Archive for August 2007

31 August

海の向こうでPanasonic!新型デジタル一眼レフDMC-L10発表。

 さあ!夏休みはもうすぐ終わりだ!
 今、宿題を必死こいてやってる人達!

 諦めちゃいな!

 40日分の分量、2〜3日でどうなる物でもないって!(ケケケッ!)

 では本題です。
 フォーサーズ陣営は、情報が欧米圏優先になるというジンクスなのか戦略なのか、とにかくそういう傾向が強いのですが。
 松下電器が英国および米国で、新型デジタル一眼レフ、DMC-L10を正式発表したそうです。

 Panasonic-UK DMC-L10-K (Panasonic UK:松下電器の英国サイト)

 Panasonic、顔認識AF搭載のデジタル一眼レフ「LUMIX DMC-L10」(デジカメWatch)

 え〜と、こういうとき、普通の人(日本人)は米国サイトをリンク先にするようですが、個人的な趣味で、英国サイトのみのリンクにしています。
 ・・・べ、べつにAirframeの情報を集めているうちに、米語より英語の方がヒラ読みで意味を取りやすくなったから、とか、そんな理由じゃないぞ(汗)。

 アホネタはそこまでにして、DMC-L10ですが、先日、噂情報としてネタに取り上げた通り、可動式液晶を搭載したライブビュー可能なデジタル一眼レフで、撮像素子はお約束のLive MOS(約1,010万画素)です。

 で、もう一つ、噂の通り、位相差検出式AFと、コントラストAFを搭載しています。
 今までの、位相差検出式AFのみ搭載の機体では、ライブビュー状態でAFすると、位相差センサーに光を導くために、ミラーがパカパカ動いていたのですが、この機体は撮像素子上で高コントラスト部を検出し、そこにピントを合わせる(ま、つまりコンパクトデジカメと同じAF)方式を採用しているため、手ぶれやピン位置ズレなどは発生しづらくなっているでしょう。

 なお、この機体では顔認識AF機能も使用できるようですが、これはコントラストAF時限定の機能なのか、位相差検出式でも使える(??原理的に可能なのかな?それ以前の問題として)のかは不明です。
 また、顔認識AF設定時には、ヒトの顔の位置を検出し、顔がすっきり写るように、自動的に露出を合わせる機能も搭載しているようです(UKサイトの記述から)。

 この機能ですが、コンパクトデジカメの一部の機種は、生身の人間だけでなく、写真やポスター、マネキン、彫像、落書きや壁のシミに至るまで、ヒトの顔に見える立体物や図形があったらそれにピントを合わせてしまうという、ちょっとキモチワルイ所があったそうですが、この機体ではどうなっているのでしょう?
 同時に15対象を自動検出して追尾するようですが、ここまで来たら、カメラのファインダーというより、兵器のターゲットを覗いている気分になるかもしれませんね・・・というか、光学像追尾式誘導弾が、まさにこの原理だったり・・・。

 とか何とか、色々な機能がついた機体ですが、とりあえず米国での価格が約1,300ドル、という事は、日本円に直して、約10万円くらいですか?

 ただし、この機体、今の所日本での発表および発売が未定なので、イマイチ情報収集に気が乗らないよなぁ・・・。
 (え?個人輸入?しませんよ。精密機器は、輸送中にトラブルがあったら、凄く面倒だから)

23:35:04 | yo-ta | | TrackBacks

29 August

ソニーの新型デジタル一眼レフは、9/5日発表??

 最近、余裕で30度近くまで気温が上がっているのに、涼しいと感じるのは、お盆の頃の超酷暑日の連発を経験して、暑さ感覚が狂っているからなのでしょうか?
 それとも、確実に秋が近付いてきている証拠でしょうか?

