Archive for 15 May 2006

15 May

私が山に登るときに気をつけていること Part 1

 K-1のオランダ大会で、野獣ことボブ・サップが試合直前にひとモメしてトンズラったようですが、これが本当の逃亡なら、彼の復帰は当分ないと考えて間違いないでしょう。

 しかし、サップは試合の30分前に会場から出て行った、という話の割には、急遽(?)代役出場したピーター・アーツには1時間前に「代わりに出てくれないか?」とのオファーがあったという時間の齟齬がある上に。
 「直前になって無理難題を押し付けてきた」とサップの一方的な非を声高に強調する割に、「無理難題」の内容を一向に明かさないコミッショナーサイドの動きがなんか微妙なことに、そこはかとないキナ臭さを感じるのですが・・・(そんなに常識はずれな無理難題なら、普通はコミッショナーの正当性を強調するために、真っ先に公開するものだが?)。

 ・・・これ、まさか、また何か因縁めいた筋書きを作ろうと、一発パフォーマンスを打っただけ・・・ってことはないよね?
 放送を見ていないので良くわからないのですが、もしそんな筋書き狙いのパフォーマンスだったら、K-1はそういう演出に頼らないとダメなくらい、くだらないモノに成り下がったってことでよろしい?

 では本題です。
 ハイキングシーズンも本格化してきており、現実世界でもWeb上でも、毎週末にドコソコに登ってきた、歩いてきた、という報告が聞かれるようになっています。
 この辺で、私の自己反省や頭の中を再度整理する意味も込めて、普段私が山に入る前や山行中に気をつけていることを文字にしてみようかと思います。
 (トピックに分けて、何回か続く予定。そんなの見てもしょうがねーよ、とか言わず(^^;)、しばしお付き合いくださいませ)

というわけで、まず最初は事前の計画段階の話です。
 基本的に、私は低山日帰り山行派で、長期に渡る縦走などは行っていません(時間もないが、それ以上に体力がない ^^;)。
 しかし、日帰りゆえに、というべきか、1日の行動時間は早朝から暗くなる寸前にまで及びます。

 私が本気で奥多摩の1,000m以上の山に行く場合、奥多摩駅を朝8時頃出発するバスに乗らないと下山時間が怪しいため、当日は朝4時起床、5時自宅出発で、私鉄からJRに乗り継ぎ、最終的に立川で青梅線に乗り換えて奥多摩入りしています(もちろん、移動中は就寝・・・)。
 奥多摩駅からはバスで登山口まで移動し、装具を調えて登山開始となるのは、平均的に8時半〜9時頃。山頂到着が正午〜13時までの間で、下山は15〜17時くらいというパターンが主です(ちなみに敗退を決定した場合、正午に奥多摩駅近辺をふらついていることもあります ^^;)。
 それから、場合によっては温泉に寄ったりして、電車で帰ると、自宅到着は20〜21時になってしまいます(そしてシャワーを浴びたら即寝になることが多い:笑)。

 という感じで、普通に考えてかなりの強行スケジュールでの行動なので、できるだけ土曜日に入山し、翌日は自宅でゆっくり過ごす、というパターンでの行動を考えています。
 また、土曜入山にしておけば、山の中で何かあってフォーストビバークという事になっても、奥多摩のメジャーな山ならもう一度(最悪頂上まで)登り上げてから下山するのに、日曜日の1日があれば十分おつりが来る場合がほとんどなので、それだけ精神的に余裕ができますしね。

 なお、奥多摩通いもはや数年になり、そろそろ登りたい山のほとんどの山頂に足跡を残したので、これからは色々な山をいろいろな方向から登ったり下ったりすることを考えて計画をたてようと思っています。

 その際、強く意識するのが、やはり1日の行動時間です。
 私の場合、日帰り行動が多いので、スタート時間はほぼ固定されていますから、日没時間を意識して計画を立てないといけません。
 経験上、東京の場合、6〜7月は18〜19時頃でもまだまだ明るいのですが、8〜9月になると18時頃には既に暗くなりかけており、10〜11月になると16時〜16時半までに「文明圏」に戻っていないと、特に東側斜面の人工樹林帯ではヘッドランプが必要になるほど暗くなってしまいます。
 というわけで、一応の目安として、6〜7月の日が長い時期はミドル〜ロングコースも可能な日程、9〜11月の日が短くなるシーズンは可能な限りショートコースで回る日程を考えています。

 なお、それでも不慮の事態は起きるものなので、日没タイムアップで行動制限を食らった時のことを考えて、ツエルトとレスキューシートは必ず持ち歩いています(あと非常食も)。

 しかし、それ以外にとても大きな問題がひとつあり、私は本業の時間がとても不規則である上に、前日が金曜の夜だと、急に飲み会が入るなどして終電帰り(自宅到着は1時過ぎ。これで4時起きだと睡眠時間は・・・)になる事もあります。
 そんなわけで、たまには(?)日曜入山になる事もありますが、その場合は登り、下りとも、できるだけ過去に歩いたことがあるルートを辿る事にしています。

 あと、登山計画書はちゃんと警察に提出した方がいいのかもしれませんが、奥多摩の投函ポストには鍵がない所も多いので、私は金曜日に会社のデスクの上にこれ見よがしに置いて帰り、携帯の通話エリアにいる間に、ブログに当日の登山予定を上げるようにしています(ブログには、下山の報告も上げている。最近では4/30日参照)。
 登山計画書は特に特別な書式でなく、山岳系のサイトでダウンロードした書式をプリントアウトして、入山口とルートの概要、エスケープルート等の計画をメモ書き風にしておく程度です。

 そして、本当に何かあった時に手遅れにならないよう、「月曜、11時を過ぎても消息不明だったら、○○警察署に連絡願います!」という朱書を入れているのですが・・・。
 これは一昨年頃、休日出勤してきた他部署の人が、「その部分」だけを見て、変な方向に勘違いしてちょっとした騒ぎになったことがあるので(^^;)、最近は一応、周囲に「週末、奥多摩の○○山に登る」と言っておくようにもしています。
 (まあ、一般の人は登山計画書なんて見た事ないでしょうから、変な事をやらかそうとしていると思われたのかもしれないですが ^^;)
23:23:00 | yo-ta | | TrackBacks