Archive for June 2006

30 June

出て、はい消えた〜。Panasonicのデジタル一眼、LUMIX DMC-L1の実写画像

 はあはあ・・・現在、本業がプチ地獄で、余裕がありません・・・。
 いや、勘弁してよ・・・(おかげで更新がトビトビだ ^^;)。

 では本題です。
 しばらく話題に出している、松下電器のデジタル一眼レフカメラ初号期、LUMIX DMC-L1の実写画像(β機)がWebに掲載されました!

 【実写速報】松下電器 LUMIX DMC-L1(β機)(毎度のデジカメWatch)

 って、あれれ〜?
 昼休みに見た時は、ISO感度別、ノイズリダクションOn-Off別の画像もあったのに?

 と思って下まで見たら・・・。

 例によって「不適切な機体」による撮影結果だったのと、「機体の特性上、その機能が働かない条件での撮影結果だった」という、毎度ながらのポカミスの連発で、もはや『恒例の』画像差し替え準備に入っちまったようです・・・。

 をいをい、インプレス、同じミスを何度繰り返せば気が済むのかね(^^;)。
 ていうか、今回はどういう不適切な機体で撮っちまったのかね。
 カラーチャートの撮影に向かないってことは・・・ホワイトバランス制御が最終バージョンになってないとか、曇天固定で撮っちまったとか・・・。

 まさか、また外観撮り用の動作不完全な試作機でやっちまったとか?
 (昨年はGR-Digitalでこれをやり、関係各所からブーイングを浴び、つい最近、α100でノイズリダクションが働かない条件で撮影した「ノイズリダクションOn画像」を掲載し、激しく突っ込まれたばかり・・・)

 まあ、しかし、残っている画像も、曇り空を大きく入れるという、なかなか撮影には厳しい条件(ていうか、梅雨時で湿度ムンムンな雰囲気ありすぎて、冬に撮影した機種との差があり過ぎ ^^;)。
 恐らくは晴天日を待って、全面差し替えになるのでしょう。

 というわけで、正式評価は、その後という事で・・・。
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26 June

デジタル一眼レフ、LUMIX DMC-L1開発者インタビューなど

 帰りの電車の乗り換え待ちの間に、ホームのすぐ外側の道から学生らしいにーちゃんに、(例の口調で)「元気ですか〜ッ!」と呼びかけられました。

 何だ何だ?「ダーッ!」は言った方がいいのか?
 と思っている間に、そのにーちゃんは連れの人に「恥ずかしいことやってんじゃねーよ、酔っぱらい!」と連れて行かれてしまいました(ちなみに、連れの人は、そこまでせんでも、というくらいペコペコしていた)。

 う〜ん、そこで放置されると、何か不完全燃焼だ(^^;)。

 では本題です。
 フォーサーズシステム準拠のデジタル一眼レフとして、松下電器から来月発売がアナウンスされた「LUMIX DMC-L1」について、開発者インタビューなどがWeb上に掲載されています。

  松下電器産業が『DMC-L1』に込めたメッセージ(ASCII24)

 松下電器、「LUMIX DMC-L1」発表会を開催(デジカメWatch)

 共通して出てくるキーワードは、「デジタル時代」における新しい一眼レフカメラの形を作る、という思想ですね。

 これに関しては、フルタイムライブビューという機能(まあ、より明確な形でオリンパスが実現している機能ではありますが・・・)を標準として準備してきたことが、他社製デジタル一眼レフとは異なる所として挙げられるでしょうか。
 そのための専用の撮像素子、Live MOSの開発まで行ってしまうなど、松下電器も「狂ったと言われるほど本気で()」開発した機体だという事がわかります。
 オリンパスからの技術供与があったとはいえ、ほとんどゼロから全く新しい形の機体を出してきたことは、かなり高ポイントとして評価できるのではないでしょうか。

 反面、無視属性と言いつつ、他に話題(引き合いに出せる機体)がないので、どうしても名前が出てくるソニーのα100ですが、こちらは誰の目にもコニカミノルタそのもの、と言っても通じる機体です。
 家電メーカーとして、遊べる要素が多々あったはずなのに、良く言って「堅実」、悪く言えば「小さくまとまった」機体に終わったのは、私としてはとても残念です。

