Archive for 18 May 2005

18 May

オナガの飛翔シーン

オナガ。何か赤い実をくわえてます。

 ある日の撮影の帰り道、ヒマラヤシーダーがたくさん植えられた施設のそばで、「ゲーイゲーイゲーイジュジュジュッ」という特徴的な声が聞こえたので、すぐにこの鳥がいるとわかりました。
 早速、カメラを取り出して周囲を見渡せば・・・数羽が電線の上や枝の上に姿を見せており、さらに、姿は見えずとも、「ゲーイゲーイ」の声が数ヶ所から聞こえてきていました。

 そのとき撮ったのが、この、飛翔するオナガの姿です。
 最初は電線にとまっている所を狙っていたのに突然飛んだので、ほとんど反射的にシャッターを切ってしまっただけの偶然の産物で、ピン甘、被写体ぶれになってしまいましたが・・・。

 この鳥は、上の画像でもおわかり頂けるとおり、尾が長いので「オナガ」という、とても「そのまんま」な名前の鳥です。
 東京(というか関東地方)では、この鳥は行く場所に行けば当たり前に見られる鳥ですが、西日本から来た「鳥」な友人にこの鳥の姿を見せると、すごく感動されます。

 それもそのはずで、この鳥は東日本限定で分布している(※)鳥です。
 ちなみに私は、居処を福井→愛媛→東京と転々としていますが、この鳥の姿は、福井では近所の庭木が立派な家や、ヒマラヤシーダーのある施設(小学校や公民館、図書館など)の周辺で普通に見ていました。
 しかし、愛媛では一回も見ておらず(分布域外なので当然 ^^;)、東京に来て、再びこの鳥を目にしたときは、「あれ?こいつってこんなにきれいな鳥だったっけ?」と驚いた事を覚えています。

 真っ黒な頭と、背中から尾羽にかけての水色がきれいな鳥で、意外に大きい(ハトほどもある)上に、普段は群れているため、いきなり目の前にバサバサあらわれると、びっくりさせられます。
 また、見た目にきれいな鳥ですが、この鳥はカラス科で、鳴き声は色々な情報を参照しても、「見かけによらず」とか「カラス科らしく」などという修飾とともに、「美しくない」と書かれていることが多いです。

 実際にオナガの声を聞いてみると、美しいとはとても言えない声ですね(^^;)。
 カラス科らしく、群がって「ゲーイゲーイ」と濁音で鳴いているため、「やかましい」と感じる人のほうがほとんどだと思います。
 しかし、かなり特徴的な声なので、一度聞いたら確実に、忘れられなくなると思います。

 なお、このオナガについての詳しい生態情報はこちらで見て下さい。

(※)
 通常、分布域は福井〜岐阜〜静岡ライン以北から東北地方まで、と言われているようですが、岐阜〜静岡間には長野、愛知を挟むはずですが、なぜカウントされないんだろう・・・。
23:10:00 | yo-ta | | TrackBacks

何でか最近、生き物の話題が多いですが。

 なんだか最近、私のブログには「こんな生き物がいた」報告がたくさん上がってるように思います。
 まあこれは、私がそういうものに「目敏い」ことのあらわれと思ってください。

 そういえば、連休の失踪中に、友人とちょっと郊外寄りの場所を歩く機会がありましたが、その道すがら、

 「あ、あんな所にウシガエル発見」
 「池の中にカメ。イシガメかな?」
 「何がピーピー鳴いてるかと思ったら、ヒヨ(ヒヨドリ)かぁ」
 「スズメバチだぁ〜。しかも一番デカくてヤバい奴だ。でもコイツがいるのは、環境がゆたかな証拠でもあって・・・」

 みたいな事を、(私的には自分のペースで)見つけたまま話していたら、「(生き物を)見つけるの、はやっ!」とか「どういう目をしてんの?」みたいに不思議がられました(そういや、ウシガエルは見事に迷彩してたっけ・・・)。
 どういう目をしているのか、と言われて、ちょっと考えてみましたが・・・。

 ・・・・・・・・・。

 はて?
 自分でもようわからん(爆)。

 でも、ふと気付いたら、視線が生き物に固定されてるんですよね(^^;)。
 そういえば、最近はナナフシ(巧妙な擬態で有名な昆虫)でさえ、数メートル先からわかることもありますね・・・(ここまで来ると、自分でも不思議だ・・・)。

 まぁ〜、実際の所は、アレコレ考えるまでもなく、あちこち山の中を歩き回って、写真を撮るためにあちこち探しているうちに、目が慣れたって事でしょう。
 多分・・・。
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