Archive for 15 June 2005

15 June

奥多摩の山間部で、登山者を狙った強盗事件発生・・・。

 現在、以下の話が奥多摩ハイカー間ではチェーンメール的に広まっています(^^;)。
 以下、メールや掲示板書き込みのうち、最もよく見られるものを転載。

 奥多摩の山で、この半月ぐらいの間に2件の同一犯人と思われる強盗事件がありました。場所は2件とも長沢背稜の中間部の天目山付近です。
 1件は横スズ尾根で見知らぬ男性に声を掛けられ、しばらくは意気投合し、一緒に下山中急にボコボコに殴られ現金を取られました。
 もう1件は、一杯水小屋でやはり知らぬ男に声をかけられ、ちょっと気を許した隙に後ろから鉈(なた)で頭を峰うちされ現金をとられたという事件です。
 犯人は、50代くらいの男性で、小柄、頭の毛をメッシュ風に染めているらしいです。
 皆様も、長沢背稜方面にいかれるときは、充分注意してください!また、行く人を見かけたら注意をうながしてください!


 ちなみに、この話にはソロ(単独登山者)を狙って犯行を繰り返しているとか、凶器はストックだとか、斧で襲われるとか、変な尾鰭がついた噂になっているバージョンも聞かれます(どこまでが本当なのやら・・・)。
 こういう事があると、何だか面白おかしく脚色しようとするヤツも居るため、そのせいで情報が錯綜するのが困ったものです。
 というわけで、正確な情報は日本山岳協会最新情報に6/13日付で上がっている「奥多摩で登山される方に注意!」をご覧いただくのが一番でしょう(要Acrobat Reader or Adobe Reader)。
 とにかく、そういう事件が起きていることは事実であり、極めて残念なことに、被害に遭われた方がいらっしゃることも事実のようです。
 (ボコボコに殴られた、というのが原文表現そのままだったとは --;)

 奥多摩の長沢背稜は、場所によっては山中1泊くらいが必要とされるルートで、ハイカーだらけの奥多摩でも比較的人の少ない山域(携帯電話も、かなり低標高域まで下らないと圏外になる)ですから、こういう凶行があっても通報→初動捜査までがどうしても時間がかかってしまいます。
 まあ、こうした地理的不利があるために、犯行現場として選ばれたのかもしれませんが・・・。

 しばらくの間、長沢背稜歩きに限らず、奥多摩でソロな人(私もですが・・・)は注意した方がいいですね。
 「山」でこんな事を注意しなければならないなんて、嘆かわしい限りですが・・・。

 願わくば、犯人が逃げる途中、ヨコスズ尾根中ほどの細巻き道の険路地帯で足を滑らせて、滑落していて欲しいものです(それくらいの天罰があって当然ですな。私の感覚では)。

20:56:00 | yo-ta | | TrackBacks