Archive for May 2006

26 May

銀塩(フイルム)写真はこれからどうなるか・・・。

 最近、カカオの成分比率が高めのチョコレートが流行っているようですが、その中でも最高の含有量になる「カカオ99%」という奴を、知り合いの「食ったら世界が変わるよ?」の一言につられて食べてみました(板の半分ほど。よく食ったな、と言われた ^^;)。

 んで、その結果、鼻血、吹きました。(マジな話で ^^;)

 ちなみに、味の方も極めて「世界が変わる」ようなインパクトがありました(興味のある方、ぜひ自己責任でお試しあれ)が、まさか板半分で鼻血吹くとは・・・。
 さすが、原産地では「精力剤」になっているだけあるな〜、カカオ豆。

 とにかく、確かに「世界が変わった」ことを実感しましたが、そう何回も変えたくはありませんので、私は72%までで十分です(^^;)。

 では本題です。
 昨日、コメント欄に投稿いただきましたが、キヤノンが事実上、銀塩(フィルム)カメラ事業を凍結することにほぼ決まったようです(リンク先、朝日新聞)。

 別の記事(西日本新聞)によると、銀塩カメラの総出荷台数は、05年段階で前年比約半分に落ち込んでいるとのことで、フィルム離れ、デジタル化は急加速中のようですね(デジカメ使いな私が言うのもなんですが ^^;)。
 カメラ/映像業界で、最も勢力を伸ばしていると思われていたキヤノンでさえ、銀塩は持て余し気味だったとは・・・。

 もちろん、銀塩市場が停滞気味であるのは、大型量販店の売場を見れば一目瞭然ですし、最近は撮影に出ても、銀塩一眼レフ使いの姿より、デジタル一眼レフユーザーの方が多い場合もあるくらいです。
 ある意味で、今後は修理用の部品供給程度が可能な台数に生産を抑え、現状維持を続ける、という方が、経営的には正しい判断かもしれません。

 なお、これでフィルム市場が淘汰されるかというと、それはまだ別の問題のようでして。
 一応、国内では富士フイルムが「まだまだやるで」と、銀塩事業継続をうたっていますから、富士の銀塩製品の代名詞でもある「写ルンです」をはじめとしたフィルム撮影機器は、需要がある限り残るでしょう。
 また、35mm版フイルムが映画用の記録媒体として残る限り、現像所その他の施設が消えてなくなる事もないかと思われます。

 ただし・・・今までより、肩身が狭くなる事は避けられないかもしれませんね・・・。
 売り上げの低迷によってラボが閉められてしまったり、特定のフィルムについては、現像液や定着液のタイプが異なるために製造中止になるとか、その辺の理由で、この趣味を続ける上でのコストがアップするかも・・・(ただでさえ、ここ最近の原油の価格高騰による単価引き上げが発表されているのに)。
11:59:00 | yo-ta | | TrackBacks