 α100も、今でこそ、ファンブログ?が立ち上がったりして盛り上がりを見せていますが、今年のPMAやPIEの頃を思い出して見てください。あの頃に、松下電器と同時にSONY初号期としてこれが出ていたら、誰かそっちを振り向いたでしょうか?
 惜しむらくは、松下電器がPMAでの発表当時の勢いのまま、春早い時期に発売が出来ていれば、家電メーカー製デジタル一眼レフの評価は、大きく異なっていたと思います。

 ・・・まあ、当の松下電器が、このモデルは「プレミアムモデル」として、台数シェアを追求するための機体じゃない、と言い切ってしまっていますから・・・。
 春発売でも、あまり変わらなかったかな(^^;)。

 しかし、両メーカー製品を現段階で目の前に並べられたら、私はやはり、松下電器製のカメラの方に、強く興味を持ちますね(フォーサーズユーザーであることを無視しても)。

 ソニー製品は、従前のαシステムのユーザーには喜ばれる製品を出していますが、「これから"デジタル"一眼レフの市場で、どんな製品を出したいか」というメッセージ性が、私には感じられません(銀塩時代の古い感覚を、ズルズルと引きずった印象がある)。
 松下電器製品は、従前の銀塩の一眼レフシステムを踏襲しつつ、「"デジタル"としてできる、新しい技術をどんどん取り込んで行くぞ!」という強烈なメッセージ性が感じられます。

 やはり、新しい分野を開拓しようという精神にあふれている方が、見ていて気持ちがいいですよね(コケる可能性も高いってのは、承知の上でもね ^^;)。


 フォーサーズシステム初号期、E-1を発表した時に、OLYMPUSの偉い人が口走った言葉。
 フォーサーズシステムが思ったほどシェアを伸ばさなかったため、「本当に狂ってた」という陰口を叩かれたのは、デジカメマニア間ではちょっとだけ有名。

22:42:35 | yo-ta | | TrackBacks

25 June

二の轍を踏まねば良いが・・・。

 週末だというのに、ワールドカップ観賞対応目覚ましの解除を忘れていて、真夜中に叩き起こされました(--;)。
 うにゃ〜!山じゃない日は寝かせろ〜!

 って、自爆では誰にも文句は言えませんが(^^;)。

 では本題です。
 ウチでは無視属性のソニーのα100()ですが、気がついたらこんなブログがはじまっていたそうです。

 デジタル一眼レフカメラ“α100”徹底体験ブログ(So-netブログ内)

 ・・・ソニーがブログで宣伝・・・。
 『暗黒の歴史』を思い出すのは、私だけでしょうか・・・?
 (史上まれに見る企業マーケティングの失敗、と言われていますからね・・・)

 まあ、今回はプロのライターさんに依頼しての記事のようですから、余程のことがない限りボロは出ないでしょうが、いちいち「個人の体験に基づき基本的に自由に書いていきます。」なんて宣言している所が怪しい所です(無関係の他者が、お膝元のSo-netでヨイショ系ブログって・・・)。

 ま、そういう下衆の勘ぐりは置いといて。とりあえず言いたいこと。

 あのさ〜。

 無駄なデカ文字使用は、単に読みにくいだけだから!
 (最初の2〜3番目の記事参照)

 プロのライターなら、それくらい、しっかりしてください。


 同等の対価を払って購入した客でも、SONYはMacユーザーは特典サービス対象から排除しているため、メーカーの姿勢により評価対象外と判断。機体自体は悪くないと思うが、メーカーの姿勢は全く評価に値しない。
 メーカーが自社がサポートしているWindowsユーザーの方しか向いていないなら、こっちが振り向く必要は、全くないよね。
20:21:04 | yo-ta | | TrackBacks

22 June

オリンパスのデジタル一眼レフ、E-330のファームウェアがバージョンアップ!

 今日は周囲を見回すと、W杯の日本×ブラジル戦を見るべきか否か、本気で迷っている人が多かったのが、なんだか面白かったですね。

 私は、体に余力があれば見ます(←ビミョ〜だな、おい ^^;)。

 では本題です。
 オリンパスのデジタル一眼レフ、E-330のファームウェア(内部制御ソフト)がバージョンアップしました。

 オリンパス ファームウェアバージョンアップのページ

 今回のE-330のバージョンアップでの一番大きな進歩は、ライブビューBモード(撮像素子のダイレクト像投影状態)でのオートフォーカスが可能になったことです。
 これはPanasonicのDMC-L1と同じ動作を行うこと(一旦、ミラーを下げて位相差センサーによってAFを決め、再びミラーアップする)で、実現されたものです。

 う〜ん、両社の技術交換による切磋琢磨、という感じでしょうか?
 フォーサーズ陣営全体に、こういう雰囲気が広がってくれれば・・・。

 というわけで、今日はウチのサイトにしては短文で終了です。

 ここから先は、体力セーブモード・・・(スリープモードともいう。文字通りの『スリープ』に落ちないよう、注意します ^^;)。

23:24:35 | yo-ta | | TrackBacks

21 June

予告どおり、カーテン開いたぁ〜!松下電器、デジタル一眼レフ「LUMIX DMC-L1」を7/22日に発売!

