Archive for December 2006
25 December
忘れてたぁ〜!この週末は、高尾山からダイヤモンド富士が見れたんだった!
昨日〜本日にかけての当ブログのアクセス数が、普段の1.5倍以上になっています。みなさん、「前夜祭」なのに結構ヒマ・・・っとっと(^^;)。
そういうことは、自宅の大掃除とチャリのメンテで「前夜祭」を過ごした奴が言うセリフではないですね(自爆)。
ちなみに、この週末の間に、同僚の一人が見事にノロわれてしまったそうです・・・(どこでノロわれたかは不明らしい)。
うわあ、ついに身近に感染者が出てしまったぁ・・・(手洗い、手洗い・・・)。
では本題です。
先々週に訪れて、へえ、と思っていたものの、その後の年末の多忙に紛れて忘れてしまっていましたが。
冬至周辺のこの時期は、高尾山から「ダイヤモンド富士」が見れるシーズンなのでした・・・。
「ダイヤモンド富士」とは、日の出や日の入りが富士山の山頂に被り、富士山の火口に太陽が乗っているように見える現象で、富士山を台座、太陽をダイヤモンドに見立ててついた(らしい)呼称です。
毎年、冬至〜クリスマスの頃は、東京の裏山、高尾山の山頂から見る日没がちょうど富士山の山頂に被るため、ちょうどその頃の週末にはダイヤモンド富士観賞客が大勢、高尾山頂に集まるのでした。
んで、今年の「山頂ドンピシャ!」日は12/23〜24日頃という、見事に週末に被っていたのですが・・・。
完っ全に忘れてました(^^;)。
・・・しまった。部屋の中でゴミ袋や古雑誌と格闘している場合じゃなかった・・・。
とはいえ、公共機関のゴミ収集も今週前半までですから、それまでに今年のゴミは始末しておかないと、悲惨な年明けを迎えることになりますからね・・・。
(しかし、いつも週末〜年末にこれだけ苦労するのは、普段、常識的に考えて、多少物音を出しても文句を言われない時間帯に帰れないから、なんだよなぁ・・・)
なお、高尾山から見た「ダイヤモンド富士」の画像は、「高尾山 ダイヤモンド富士」でググればたくさん出ると思います。
興味のある皆様、どうぞお試しあれ・・・。
22:28:00 |
yo-ta |
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20 December
山岳レスキュー系漫画 「岳」 の最新刊がもうすぐ発売に。
ソフトバンク携帯の、「友達を大切に」のCMを見ていつも思うのですが、あの状況で友達と距離を置かざるを得ないのは、ソフトバンクが他社端末への通話料金を割高に設定しているのが原因だというのは、誰の目にも明らかでしょう。その上で、「友達を大切に」なんて言われても、「お前が言うな」的ツッコミしか浮かばないのが普通の人の感覚だと思いますが、どうでしょう?
少なくとも、私はあのCMを見て、ソフトバンクに変えようとは思えませんね・・・(宣伝としては逆効果では?)。
では本題です。
今日、「PLUTO」目当てにビッグコミック・オリジナル誌を立ち読みしていたら、目次の隣のページに「岳 第3集」が12/26日発売予定との宣伝がありました。
うわ、早っ!
実際の連載がビッグコミック・オリジナル増刊号(隔月刊くらい?のペース)ということもあって、第1集〜第2集の刊行までは1年4ヶ月開きましたが、今度はたったの3ヶ月。
厳冬期登山(年越し登山)のシーズンインにあわせた刊行になっているのは、山ヤ心をくすぐってくれる、よいタイミングかもしれません。
第3集は多分、普通の連載時の話だけでなく、第2集収録の連載期間中に、オリジナル本誌等に掲載されていたエピソードも含めて再編集した内容になると思います。
季節柄、冬山系が多くなったりするかもしれませんね・・・。
なお、この「岳」という作品は、「山」に魅せられた人たちは、普通にその辺にいる「おっさん」や「おばさん」や、「にーちゃん」、「ねーちゃん」であること。
そして、山を下りれば当然、「家族」がいて「日常」があることを再認識させてもらえるとともに、そんな普通の人たちが様々な形で「山」の現実に直面する姿を淡々と、しかしどこか暖かく描いている作品です。
これからの季節、ひとたび山岳遭難事故がおきると、「登山者は自ら危険を求める変人」みたいな口ぶりでバッシングを始める「知識人」が増えます。
しかし、この作品を読めば、実際にはそんな事はなく、あそこにいるのはごく普通の人たちなんだ、とわかって頂けるかと思います。
(それにしても、「知識人」の皆様は判で押したように、「登山者はわざわざ危険に飛び込む変人」的な遭難者バッシングをしますが、アレってまさか、映画「バーティカルリミット」みたいな話をそのまま、登山者の姿だと思っているとか?アレは街頭で銃撃戦をやりまくる刑事ドラマと同じレベルで、ありえない馬鹿話なんだけど?)
