Archive for 04 October 2006

04 October

使いやすいと思ったBSモールトンの輪行袋にも、わずかな欠点が・・・。

 Photokinaが終わったのと同時に、カメラ/映像系の話題は一気に尻すぼみ収束してしまいました。
 最近はデジカメ系のネタといっても、相変わらず数値の信憑性が疑わしい「販売台数シェア%」ベースで、「何がどれだけ売れて絶好調だ〜!」なんていう、「だから何?」レベルの話題しか出てきていません。

 それにしても、「販売台数シェア%」ってのは、毎度ながら全く無意味な指標だなぁ・・・。
 母集団となる販売台数自体が変動値なんだから、その中で割合をとって前月比でどーのこーのと言ったところで、横並び比較以前に、比較対象として成立しないものをウダウダいじり回しているだけで、全く無駄な作業だと私は考えています。

 まあ、私が何で意味がないと考えるか、というクドい説明は色を変えて書きますので、別にいいだろそんなもん、という人は再度黒字になるまで読み飛ばしてください・・・。

 例えば、8月の全デジカメ販売台数500台中50台を占めて10%シェアを獲得した機体が、9月は全デジカメ販売台数100台中50台を占めて50%シェアを獲得したとします。
 こういう状態の機種を、出荷台数などの絶対数量をブラックボックス化して「40ポイントアップで大躍進!」という形で評価しているのが、その数値を発表しているシンクタンクのレポートです。

 しかし、実際問題として、その「大躍進!」のはずの製品が、企業の事業計画では毎月100台以上売らないと赤字に転落する計算の製品だったら、「全然ダメじゃねーか!」となるのが正しい市場評価です。
 逆に、8月に50/500台の実績で10%シェア、9月に50/1,000台の実績で5%シェアとポイントを落とした製品でも、事業計画的に毎月5台売れれば十分利益を稼げる機体は、事業計画の10倍も売れている、「超売れ筋」ってことになりますしね。

 つまり、「販売台数シェア%」という数値は、最も端的かつ正確に市場の状況を理解できる指標(絶対値)を隠して、クライアント受けのいい情報のみを発信している(まあ、ある意味ではそれがシンクタンクのお仕事ですけど・・・)、という意図が見え隠れしているため、まともに受け取る意味がない、と考えているわけです。


 というわけで、デジカメ界が「Photokina終了バーンアウト」状態で目新しいネタがないので、ホントは週末限定の話題にしようと思っていたのですが、今ならネタが多くあるBSモールトン系の話題をお送りします(^^;)。

 では、恐ろしく長い前フリでしたが、ここからが本題です。

 今週は日曜〜月曜にかけて、妙に左肩が痛く、インドメタシンとサリチル酸グリコールのお世話になりっぱなしでした(おかげで、キーボードを叩くのが結構しんどかった)。

 火曜以降は回復したため、週末に何か変なことをしたかなあ、と考えてみたのですが、何ら肩に負担をかけるようなこと(ボール投げ、ロープ登り、懸垂降下や岩壁等々)をした覚えはありません。
 第一、私は右利きなので、無茶をした後は、右肩が痛いものなのですが・・・。

 と、そこで急に思い出したのが、西立川〜西荻窪間の輪行。
 あの時、輪行袋をストラップで左の肩がけにしてたっけ・・・。

 BSM-S18は、小径で軽量化も考えられているとはいえ、約13kgのアルミの塊です。
 一般的な軽快車よりは軽いとはいえ、ロードレーサーのような「走る」ための車と比べたら、車体は確実に重くなります。

 一方で、純正輪行袋についてきた肩ストラップは、さすがに生地は丈夫な物(硬質ナイロンか、アクリル繊維製かな?)で、簡単にヨレたりしませんが、コンパクトデジカメのネックストラップと同じくらい細い上に、ウレタンなどのクッションはついていません。
 これで10kgオーバーの荷物を肩に吊り下げるわけですから、実際に使った感じでは、肩にぐいぐい食い込む感覚がありました(駅の下り階段なんかでは、一歩ごとにゲシゲシ肩に来ていた)。

 まあ、実際に連続肩がけ状態で歩いた時間は、長くても乗り換えの間の10分程度でしたが、それでも結構な圧迫感というか、うっ血感というか、そういう痺れるような感覚が体に残り、翌日以降に響いたわけで・・・。
 う〜ん、今後、秋山シーズン終了後、冬の無雪期までの間には輪行三昧を考えているのですが・・・駅〜バス停間の歩行などでは10分以上、肩から下げっぱなしってことも珍しくないからなあ・・・。

 それまでに、ストラップをカメラバッグ用とか、重量物搬送に向いた物に変えることも考えましょうか・・・(また出費かい!)。

 あ、それから。
 私が使っている輪行袋は、ブリヂストン純正の物であり、これに車体を詰めるときには、フレーム接合部やギア周りを保護するウレタンパッドを装着するのですが・・・。

 前ギアのパッド(ベルクロ2箇所止め)が、どんなにがんばっても片方でしか止められません(爆)。
 外ギアのアームの間に内ギアが出ているため、ベルクロはその外アームと内ギアのさらに内側で止めないとダメなのですが、前のベルクロを先にとめると後ろが内ギアのリングに干渉して止められません。
 反対に、後ろのベルクロを先にとめると前のベルクロが外ギアのリングに干渉するという・・・。

 これは・・・もともとシングルギアだったBSM179で採寸した製品を流用しているから、なのでしょうか?
 それとも、私のやり方がまずい?(一応、図解どおりの角度と方向で取り付けたんだけど・・・)

 まあ結局、そのまま輪行袋に入れても特に問題なさそうだったので、最後は気にせず突っ込みましたけどね(^^;)。

[Read more of this post]
23:29:00 | yo-ta | | TrackBacks