 フリーの衛星画像閲覧システム(ぐーぐるまっぷのサテライト画面等)で、現在、国際問題になっている海の向こうのミサイル基地が見れるとのことだったので、実際に見てみました。

 当然、予想していたこととはいえ、NASAのケープカナベラルはおろか、日本の種子島宇宙センターと比較しても、明らか過ぎるほど見劣りする・・・というか、「何の冗談だ?」と言いたくなるような施設です(NASAのジョンソン宇宙センターと比較したら、高層ビル群と物置小屋って感じ・・・)。
 今設置されている(らしい)ミサイル(ロケット?)が、百万歩譲って人工衛星打上用だとしても、飛行物体の軌道投入のためには繊細な制御が必要なはずですが・・・はっきり言って、それができる基地だとは、とても思えません。

 もし発射を強行するなら、中途半端に上がって日本に落ちないよう、エンジン点火と同時に漏れた燃料にも引火し、発射台ごと爆散、再建不能になってもらいたいものです。
 (既報では液体燃料を使うとのことだが、液体水素と液体酸素は取扱いが難しい上に、雑なつくりのタンクでは極低温による金属の歪みから破孔が発生しやすい。この分野では最先端を行く米露のロケットでも100機に2機は「ちゅど〜ん」なのに、あの国の技術では・・・)

 では本題です。
 ここまでも結構、長かったですが、ここから先はさらに長いです(笑)。
 場合によっては、落としてキャッシュで参照を推奨します。

 では本文開始!

 今日の17時に「何かあるぞ〜っ!」というカウントダウンがされていた、Panasonic LUMIXサイトですが、予告どおりの本日17時、正式な情報として、デジタル一眼レフ、「DMC-L1」の詳細仕様と発売日が決定したとの発表がありました。

 デジタルカメラ LUMIX DMC-L1を発売(松下電器のニュースリリース)

 「プレミアム一眼」LUMIX L1(Panasonic LUMIXサイト)

 松下電器、フォーサーズ準拠のデジタル一眼「LUMIX DMC-L1」(デジカメWatch)

 やはり、「発売日の決定」「詳細な仕様の発表」が来ましたね。
 17時ぴったりに、「まもなく発表」の画面が「L1」ロゴのフラッシュに変わる瞬間は、やはりというかけれん味たっぷりな演出でした(ただし、そのフラッシュが終わったら、結局L1紹介サイトと同じフラッシュに変わるだけなんですが・・・ ^^;)。

 というわけで、DMC-L1の細かな仕様を見てみると、撮像素子はオリンパスのE-330と同じ、750万画素の4/3型Live MOS。
 フォーサーズ規格準拠の製品ゆえ、アスペクト比(撮影画像の縦横比)は4:3が基本ですが、メニューで3:2、16:9への変更も可能だそうです。

 レンズは現在、純正では標準ズームレンズ「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.」だけのようですが、Zuiko Digitalはじめ、SIGMAのフォーサーズレンズも使用可能ということで、恐らく、一般的な使用であれば、焦点距離的には不足しないでしょう。
 なお、Panasonic純正(Leicaブランド)レンズに関しては、今後の開発のロードマップも示されたようです。

 あと、レンズだけでなく、フラッシュその他の周辺機器に関しても、現在OLYMPUSはじめ、各社から発売されている機器がそのまま使えるようです(全てを一気に自社でそろえなくて良いあたりが、ユニバーサルマウントの強みか?)。
 ちなみに、記録メディアはさすが松下電器。自社が中心となって開発し、次世代型大容量メモリカードとして売込み中の、SDHCを採用してきました(CFとのダブルスロットではなさそう)。