 ・・・しかし、今年は(も?)無茶苦茶な勢いで本業が忙しくて、初夏からこちら、人間の生活、してないんだけど・・・?
 マジで、他に働き口があるなら、すぐにでも転職したい所ですよ、全く・・・。

 では本題です。
 急激に賑やかになってきた、デジタル一眼レフの新製品情報。
 今日はソニーから、新機種が9/5日に発表か!という噂が飛び込んできました。

 Sony expected to unveil A300 on September 5th(海外のブログサイト。英文)

 上のリンク先の記事は、ずいぶん昔の話に遡って、今春のPMA&PIEでモックアップが展示されていた中級機のようです。
 今の所、噂情報として入ってきているのは、

○イタリアで9/4にプレス向けの発表会を開催
○ヨーロッパのジャーナリストが招待されている。
○欧州で複数のフォトグラファーが試用中
○スペックは、APS-C、1200万画素、CMOS、秒間5.5コマ、ISO 3200、高感度ノイズ処理向上など。


 という所ですが、まだまだ噂の域を出ていません。
 春〜初夏頃まで、必死でCMで「手ぶれ補正が〜」とやってた初号機は、既に1年前の機体で、いい加減、市場での訴求力が無くなっているので、そろそろ新型機が出てきてもおかしくない頃合いである事は確かです。

 ちなみに、今年前半に放映されていた初号機のCM。
 一般の皆様の目にはどう映ったか分かりませんが、デジカメマニアな人(=私)には、「いまさら」感がありありな上に、結局、ボディ内手ぶれ補正以外に売り所がないのかよというツッコミしか浮かばなかった訳ですが・・・。

 ま、とりあえず、何となく、の感じですが・・・まだコニカミノルタ色が濃いな、というのが、画像&PMA当時のデジカメサイトのニュースを読み返してみての感想です。
 ついでに、この新型機では初号機のように、購入特典キャンペーンの対象者から、Macユーザーを排除するような事()がなければ良いのですけどね。

)初号機のキャンペーン
 ソニーのデジタル一眼レフ初号機の購入者特典で無償配布されていたソフトウェア&割引購入対象となったソフトウェアが、Windows版のみに限定されており、最初からMacユーザーの方を向いてない、と批判されていた。
 ちなみに、そのときキャンペーン対象品としてリストに上がっていたソフトの多くが、Win/Macの双方に対応版が出ていたので、MacユーザーがMac版を特典価格で購入させて欲しい、と頼んだが、拒まれたという噂もあるくらいで・・・。

23:35:00 | yo-ta | | TrackBacks

28 August

フォーサーズ陣営に新機種の噂&オリンパスE-3の最新プロトタイプか?

 今日は夕方〜夜にかけて、皆既月食が観測されたそうですが・・・。

 東京はその時間、ちょうど物凄い雷雨に襲われていたという、見事な「マーフィー」状態だったようです。
 天文ファンの皆様、やられませんでした?

 では本題です。
 遡れば、今春に開催されていたPMA終了以来、ほとんどが小粒情報ばかりで、大氷河期だった今年のデジカメ界ですが、ここに来て、やっと賑やかになってきました。

 先週のCanon、Nikonの2台巨頭の相次ぐ新製品発表に続いて、また新たな噂が出てきました。
 今度は第三位争いを繰り広げる集団のうちの一派、フォーサーズシステム陣営からの情報です。

 まず、オリンパスからは、年内発売が予告されているE-System次期フラグシップであるE-3の、内覧会?の画像流出情報が、お隣の韓国から飛び込んできました。

 Olympus E-3 最新プロトタイプ?(デジタル一眼レフ マニアック)

 見た目は、今までに展示されていたモックアップなどとあまり変わらないようですが、今回の展示で、液晶モニタがバリアングル構造である事が、確実に示される形になりました。

 デジタル一眼レフのライブビューも、2台巨頭が標準装備をはじめた事から、今後、各社が追随してくる事と思われますが、現在までの所、可動式液晶を搭載しているのはオリンパスのE-330だけです。
 私は、コンパクトデジカメでは回転レンズ式を長期にわたってメイン機に使用してきましたので、フリーアングル撮影の楽しさは良くわかっています。
 オリンパスのE-330は、上下方向跳ね上げ型の液晶パネル装備で高い評価を得ていた反面、横向きの可動も欲しかった、という要望が多々ありましたので、今回のバリアングル化は、大きな進歩になると思われます。

 また、ボディーにISマークが入っている事からも、ボディ内手ぶれ補正を標準搭載している事が分かります。
 今までにも、仕様については色々噂がありましたが、今回のプロトタイプ(?)の画像をもっと細かく見てみると、色々、分かる事があるかもしれません。

