は、「三国志演義」の数あるエピソードの中でも、この二人のエピソードが一番好きです。
 しかし、日本で出版されている「三国志演義」をもとにした物語では、「五丈原の戦い」で諸葛亮(孔明)が陣没した後は、蜀滅亡までを駆け足で紹介した後、ばっさりとカットされてしまう場合がほとんどです(※)。
 よって、この二人が活躍する時代(呉晋時代)が描かれる物語は、ほとんどないんですよね・・・(おかげで、三国志愛読者の中にも、二人のエピソードを知らない人が結構いたりするという・・・)。

 今号の「コミック三国志マガジン」では、「陸抗と羊コ」の話は巻末収録で、しかも一話読み切りでコンパクトにまとまっていますので、立ち読みでもすぐに読破できると思います。
 とても爽やかでいい話なので、「五丈原以降の時代」に興味のある皆様、是非ご一読を!

(※)
 三国志演義は、本当は黄巾の乱(184年)から、晋の天下統一(280年)までの100年弱が語られる物語です。で、五丈原の戦いは黄巾の乱から50年目の出来事(234年)で、物語内年代ではちょうど半分しか進んでません。
 しかし、日本の作家が書いた物語は、示し合わせたように、ここで終わりになる場合が多すぎます(私なんかは、手ェ抜いてやがる、と考えたくなるんですよね)。
23:29:00 | yo-ta | | TrackBacks