Archive for 20 April 2006

20 April

久々にデジカメの話題。ソニーのデジタル一眼レフ。ブランド名は「α」

 本日の東京の天気。
 昼前から降り出した雨は、12時とともに、傘が役に立たないほどの強風混じりの土砂降りになりました。
 そして、昼休みが終わる13時になる頃、カラッと晴れ上がってしまいやがりました。

 昼飯で外に出る時だけ激しく降るのって、何の嫌味だ?

 会社から徒歩数分の定食屋に行くまでにずぶ濡れになり、さ〜て午後の仕事開始ぃ〜と思ったときに青空。
 あと一時間早く、降り止んでくれよ(-"-;)。

 では本題です。
 PMA、PIEからこちら、散発的な新製品発表以外に話題が無かったカメラ/映像界ですが、ちょっと大きめのニュースが飛び込んできましたのでご紹介します。

 ソニー製レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ ブランド名「α」に決定(ソニーのニュースリリース)

 ソニー、デジタル一眼レフブランド名を「α(アルファ)」に決定(デジカメWatch)

 ソニーは昨年からコニカミノルタとともに、αマウント(コニカミノルタ系の一眼レフカメラのマウント規格)に準拠したデジタル一眼レフの共同開発を行っていました。
 しかし、今年頭のコニカミノルタのカメラ事業完全撤退(カメラ、レンズだけでなく、プリントペーパーや望遠鏡などの光学機器市場からも完全撤退)によって、αマウントシステムのカメラメーカーはソニーだけとなり、しかもソニー製αマウントカメラは開発中で形となって市場に出ている製品はない、という状態が現在も続いています。
 このため、古くからのαマウントシステムユーザーの間には、今後のソニーの動向如何によっては、自分の使用機材は今の世代で終了か・・・という話題もあったようです。

 なお、今年1月のコニカミノルタのカメラ事業撤退発表時、コニカミノルタの発表の中には(重要)「αシステムの新型機は、ソニーから今夏発売予定です」という一文があったため、デジカメマニアな皆様の間では「今春のPMAもしくはPIEで、ソニー製一眼の発表があるのか!」という期待が高まりましたが・・・。
 PMAのソニーブースではコンパクト機以外、出展なし。PIEはブース出展そのものがキャンセルという状況に、私なんかはちょっと肩透かしを食らった気分になりました。
 (恐らく、ソニーはコニカミノルタ撤退時のタイミングで、そんな発表はしたくなかったんだと思う(^^;)。けど、コニカミノルタとしては今後の方針を発表して、既存ユーザーの皆様に安心していただく必要があるから、出さざるを得なかったのかな?)

 とまあ、そんな事が色々あったのと、同じ家電メーカーで一眼レフカメラ市場に殴りこんだ松下電器は、年内発売を目指した製品(DMC-L1)の姿をPMAで発表していた事もあって、「ソニーは本気で一眼レフカメラ市場に参入するのか?」「初号機で様子をみて、ダメなら撤退。αマウント絶滅じゃない?」という悲観論が先行していましたが・・・。

 ついに「本気度」を示すため(?)の、初心表明が出たようです。

 ブランド名の「α」は、コニカミノルタがミノルタの頃から伝統的に、一眼レフカメラの名称に使ってきたもの(α-7000とかα-Sweetとか)であり、コニカミノルタのαシリーズの血統であることを明確に示す物になりそうです(長年のαマウントユーザーの皆様には、ある種、感慨深いのでは?)。
 一応、ソニーからは上記以外に『αはギリシア文字の1文字目で「始まり」であること、また「最重要」との意味を持つこと』という理由が示されています。

 まあ、ニュースリリースの文面を見る限り、「本気も本気で、バリバリに本気」という状態にあるような感じですね。

 今のところ、αブランドからは夏に初号機を発売する、という情報のみが出ていますが・・・。
 (レンズメーカーのOEMながら)Zeissの名を冠したレンズの製造ライセンスも持っているメーカーだけに、本体以外の展開についても、期待ができるかもしれません。

 とりあえず、私はあまり食指が動かないのですが(^^;)、市場がまた賑やかになりそうな気配がありますから、続報に期待したいと思います。

 それと・・・このニュースを受けて、秋のPhotokinaに向け、デジカメ関連メーカー各社も活発に動き始めるものと思われますから、その辺りの副次効果も期待しちゃいましょう・・・。
22:28:00 | yo-ta | | TrackBacks