Archive for 14 May 2006

14 May

これがソニーのデジタル一眼レフの姿?

 新宿の交差点のすみっこに座り込んで、着信/通話ランプがついてない携帯に、「愛してる、聞いてよ、愛してる・・・」と泣きながら叫びつづけている若い女性を見かけました。

 ・・・自主製作の映画かドラマの撮影だよね、多分・・・。
 リアルに「ドラマ」が起きていたのだったら怖いので、そう思っておく事にします(--;)。

 では本題です。
 ソニーが現在、「α」というブランドネームでデジタル一眼レフカメラ(面倒なので、ここから先はDSLRと略す)を開発中なのは、ここで何度か話題に出したとおりですが、Web上に、その「α」の初号機と言われるDSLRの画像が流出しているそうです。

 Sony Alpha unveiled(Let's go Digital:イギリスのサイト。もちろん英文)

 この画像が本物かどうかは、現在「真贋鑑定士」の皆様が調査中(今の所、合成画像かどうかは不明の模様)のようですが(^^;)、この画像を見ると、どうもソニー製DSLR初号機は、DSLR事業の提携先であり、先にカメラ事業からの撤退が報じられているコニカミノルタの「α−Sweet Digital」をベースにした機体のようです。
 もともと、DSLRの開発提携の段階で、カメラのボディおよび機構部分はコニカミノルタ、撮像素子等の電子機器類とソフト部分はSONYという住み分け(?)が発表されていましたから、ある程度は順当なスタイルになっていると見ることもできますね。

 現段階では細かなスペックまではわかりませんが、コニカミノルタ機の特徴を引き継ぐなら、ボディ内手ぶれ補正は積んでくると思われます。
 また、α-7D(コニカミノルタ)で好評だったファインダーも、そのまま踏襲されるでしょうか?
 まあ、ソニーはコニカミノルタのカメラその他の事業からの撤退に合わせて、技術者など200人(!!)を受け入れたという位ですから、その辺のノウハウを持った技術者が開発に絡んでくるなら、確実に同等以上の製品に仕上がってくるでしょう。

 それにしても、一挙に200人受け入れって・・・。私の会社の技術系エンジニアの総数にほぼ等しいんですが(^^;)。
 (この辺は、最近、色々叩かれることばかりやっているとはいえ、SONYは腐ってもSONYというべきか)

 しかし、私(フォーサーズユーザー)が見ると、E-330(オリンパス)やL-1(パナソニック)の印象が強いだけに、この「α」初号機の画像を見ても、「なんだ、結局"普通のカメラのデジタル化"でしかないじゃん」という印象は拭い去れないですね。
 (ホント、両機種のおかげで、変にDSLR新機種に求める「デジタル時代のDSLR」としての部分のハードルが高くなっちゃいました:笑)

 もっとも、"あの"SONYのことですから、どこかにひと癖ある仕様を隠し球として持っていると思いますので、今は詳細発表を待ちましょうか・・・。
 (その隠し球が、「コネクトプレーヤー」経由でPCに画像転送とかいう物だったりしたら、すんごいことになりそうで嫌だ・・・が、iTunesが画像や動画の取り込み、転送にも対応している現在、マジで対抗してきたりして・・・^^;)

 ・・・しかし、私の目にはこの「α」初号機の画像、「α−Sweet Digital」の画像に、ソニーの「DSC-F828」のSONYロゴを貼り付けて、細部を加工しただけに見えなくもないわけですけど・・・(^^;)。

 それにしても、コニカミノルタは、カメラ事業の撤退とともに、Web上の製品紹介やサポートのページに至るまで、全部をきれいさっぱり削除しちゃってるのね・・・(京セラ/CONTAXでは、まだファームウェアのダウンロードやオプション部品の販売ページは残ってる)。
 あまりに「徹底的」過ぎて、何かカメラ事業をやってた過去そのものを消し去ろうとしているみたいに見えるのは・・・。

20:11:00 | yo-ta | | TrackBacks