Archive for 05 November 2006

05 November

無灯火の自転車は、やっぱ怖いです。

 皆様、行楽日和に包まれた3連休はいかがだったでしょうか?
 私の事は・・・初日以外、聞かんで下さい(T.T)。

 では本題です。
 偶発的なものか当然の帰結か、最近は「山好き/自然好き」から、「自転車好き」に声をかけられる事が多くなってきてしまいましたが・・・。
 その「自転車好き」な人から教えてもらった、「並木橋通りアオバ自転車店」という漫画(隔週刊雑誌、ヤングキングに連載中)の今号で、自転車の無灯火運転の危険性について触れられていますね(まあ、漫画ゆえに、オチがオチになっていますが・・・)。

 実際、私も良くチャリに乗るようになってから、以前より「自分以外の自転車乗り」がどんな乗り方をしているかが気になるようになりました。
 で・・・やはり気になるのがチャリの無灯火運転なのですが、これがかなり目につきますね・・・。

 私は、BSモールトン購入時に、同時にLEDライトを購入し、日没後はそれを点灯させて走っています。
 一応、小径車にしろ、ロード、クロスにしろ、そこそこ値が張る車体に乗っている皆様は、何らかの発光器(ダイナモ、LED、ハロゲン)を装着し、実際に点灯(あるいは点滅モードで発光)させて走っている事が多いです。

 まあ、こういった車体に乗っている皆様は、自転車情報誌や情報サイトをよく見る上に、周囲の同じ趣向の人達から様々な事故の話を聞く機会が多いため、自転車に乗る時の危険性について、きちんとした知識を持っていること。
 そして、何より「愛車」がぶっ壊れた時の「修理代」が、とても痛すぎるものである(^^;)と知っているだけに、安全意識は非常に高いと見てよいでしょう。

 しかし・・・いわゆるママチャリ的な自転車の皆様の点灯率は、五分五分って所でしょうか?
 中には、最初からライトが装着されていない車体で、平気で真っ暗な路地を走っている人もいるくらいです。
 一応言っときますと、それって本来、一発赤キップで、裁判所送致決定ですから・・・。

 それ以前に、そこそこの速度で移動する物体が、暗闇に紛れて見えない事の危険性を考えてもらいたいものです。
 歩行者対歩行者でも、夜道では「わ!びっくりした〜!」という瞬間があるのに、それが歩行者の倍以上のスピードで走る車両(ヒトの歩行速度は約6km/h。自転車の速度は一般軽快車で約15km/hくらいで、スポーツ車を本気で走らせたら30〜40km/hは出る)が暗闇に紛れ、数メートル先で突然輪郭を表す時の恐怖を考えていただきたいものです。

 しかも悪い事に、チャリはシルエット的には歩行者と大差ない大きさである上に、最近流行の小径折り畳みのホームセンターモデルに乗っている人は、歩行者より背丈が低く見える時もあり、暗闇では非常に姿を捉えにくいです。

 ちなみに、チャリに頻繁に乗るようになって、一番怖いのは、無灯火で車道を逆走してくるチャリだ、という事が、本気でよくわかりました。
 これがオバサンだったりしたら、どうせ避けてくれるだろうとタカをくくっているのか、まず避けないですし。

 まあ、オバサンママチャリはそんなにスピードが出ていないからまだマシですが、これが無茶走りするBMXとか、見た目だけ立派なMTB風自転車(ルック車)だったら、スポーツ車並のスピードで突っ込んでくる場合もあるので、恐怖三倍増です。
 さらに悪い事に、BSモールトンは小径車の中でも、すんごくタイヤが小さく見えるので、「あんな小さいタイヤの車体なら、普通のチャリより遅い」と思われているのか、イメージをはるかに越える速さで近づく姿に、びっくりされる場合が多いから・・・。
 (実際には、フロントローの中段域で、私の貧脚でも一般軽快車を楽に抜けるくらいのスピードが出る。ついでに、小径車はある程度スピードを出していないと安定しない事を、皆さんに認知してもらいたいものだ・・・)

 そんなわけで、自転車に乗る皆さん。
 暗くなったら、必ずライトを点灯しましょう。

 外灯があるからいいや、とか、どうせそんなに明るく照らせない、という事でなく、「自分の存在を早く見つけてもらい、事故を事前に回避する」ために・・・。

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23:53:00 | yo-ta | | TrackBacks