ちなみに、山岳系の漫画ではもう一つ、週刊モーニング誌に連載中の「イカロスの山」がありますが、アチラの作品の主人公は「神に選ばれたヒーロー」的な存在であり、私の目から見たら現実味がなくて、どうにも嘘臭い話に感じられます(今の所、共感できたのは、くたびれたザイルを使う若者に「金で買える安全は買っておけ」、とザイルの新調を促したシーンくらいなんですけど)。
「物語」としては面白いですが、決してあれが「山」に魅せられた人達の、一般的な姿だとは思わないでください。
まあとりあえず。
この時期に発売してくれるのは、私としては、年末の里帰り移動中の暇潰しアイテム探しに苦労しないですむので、良かったかな?(^^;)
23:04:00 |
yo-ta |
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11 December
東京の裏山、高尾山でクマー!騒動があったらしい。
長時間残業(泣)に備えて、会社近所の定食屋に行った帰り道。国道沿いの、ちょっと見通しの悪い角で、警察官が2名、何の目的でか、じっと立っているのを見かけました。
そこに通りかかった自転車・・・と、赤いライト棒が振られて、停車しなさいの合図。
警察官「すみません、これ、ライト点きますか?」
うを!
最近、会社近所でよく行われているという、「無灯火チャリ張込」だったのか。
(注:最近、都内では夜間、無灯火の自転車が歩行者にぶつかる事故が多発しているため、警察側でも無灯火のチャリを積極的に取り締まるようになったらしい)
ちなみに、その時止められたチャリの運転手の人は、「これ、壊れてるんです」と、墓穴掘りな回答をしていましたが・・・。
(それだと、無灯火+整備不良で、二重の違反となり赤切符率が高くなるだけ・・・)
まあ、「切符」の方が、事故に合うよりずっとマシですから、一回、切られて裁判所に出廷させられた方が、コトの重要性が理解できるかもしれませんが・・・。
では本題です。
昨日、「表」で高尾山に行ってきた報告を上げたばかりですが、その高尾山周辺で先月以降、ツキノワグマのものと思われる足跡やフィールドサインが繰り返し確認されただけでなく、12/6日には高尾山でツキノワグマと思われる動物が目撃されていたそうです(ニュース欄での扱いが小さかったため、既に記事はWebから落ちてる・・・)。
これがもし、本当にツキノワグマだったとしたら、高尾山系では30年ぶりくらいの確認になるのではないでしょうか?
ちなみに、東京でツキノワグマが出た、というと、必要以上に大騒ぎする人達が出てきてしまいますが、クマたちは江戸〜明治時代くらいまでは、武蔵野周辺に至るまで、普通に姿を見せていたそうです。
しかも、かなり近年まで、景信山〜小仏峠付近で生息が確認されていたらしいとの報告がある上に、高尾山は都内のツキノワグマ生息地である奥多摩や桧原村とは稜線一本でつながっているので、クマが奥高尾に現れたとしても、別に驚くに値しません。
とはいえ、奥高尾も含めた高尾山系では、しばらくの間、ツキノワグマの生息の痕跡はまったく見られていなかったのも事実です。
(何件か、それっぽい足跡があったという噂があったようだが、多くはニホンザルの足跡の誤認だと聞いた。しかし、この噂も伝聞なので、どこまでが本当か謎・・・)
とにかく、今年は奥多摩〜檜原村のブナの実が不作だったそうで、ツキノワグマが例年よりかなり集落の近くまで降りてきていたようですから、その流れで、高尾山域まで移動してきてしまった個体がいるのかもしれません。
しかし、高尾山は日常的にヒトが大量に入ってくる観光地であるだけでなく、現在は頂上周辺の間伐作業のため、林内には例年以上に人が入り込んでいますから・・・。
住みづらい場所と認識されて、このまま定着せずに、別の土地へと移って行ってしまう可能性も高いと思います。
ちなみに、今回目撃されたのは、体長50cmほどの子熊と見られているそうです。大きさ的には、柴犬くらいでしょうか?
付近では、先月ごろから八王子城址を挟んで北の恩方方面でも、同程度のサイズのクマの目撃情報が寄せられていたそうで、同じ個体かも・・・という見解もあるそうです。
しかし、同じくらいの大きさで、木の上に居てもおかしくない動物には、ニホンザル、ハクビシン、テン、イタチ、タヌキ(意外に思う人が多いと思うが、実は木登りが上手い)など、色々な動物が考えられますから、本当にツキノワグマだったかどうかは、写真記録とともに、周辺に残されたフィールドサインを専門家が詳細に調査した上でないと、断定できないと思います。
なお、近年、クマ出没騒動の報道が多発しているため、「ツキノワグマは凶暴な動物だ」というイメージが浸透してしまっているように思いますが、都内のツキノワグマ生息地である奥多摩や檜原村では、毎年、ヒトとの遭遇事例が何件か報告されているものの、ほとんどの場合、クマの方からヒトを怖がって逃げています。
そうした多数の遭遇事例の中で、年間に1〜2件ほど、ヒトを攻撃したという報告があるのみです(もちろん、人への攻撃事例が1件もない年も多い)。
まあ、野生生物ですから、ある程度、接触しないように注意する必要があると思われますが、過剰に恐れる必要はない、と私は思います。
っつーか、高尾山くらい普通に沢山、ヒトが歩いていたら、登山道や施設には近付いてこないと思いますよ、彼らの方でも(ちなみに、私は数年来、熊鈴装備で奥多摩通いをしてますが、まだ一回も遭遇してないです)。
そういえば、奥多摩の高所、雲取山〜七ツ石山〜鷹ノ巣山辺り(?)までは、この週末の早朝には積雪が観察されたそうです。
まだうっすらと、というレベルで、土曜の日中には融けてしまったそうですが、奥多摩も、ついに厳冬期シーズンが始まったようですね(これから山に向かう皆様、装備をきっちりと整えてください!)。
23:07:00 |
yo-ta |
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