Archive for 20 June 2005

20 June

ただいま、東京はカラスの巣立ちのシーズンです。

 都内では、そろそろカラスの巣立ちのシーズンです。
 以前、自宅近所の街路樹で営巣していたペアの行方は結局わからず仕舞(当然か ^^;)で、雛の巣立ちの様子などは観察できませんでしたが、別の場所で巣立ちシーズンを実感させられました。

 その、「別の場所」というのが結構問題のある場所で、会社の近所だったりします(爆)。
 しかも、駅から会社に向かう間にある、東京名物ガード脇の細路地という場所なので、この親子に遭遇したら「逃げも隠れも回避もできない」というのがまたすごい(もひとつ爆)。
 最近、そういえばこの道沿いで、やけにカラスが大騒ぎしているなあ、と思ってはいましたが、まさかそんな理由だったとは(--;)。

 この大騒ぎの理由に気付いたのは、今朝のことでした。
 いつもの通勤ラッシュのため人通りが多くなったその道沿いで、例によって頭上で「カアカアカァー!」「ガーッ!」の賑やかな声を聞きながら会社に向かって歩いていると、羽毛がボサボサで換羽中(半分産毛っぽい)と思われる、ちょっと茶色いカラスの個体が、人が手を伸ばせば届きそうな高さをヨタヨタと飛んでいる姿がありました。

 その個体は、やっとこさという感じで、細い道ながらも植えられている街路樹の枝にとまり、しかしそれからどうしていいか判らない様子で、「アォアォアォ(と聞こえる声)」と鳴いているだけです。
 で、そのそばを人が通るたびに親が威嚇の声を出し・・・といっても、東京の朝ですから、結構な数の人が途切れずに歩いているので、ほとんど休みなしに頭上から「ガーッ!」×2が飛んできます。
 どうやら、まだ上手く飛べない雛を守ろうと、親鳥が必死になっているようです。

 それを、10mほど離れた所で見ていた私ですが、そこを通らないと会社には行けない(迂回路がないわけではないが、遠回りになる)ので、しょうがなく前に進むと、バサバサと肩口スレスレの場所を背後から前方へと飛び抜けてゆく親鳥×2。
 事情を知らない人だったら、マジでカラスに襲われたと思って、恐くなると思いますね。
 あれだけデカイ鳥が、あんな至近距離を大声出しながら飛び抜けるんですから・・・。

 それにしても、このカラスのご夫婦。
 どこで営巣しているのかは知りませんが、いい加減、ここは毎朝人通りが多くなる場所だと学んでくれないものでしょうか(--;)。
 いやまあ、毎朝「ガーッ!」という声を聞いているような気がして・・・(子供が飛び出す方向くらい、ちゃんと示してやって!)。

 というわけで、同じように毎日、カラスが2〜3羽で大騒ぎして、人を威嚇している場所には、巣立ち直後の雛がいるのかもしれません。
 相手をよく見て、ヨタヨタ飛んでいる(人で言えばヨチヨチ歩き)の個体がいたら、なるべく早く、そこを離れるようにしましょう。
 でないと、両親の怒りの「フライングキック」を後頭部に喰らうことになるかもしれません・・・。

22:24:00 | yo-ta | | TrackBacks