 もう一つの噂は、松下電器のPanasonicブランドから、LUMIXシリーズ上位機種となるDMC-L10の情報です。

 New reflex Pana: L10(海外のデジカメ系BBS。英文)

 コチラは、見た感じ、オリンパスのE-550と共通のシャーシを使用し、液晶パネルをバリアングル化。ボディ内手ぶれ補正はないものの、手ぶれ補正を搭載したレンズを供給する事で対応する、という形ではないか、という噂が流れています。

 情報もとの画像では、雑誌のスクラップの一部のみしか姿が見えていないため、詳細不明な部分が多すぎるようですが、見え隠れしている範囲からは、オートフォーカスが2系統用意されているらしい、という事です。
 よって、まだ噂レベルではありますが、位相差検出AFと、撮像素子によるコントラスト検出式AFを搭載しているのではないか、という観測が広まっている所です。

 ライブビューデジタル一眼でのコントラスト検出式AFは、先日発表されたNikonのD3&D300に搭載することが発表されています。
 しかし、オリンパスは過去(E-330発表時)に、「現在の技術レベルでは、一眼レフに求められる速度と精度を確保できない」との観点で搭載を見送り、Nikonでも「三脚モード」設定時に有効な機能という事で、AFに要する時間は位相差検出より長く、じっくり構えて撮る用途向けである事が予測されます。

 Panasonicの別系統のAFシステムが、コントラスト検出式である場合、この辺をどうやって克服しているか。
 あるいは、Nikon機と同じような使い方を想定しているのか、ちょっと気になる所です。

 そしてもう一つ。
 私が個人的に気になるのが。

 E-3の展示で装着されている、新型(?)レンズ!

 画像で見る限り、12-60mm F2.8-4.0のようで、青ラインである事から、小梅シリーズ(あるいはZuiko Digital 第二世代)と考えられます。
 恐らくは、標準レンズとして新発売されるのだと思いますが、この、トランスルーセントボディ(一般にはスケルトンと言った方がいいかな?)が、いい感じじゃないですか!

 まあ、内部機構を見せるための、展示専用品(過去にNikonがやってた、半透明ボディのD70とか)である可能性もありますが、これが製品版仕様の外観で。
 名玉、14-54mm F2.8-3.5と同じくらいの使い勝手の良さを持っているのなら、リプレースを考えたくなってしまいますね!

23:57:00 | yo-ta | | TrackBacks

23 August

キヤノンに続いてニコンもデジタル一眼レフ新型機を2台発表。ダブルフラグシップD3&D300

 お盆が過ぎたから・・・という訳ではないでしょうが、今日は関東地方、急に涼しくなって、過ごしやすい一日でした。

 といっても、最高気温はかる〜く25度超えの、夏日だったんだよね(^^;)。
 しばらくの間、朝から既に30度越えという、滅茶苦茶な日ばかりだったから、体がおかしくなってるのか?

 では本題です。
 つい先日、デジタル一眼レフ界の2大巨頭のひとつ、キヤノンがフラグシップ級と中級の2台の新型デジタル一眼レフを発表した、というネタを上げたばかりですが。
 本日、もうひとつの巨頭であるニコンから、ダブルフラグシップという位置づけで、2台のデジタル一眼レフ新型機が発表されました。

 デジタル一眼レフカメラ「ニコンD3」の発売について(ニコンのニュースリリース)

 ニコン、フルサイズCMOSを搭載したフラッグシップ機「D3」(デジカメWatch)

 デジタル一眼レフカメラ 「ニコンD300」 の発売について(ニコンのニュースリリース)

 ニコン、1,230万画素CMOS搭載デジタル一眼レフ「D300」(デジカメWatch)

 両機の位置づけは、「D3=ニコンFXフォーマットのフラグシップ」「D300=ニコンDXフォーマットのフラグシップ」という位置づけになるそうです。

 今回の発表では、D3でニコン初の35mm判撮像素子の搭載、というところが最も注目されるように思います(これが「ニコンFXフォーマット」になるらしい)。
 これで、ニコンの交換レンズ群も、銀塩(フイルム)カメラでの焦点距離と同じ感覚で使えるようになり、特にDXフォーマットで指摘されていた、広角不足については解消されると考えられます。