 んで、撮像素子はLive MOSですから、もちろんライブビューも搭載しています(E-330でいうところのBモード。撮影用の撮像素子で受けている映像を直接、液晶モニターに投影)。
 ちなみに、ライブビュー時のAFは、コントラスト検出型でなく、一旦ミラーダウンして位相差センサーを使ったフォーカシングを行った後、再度ミラーアップするという、ちょっとややこしい過程を経ます。
 マクロ位置では、パコパコやってる間にピンの位置ズレが起きないように注意が必要そうです。

 なお、L1のライブビューは、オリンパスで言うBモード限定ですから、当然、MFでライブビューを使用することも可能です。そしてこの場合、画像を4倍または10倍に拡大することで精密なピント合わせが可能となるそうです。
 この機能、E-330はいきなり10倍拡大になってしまい、「もっと広い範囲を見ながらピンを決めたい!」というユーザーの声が結構聞こえていますから、4倍拡大をつけたのは正解でしょう(てゆーか、オリ。ソフト的に解決できるならE-330にも同様の機能を付加していいんでは?)。

 また、ライブビューは実際に撮れる画像そのものの確認にも使えるそうで、背面の絞込みボタンを押すと設定値まで絞り込んだ画像を表示して、被写界深度を確認できるプレビュー機能を搭載しているそうです(実際に絞りを絞り込むので、確認画像は暗くなりすぎないよう、自動でゲインナップされるとか)。
 ちなみに、Zuiko Digitalなど、絞り環がないレンズを使用する場合、「FUNC.1ボタン押し込み+コマンドダイヤル」の操作で絞りを設定する形になるそうです。

 それにしても、このライブビューという機能。
 使い方(あるいは今後の製品での機能の充実)によっては、本当に使いこなし甲斐のある機能になりそうです。

 デジタル一眼レフも、大体買いたい人は既に購入してしまっている、という見方も出てきている現在、今後の購入層として考えられる世代は、「初めて触ったカメラがデジカメ」という人がどんどん増えてくるでしょうから、開発の方向性として、銀塩一眼レフのフィルムをCCD等の撮像素子に置き換えただけのスタイルに固執する必要はまったくありません。

 そういう意味では、ライブビューという「デジタルならでは」の機能を先行して搭載してきたE-330。
 ライブビューがあるのは当たり前で、それを異なる方向から「使いこなすための機能」として熟成してきたL1。
 この両機の持つ際立った個性に、私なんかは物凄い魅力を感じてしまいます。
 (逆に、私はSONYの「α」なんかは、カメラメーカー製のカメラと大差ない機体であることに、強烈な物足りなさを感じている。それ以前に、SONYの、自社がサポートするOSユーザーのみ優遇するという偏った姿勢に大いに疑問を感じる。こんな事は、その機体の購入に同額の対価を払ってる顧客だということを考えたら、常識的な倫理観を持った企業なら、論外の対応とするはずだが)

 なお、現段階ではこのDMC-L1は、レンズキットのみの販売(付属レンズは光学手ぶれ補正つきの「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.」になる)が発表されているようで、価格はオープンプライスですが、レンズキットで25万円前後と予測されているそうです。
 発売日は7/22日・・・ということは、SONYの「α」初号機の発売日の翌日ですね。

 ・・・松下は、まともに喧嘩を売るつもりのようです(^^;)。

 ただし、両社の機体には、狙っている購入層に大きな差がありそうで、両社の初号機に見られる良し悪しを簡単にまとめると、以下のような感じになるでしょうか。

SONY
 利点:誰もが気軽に使える機体というイメージがあり、初心者でも手に取りやすそう。
 欠点:ほとんどがコニカミノルタからの技術の流用であり、SONYのオリジナリティがいまいち希薄。

Panasonic
 利点:オリジナリティに基づく個性が強く、その個性に惹かれる人には唯一無二の価値がありそう。
 欠点:お気軽な撮影を考える皆様には、マニアック過ぎて敷居が高いと思われそう。


 まあ、私の個人的な感覚では、フォーサーズユーザーであることを差っ引いても、「唯一無二の個性を持つ機体」の方が高評価になりますね。
 もともと、フォーサーズ規格機自体が、他社製品にない個性的な仕様の機体であって、それが理由でOLYMPUS E-1を選んだようなものでもありますし・・・。
 (逆に、同時期発売のベストセラーモデル、Canonの初代Kiss-Dは、あまりに優等生的であることや、機械側の"賢さ"、つまり初心者をアシストする機能が逆に自分にとって色々な制限になりそうだったので、除外した経緯があったりする ^^;)

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