Archive for 14 September 2006

14 September

うぉ、被った!けど、今回食われたのは・・・。ペンタックスとオリンパスから新型デジタル一眼レフ発表!

 涼しいを通り越して、寒かったぞ、今日は!
 雨もしばらく続きそうだし、関東は既に秋雨シーズンに突入しているかのような気配です。

 では本題です。
 今日は、カメラ/デジカメマニアの世界は大騒ぎになるようなニュースが二つ、飛び込んできています。
 ペンタックスとオリンパスから、それぞれ新型デジタル一眼レフが発表されました。

 ペンタックス、ゴミ除去機能搭載の有効1,020万画素デジタル一眼レフ「K10D」

 前々から発表するというアナウンスのあった、ペンタックスの1,000万画素機がついに登場です。
 7月発売のK100Dが非常に高い評価を受けているだけに、今回の機体の仕上がりも期待される所です。

 このK10Dは、超音波モーター内蔵レンズに対応させるための電気接点を設けたり、防塵防滴仕様化されていたり、ゴミ取りが標準装備になったりと、とにかく気合が入りまくっていますね。
 なお、ゴミ取りはソニー初号機型に近いアプローチで、ローパスフィルター表面をコーティングで覆って凹凸をなくし、手ぶれ補正の要領でCCDを揺らして落とす仕様だそうです。
 落としたゴミは、粘着テープ(メンテフリー)に吸着され、再付着を防ぐのは、オリンパスと同じです。

 しかも、ペンタックス機伝統のレンズ互換性の幅の広さは健在で、K、KA、KAF、KAF2、(アダプター使用で)スクリューマウント、645用、67用のレンズが装着できるそうです。
 その上で、今後登場予定の超音波モーター内臓レンズにも対応させるって・・・(信じられね〜)。

 ただし、これまで単三電池使用だった電源が、専用リチウムイオン電池に変更になりました。
 また、ボディサイズが幅141.5×高101×厚70mmと、普通のデジタル一眼レフ中級機クラスのサイズになっています。
 この辺りは、旧来からのペンタックスユーザーから見て、どのように評価されるでしょうか・・・。
 また、他社製1,000万画素級DSLRは、画像のチューニングで苦労しています(この機体も、ソニー製CCD使用との噂があるし・・・)ので、サンプル画像の発表に期待したいところです。

 一方で、9/14日がX-Dayと噂されていたオリンパスからは、こんな発表がありました。

 「フォトキナ2006」出品製品のご案内

 新製品ちゃうんかい!というツッコミがあったように思いますが、この中に、地味〜な形でデジタル一眼レフ、E-400を出展する、と書かれています・・・(ず〜っと下のほうね)。

 ちなみに、海外サイトにはかなり詳細な情報が出ていますが、国内発表レベルで今わかっている仕様は、以下のとおりです。

 E-400:
  ○有効画素数1,000万画素
  ○超音波で撮像素子のごみ問題を解決する「ダストリダクション機能」
  ○大きさ:幅129.5x高91x厚53mm(突起部含まず)、重さ:375g(本体のみ)


 フォーサーズで一番の小型機、E-500が幅129.5×高94.5×厚66mmの435gですから、さらに1cm薄く、60g軽いボディになって登場するようです。
 E-500がコンパクトなサイズで登場したとき、開発スタッフインタビューに「小さくしようと思えば、まだ行けます」という発言があったのは、どうやらマジな話だったようです・・・が、これ以上、小さくなったら、逆に持ちにくいぞ、多分(^^;)。

 なお、夏発売以降でこれに対抗できる小ささを持っているのは、Canon EOS Kiss DX(幅126.5×高94.2×厚65mm、510g)、PENTAX K100D(幅129.5×高92.5×厚70mm、560g)の2機くらいでしょうか?
 しかし、期待されているボディ内手ぶれ補正は搭載見送り?(他社の、手ぶれ補正ユニット搭載機と比較して軽すぎるのが・・・)の感がありますし、ライブビューも、どうなっているのか不明・・・。
 この辺りは、ヨーロッパ時間で9/14日になれば、何かあるでしょうか?
 (と思っていたら、実際にあった。オリンパスUKのE-400紹介サイト:リンク先英文。欧州では11月上旬発売のようだ)

 しかし、E-400は確かにびっくりするほど小さい(特に、本体の薄さは驚愕的な)デジタル一眼レフですが、ボディ内手ぶれ補正がないと、主戦場に撃って出るのは難しいのでは・・・。
 ここまでの小型軽量化が実現できたのも、そういった初心者アシスト機能が入っていないから、であった場合、「一発芸」で終わりそうな気がして怖いですね・・・(でも、私は予算が許せば、思わずサブ機に欲しくなっちゃうかも、というくらいの機体です ^^;)。

 まあ、今回はペンタックスはフラグシップ級?の機体、オリンパスはエントリー級の機体ということで、開発コンセプトに大きな差がありますから、購入時にはそれぞれのクラスの中でどうか、という視点で評価しないと厳しいと思いますけどね。

 とはいえ、同時に発表されてしまえば、フラグシップ級の機体の方が注目度は高いわけで・・・今回はペンタックスの「被せ勝ち!」になったような気がします・・・。

追記:
 どうもオリンパスのE-400は欧州マーケットのみでの販売になるような感じです。
 北米のWebサイトでも、「購入するなら個人輸入になるね」という文面がみられますからね・・・。

 ということは、日本でも、欲しければ欧州系通販か、欧州在住の友人に「頼むッ!」というメールを打つしかないのか・・・。
 (そういえば、今東欧を放浪中の元同僚がいたな・・・。けど、気ままなバックパッカーに「デジタル一眼を買って来い」と言っても、手元に届くまで、とっても気の長い話になるだろうな ^^;)

 しかし、そこそこ興味を持つ人は多そうなので、みんなでオリンパスに「売ってくれ!」嘆願を送れば、数量限定で国内販売・・・。

 なんて事はやらないんだろうなぁ、オリンパスって、こういう所は妙に頑固なイメージがあるし(^^;)。
 ああ、お散歩のメモスナップには最適な大きさ&重量だと思うんだけどなあ・・・(マジで、気軽に持ち歩いて気軽に使えそうでイイ!)。


18:20:00 | yo-ta | | TrackBacks