 ・・・が、キヤノンのEOS 5Dあたりで散々指摘されている、画像周辺部の画質劣化(特に広角レンズでは顕著)に関しては、どんなレベルなのかが気になるところです(ニコンの見解では、許容範囲内ということらしいが・・・)。

 また、D3は撮像素子が約1,210万画素のCMOS(ニコン自社開発らしい。LBcastの発展版?)搭載ということで、先日発表されたキヤノンのEOS-1Ds Mark IIIの、オーバー2,000万画素の撮像素子と比較すると、性能的にどうよ?と思われる方も多いかもしれません。

 しかし、その高性能に見えるEOS-1Ds Mark IIIのサンプル画像を見に行ってみたら、JPEGの画像一枚が約9.5MB(^^;)。
 はっきり言って、Rawファイル並みのバケモノ容量に膨れ上がっており、読み込むだけでも時間をとられましたから、これをレタッチするとなると、大変な騒ぎになりそうです。

 つまり、キヤノンのEOS-1Ds Mark IIIをストレスなく使おうとすると、記録メディアやPCや画像ストレージや、色々な物を更新しないと駄目そうな、そんな危険な香りがプンプンしています。
 特に、1,000万画素以上の多画素機の利点を述べる際によく言われる、「A3出力でもきれい」とかいう話になると、個人使用レベルで、そんなに引き伸ばすことが頻繁にあるかどうかを考えれば、明らかにオーバースペックでしょうしね・・・。
 何事も、身の丈に合った「ほどほど」が一番かもしれません。

 という脱線話から軌道を戻して、D300は約1,230万画素のAPS-CサイズのCMOS搭載のモデルですが、ニコン機では初となる、イメージセンサークリーニング機能(ゴミ取り機能)を搭載する機体になります。
 これはキヤノンと同じように、ローパスフィルターを振動させる機能のようですが、超音波なのか圧電素子なのか、その辺のメカニズムは不明です。
 また、物理的除去以外にも、ソフト的に除去する機能もあるようですが、こちらは専用ソフトのCapture EXが必要になるようです。

 DXフォーマットに関しては、これまでにも複数本の「デジタル対応レンズ」が出ており、既に多数のユーザーを獲得していますので、安心して使えるフォーマットになるでしょう。
 なお、D3にはDXフォーマットサイズにクロップ(トリミング)して撮影する機能がついているため、一応、互換性がある・・・と見ていいのかどうか(^^;)。
 まあ、今までDXフォーマットで機材をそろえてきた皆様でも、D3を使えることは確かです。

 そしてD3&D300では、ついにニコンもライブビューモードを搭載してきました。
 しかも、ライブビュー使用時のフォーカスモードに、通常の位相差検出方式によるAFモード(手持ち撮影モードというらしい)に加え、コントラスト検出式のAF(三脚撮影モードというらしい)が追加されました。
 この、コントラスト検出式AFは、世界初のライブビュー搭載一眼レフ、オリンパスのE-330登場時から「搭載して欲しい」との要望があった機能だけに、かなりポイントが高いところでしょう。

 ただし、E-330登場時に小川町で聞いた話では、オリンパスはこのコントラスト検出式について、「一眼レフとして使用する上で、実用的というレベルの速度と精度を出せないと判断した」という見解を持っていたようですから、ニコン製品はそこをどんな風にクリアしているのかも、ちょっと興味がありますね・・・。
 (E950時代の、ず〜っとレンズがズズズズ唸ってる、って感じにはなって欲しくないなあ・・・。って、さすがにそれ以上のレベルだと思うけどね ^^;)

 と、ここまで書いてきて、すごく気になったことが。
 ニコンでは、去年か一昨年か忘れましたが、開発者インタビューの中で、「DXフォーマットは向こう10年、継続する」とか、「今後、ラインナップを一新する」とか何とかいう発言があったかと思います。

 これらを総合的に考えると・・・今後、ニコンのデジタル一眼レフのラインナップは、「DXフォーマット、FXフォーマットのそれぞれで、エントリー、ミッドレンジ、フラグシップのクラス別の機種が登場する」ことになるのでしょうか?
 それとも、「FXフォーマットは、ニコンデジタル一眼レフのフラグシップフォーマットとして位置づけ、DXフォーマットはコンシューマーモデルとして継続する」のでしょうか?

