Archive for 20 July 2006

20 July

ニコンが新型デジタル一眼レフのティザー公告を開始。

 起き抜けに布団の中で背伸びをしたら、左のふくらはぎが攣ってしまいました(^^;)。
 いやあ、なんとも確実な「目覚まし」になる、良き激痛(爆)。

 ちなみに、完全に寝転がった状態で攣ってしまったので、しばらくは筋肉を伸ばせず、悶絶していたのは言うまでもありません・・・。

 では本題です。
 毎回毎回、よくやるなあ、とは思いますが。
 カメラメーカー大手のニコンが、「ニコンイメージング」サイトで新型デジタル一眼レフのティザー広告を始めたようです。

 ニコンイメージングのトップページ(Flashアニメでティザー広告中・・・)

 広告の内容からすると、D50かD70系統のエントリークラス機に、1,000万画素オーバー機を投入してくる、という感じなのでしょう。
 無視属性機に次いで、エントリークラスのデジタル一眼レフも、1,000万画素時代に突入!という感じです。

 まあしかし、こういうティザー広告は、毎度ながら「期待感を煽りすぎて自爆」することが多いので、「諸刃どころか、自分側にやたら鋭利なエッジのついた剣」になることが多いと思うのですが・・・。
 (じらされる分、勝手に想像が膨らむために、実際に出てきた機体が凡庸に見えて、ハァ?なんじゃこれ?というリアクションになってしまうという・・・)
 これまで、いくつかのメーカーが同様の手法で広告を打ちましたが、私が知る限り、この手法が成功したのは、ずいぶん以前の機体まで遡らなければならない気がします。

 まあ、ちょっと変わったところでは、同じニコンのCOOLPIX SQという伝説的な機体のエピソードがあるでしょうか。

 この機体もティザー広告がかけられ、実際に機体の外観とスペックシートが発表されたその時まで、かなりの人が大きな期待を持って見守っていたものです(この段階まで、ティザーが成功するかに思われていた)。
 しかし、満を持して発表されたサンプル画像が、ありえないレベルでノイズまみれ(ほとんど砂嵐)だったため、それを見た瞬間、期待層が一斉にひっくり返ったという・・・。
 たったの1日で評価が180度変わってしまったそれは、吉本新喜劇のズッコケ芸もかくや、というほど見事でした(これがいわゆるSQショック!という奴です)。

 今回のニコン機は、まあ、何となくオチは見えているので、そこまでの「ショック!」は、(プラスマイナス両面で)なさそうな気がします。
 ですが、ニコンは最近、殿様商売の気風が復活してきているだけに、何が起こるか、ちょっと楽しみにしておきましょうか・・・。

 あとは・・・巨人が動かないのが不気味ですね〜(^^;)。

 それにしても・・・何だか最近、デジタル一眼レフの世界も画素数1,000万の高画質!的な安易なコピー()が乱舞するようになってますけど、各メーカーとも、コンパクトデジカメが「画素数競争」という「間違った方向の進化」を続けた挙句、袋小路に行き着いて市場の停滞を招いてしまったという経緯は、ちゃんと踏まえているんでしょうかね・・・。
 特に、ニコンはミドルクラスのデジタル一眼レフ、D200(1,000万画素APS-C機)で撮像素子に起因する(?)と噂された「縞々ノイズ」問題を起こした上に、トラブルシュートの対応が不可解で、ユーザーから白い目で見られた経緯がありますし・・・。
 (ニコンいわく、その縞々ノイズは軽微なトラブルだし、最新ロットでは対応済みだから問題ないね。え?対応前に購入した人?気になるなら、言ってくれれば対応してあげるよという、なかなかスバラシイ態度だった。お殿様やなあ・・・)


 よく誤解されていますが、画素の数は画質の良否には比例しないので注意!
 画素数は、細部解像能(木の葉など、細かい部分をより正確に表現する能力)には比例しますが、画質(総合的な絵の良し悪し)には比例しません。
 また、画素数が多くなればなるほど、高性能なレンズ(高額!)を使用しなければ本来の性能を発揮できない(安価なレンズでは、逆に画質が悪くなる場合もある)上に、画素数が多いほど画像ファイルの容量も大きくなるため、PCのハードディスクがすぐに一杯になる等の弊害も発生します。

 多くのメーカーの宣伝文句は、この部分を全部省略しているため、注意した方が良いです。

22:19:00 | yo-ta | | TrackBacks