Archive for 27 July 2006

27 July

Macユーザーのデジカメ選びの注意点。SDHCカードはMacでうまく動きません。

 本業で・・・色々腹が立つことがありました・・・。

 それも身内(つまり自分の会社組織)に対して、しかも、怒鳴り散らしたくなるような爆発型でなく、じわじわとくすぶる溶岩型の怒りなのが、さらにすっきりしなくて何とも言えません。
 さらに言うと、この溶岩とはしばらくの間、付き合わなければならないというおまけ付ですから・・・。

 まあ、その辺は守秘義務に抵触するので、そこまでっ!

 では本題です。
 デジカメをはじめ、デジタル機器のリムーバブルメディアの新規格として立ち上がったSDHCカードについてですが・・・。
 Macユーザーの皆様は、これの使用について、ちょっと注意しなければならない状況にあるようです。

 SDHCカードについては、以下のリンクを参照すると・・・

 カシオ EXILIM ZOOM EX-Z1000【第7回】 SDHCメモリーカードを試す(デジカメWatch)

 最後の項だけみると、何だかSDHCを購入すれば、すばらしい世界が開くかのように書かれているように見えますが・・・。

 Macユーザーの皆様は、以下のレポートの末尾の章を、良くご確認ください。

 パナソニック LUMIX DMC-L1【第1回】 先入観なしで触ってみた印象(デジカメWatch)

 こちらの最終章の文中には、はっきりと「松下電器のホームページを見ると、このメディアが対応するOSはWindowsのみで、Macのことにまったく触れていない。」と書いてあります。
 実際、レポーターの方が使用してみたところ、見事に「カーネルパニック」を喰らってしまったそうです(をいをい)。

 OS Xを御使用の皆様であれば、それがどれだけ「ヤバい」ことかはお分かりでしょう。

 カーネルパニックは、旧OSの爆弾に相当するという説明が良くされますが、発生頻度の低さと発生時のダメージの深刻さにおいては、「爆弾」をはるかに上回ります。
 ていうか、旧OS時代からのMacユーザーの皆様であれば、ある意味、「爆弾」には慣れっこになっているでしょう(色々ソフトを突っ込みすぎて、「火薬庫」になる事もよくあったからね ^^;)。

 しかし、Mac OS Xでカーネルパニックが出るのは、かなり稀な話であり、私はOS Xに移行してもうすぐ3年が経ちますが、カーネルパニックは一度も経験していません(旧OSでは「爆弾」、出まくりましたが ^^;)。
 とにかく、Mac OSでのSDHCカードの強行使用は、それくらい深刻なエラーが発生するということですから、使用する際にはPCがぶっ壊れてもいい、というレベルの覚悟が必要だと考えた方が良いでしょう。

 なお、上記レビューでは、Panasonic製のSDHC専用カードリーダ()を使えば、一回の再起動で復旧し、特に大きなダメージはなかった模様です(ただし、レビュアー様使用のOSは、10.2.8で、PantherやTigerより古いバージョンの物らしいです)
 とはいえ、新バージョンのOSで、このエラーが解消されるかは不明ですし、エラーが発生後の挙動も、全バージョンで同じかはわかりませんので、SDHCカードは、メーカーからMac OS上での使用に関する公式見解が出るまでは、使用は避けたほうが良いでしょう。


 ・・・それにしても、ソニーといい、松下といい、何で家電メーカーはWindowsの方しか向かないんだ?
 (マイナーOSでも、無視できない数の使用者がいることを忘れないで欲しいものだ)


 SDHCカードは、見た目は従来のSDメモリカードと同じですが、中身は全然違う機械です。カードリーダも専用品を使わなければ動作しません。

 見た目は全く同じなのに、対応する機器がそれぞれ違うってのは・・・。
 ややこしい物を作ったもんだよなぁ・・・(店頭で、「だからコレとアレは、何がどう違うんだよ!」とキレて店員さんに食って掛かるお客さんの姿が目に浮かぶ・・・)。

22:18:00 | yo-ta | | TrackBacks