 このあたりも、近いうちに発表されるか、インタビューの中で談話として出るでしょうから、ちょっと注意しておきましょうか・・・。

 なお、両機とも発売時期は今年の11月頃と予定されており、価格は両機ともにオープンプライスのようですが、現段階の店頭予想価格は、D3が約58万円、D300が約23万円と予測されているようです。

 というわけで、2大巨頭が相次いで、渾身の一撃を市場に打ち込んできた今、期待されるのは混戦状態の3位争いグループからの一撃です。
 ま、つまり、何が言いたいかというと、オリンパス、(仮称)E-3の詳細スペックの発表を早くっ!ってことです(←結局そっちかーい!)。

 それにしても、ホントに今年のデジカメ界は、春〜初夏まで、E-410&510以外にパッとする話題がなかったですね〜。
 んで、お盆過ぎて、やっと大きめの話題が出てきたって感じがします。

 春夏秋冬のそれぞれで、ワクワクする話題がたくさんあった数年前が、ホントに嘘みたいな寂れっぷりですね・・・。

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20 August

Canonから、新型デジタル一眼レフ、2機が発表になった。

 週末の天気は・・・見事に外れて、日曜は晴れまくってたじゃないかっ!
 結果的に、私は悪天候の日を選んで長距離ライドに出ていたようなもので、何とも間抜けな結果になってしまいました。

 まあ、自然にはかないませんね。

 では本題です。
 久々にデジカメな話題ですが、デジタル一眼レフ会では2大巨頭の片割れであるCanonから、フラグシップ級と中級の機体が同時に発表されました。

 キヤノン、2,110万画素になったフルサイズデジタル一眼「EOS-1Ds Mark III」(デジカメWatch)

 Canon EOS-1Ds Mark III(Canonの商品情報ページ)

 キヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」(デジカメWatch) 

 Canon EOS 40D(Canonの商品情報ページ)

 1Ds系はCanonのフラグシップクラスの中でも、35mm判の撮像素子を搭載したクラスであり、大型センサーゆえの余裕のある絵作りを売りにしてきているシリーズです。
 今回の1Ds Mark IIIも、35mm判で約2,110万画素の撮像素子を搭載し、16,384階調の描写が可能な14bit処理を採用し、フラグシップに求められる「高画質」を追求する形になっているようです。

 なお、1Ds Mark IIIは、連射性能は秒間5コマ程度であり、この部分は他社のフラグシップクラスと比較すると、幾分か見劣りしますが、これは画質強化型の機体である事を考えたら、ある程度は仕方がない所でしょう。

 もう一機の40Dの方は、あまり話題にならなかった40Dの後継機として、堅実に進化させてきた、という感じの機体です。
 撮像素子はAPS-Cサイズの約1,010万画素CMOSセンサーを搭載し、秒間約6.5コマの連射性能を持っています。

 で、両機種ともに、ゴミ取り付の、ライブビュー搭載です。
 今まではオリンパス製品で、特に差別化要素として付けられていたこの機能ですが、Canonが中級機にも搭載してきたという事は、今後はデジタル一眼レフの標準機能の一つになるのかもしれません(撮像素子表面のゴミ付着問題が、さらにシビアになってきそう・・・)。

 なお、40Dではライブビュー中のAFも搭載していますが、方式はオリンパスと変わらないようですね(一旦、ミラーを下げて測距し、再びミラーアップする)。
 ここにもひと工夫、欲しい所ですが・・・今の所、ミラーをパタパタさせないでライブビュー中にAFするには、オリンパスのAモード方式を採用しないと難しいのかもしれません。

 そして気になる発売時期ですが・・・EOS-1Ds Mark IIIが11月頃、 40Dが8月31日となっています。
 う〜む、オリンパスのE-3(仮称)も、モタモタしていられないんじゃないですか?この日程だと・・・。

 そういえば、オリンパスはE-3のスペックを、仮想レベルで40D対抗機と位置づけて、オリンパス社内で性能予測なども行っていたかと思います。
 今、手元に資料がないので比較できませんが、オリンパスの予測性能と実機性能を比べたら、どんな感じなんでしょう?
 (それが結構、正しければ、今後発表が噂されているNikonのD300の性能も、ある程度占えそう・・・)

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