Archive for 07 June 2006

07 June

ネタがないので、写真でごまかす。この虫は、チョウ?それともガ?

 現在、デジカメ系のニュースサイトは、ソニーの「α」の話題だらけです。
 が、それ以外の話題がないので、何だかネタを吸いにくいのが大の難点・・・。

 というわけで、画像の放出でお茶を濁してしまいましょう。

 というわけで本題です。
 多くの皆様は、チョウとガを見分けるとき、羽を立てて止まったらチョウ、屋根のように寝かせたらガだ、とか、夜行性ならガだ、という風に思っているかもしれません。

 では、下の画像の虫は、チョウでしょうか、ガでしょうか?

イカリモンガ
さて、どっちでしょう?


 正解は、ガです。
 このガは「イカリモンガ」といい、最もガに見えないガとして有名です。

 パッと見でタテハチョウの仲間に見えるため、初めてこのガを見た時は、まず図鑑のタテハチョウの仲間で調べ、記載がないので他のチョウの所を調べ、どこにも記載がないので「新種か!」と思ってしまう事もあるようです。

 まあしかし、行く場所に行けば腐るほどいるこの虫が新種であるはずもなく、図鑑のガの仲間を見れば、普通にこの虫は記載されているはずです(チョウと取り違える事が多い、という付書とともに)。

 ちなみに、このガは昼行性であるため、ガだと気付くまでに時間がかかる場合もありますが、昼行性のガにはこのイカリモンガをはじめ、スズメガの仲間など、かなりたくさんの種が存在します。
 こう考えると、一般に言われるチョウとガの実分け方は、実はごく一部の種にしか当てはまらない事に気付かされます。

 ちなみに、チョウとガを見分ける決定的な違い、というモノはあまり明確ではないため、海外では別の種として区別されない国もあるようです(なんか、その方がいいような気もします)。
23:54:00 | yo-ta | | TrackBacks