Archive for 27 November 2007

27 November

折り畳み自転車、Airframeの第二次改造作業が終了。

 最近、ウチのブログではGecko系ブラウザのアクセス件数が、msie系ブラウザのアクセス件数の1.5倍近くになっています。

 Gecko系ブラウザは、有名な所ではFirefoxやNetscapeなどがあり、このブログのシステム上、SafariもGeckoとしてカウントされる(ウチでチェックしたらそうだった)という仕様ですから・・・Macユーザーの皆様 or IE 6.0からFireFoxなどに乗り換えた皆様からのアクセスが急増中なのでしょうか・・・?

 しかし、最近ネタにしている話題って、「デジカメ:自転車:与太話=3:5:2」くらいの比率で、以前ほど極端に(ぢてんしゃに ^^;)偏っていないですから、皆様、一体どの話題に食いついているのやら(^^;)。

 では本題です。
 鋭い人は、先日「表」のサイトに掲載した画像で気付いたと思いますが、クランクセット&後輪スプロケを換装したAirframeの、第二次改造が終了していました。

 前回のクランクセットの改造後、素人作業の弊害なのか、チェーンのテンションがうまく保てなくなり、折り畳み→展開時にチェーンが外れたり、強くトルクをかけると歯車の表面で上滑りしたり、挙句に登坂中に外れたりしたので、このまま乗り続けるのは危険だと判断し、さらに改造を加えました。

 京都上洛直前まで、仕事から帰宅した真夜中に、少しずつ、セコセコと改造作業を行っていたのですが、上洛を目前に完成し、京都で(^^;)試乗も済ませたので、成果を発表しておきましょう。


Airframe bike in Kyoto, an imperial capital of ancient Japan.
Airframe Super 8 改 II
東本願寺前で。今回の改造は何をしたか一目瞭然。
リアエンドにチェーンテンショナーを装着し、
チェーンのテンションを一定に保つようにした。
(後輪の、赤いプーリー付のパーツがテンショナー)

テンショナーはDA BOMBのRL-2を使用。
普通は、ロードやMTBのシングルスピード化改造で使われる物らしい。

Airframe bike 少し前の姿
こちらは第一次改造終了直後の姿。
後輪まわりにご注目。
テンショナーが装着されていない。


 内装変速を搭載した自転車は、前後の歯車の大きさ等を変更すると、チェーンに遊びや緩みが出る場合があり、スプロケへの"かかり"が緩くなってチェーンが外れ易くなります。
 これを防ぐには、チェーンを切って長さを調節するか、一定の力でチェーンを引っ張り、"張り"の強さを調整する「チェーンテンショナー」というパーツを使って修正するのが普通です。

 ただし、折りたたみ小径車は余計なパーツを装着すると、折り畳み時に他の部材と干渉するなど、簡単に行かない場合が多いです(強引に装着すると、「折り畳めない自転車」になる事もある)。
 幸い、Airframeはリアエンドを内側に巻き込む形では折り畳まないので、テンショナーを装着しても問題ないだろう、と考え、先週から改造を開始しようと思いました。

 ・・・しかし・・・。

 Airframeは最初から内装変速オンリー対応な設計で、リアエンドに外装変速用のハンガーがないという、いかにもブリティッシュな設計()だったので、そのままではテンショナーを装着できませんでした。


ディレイラーハンガー外付け
そんなわけで、テンショナー装着のため、こんな改造を行った。
MTB用のディレイラーハンガー(SPECIALIZED EPIC用)をハブ軸に装着。

ハンガーは、ドロヨケ固定ネジと干渉しないよう、上端を削ってある。
この研削作業が、今回の改造で一番苦労した部分(^^;)。
(毎晩、夜中に地味〜にヤスリでゴリゴリ・・・ ^^;)

ところで・・・ナットやワッシャーは、薄型に変えたほうが良いだろうか?

クリアランスがシビアでねぇ
もうひとつ、苦労したのがここ。
変速ワイヤーを受けるアームとの干渉回避。

このワイヤーステーアームは、取り付け位置と角度が固定されているため、
テンショナー側の角度をいじって回避する必要があった。
結構、力技で押し込んだが、まあ、何とかうまく行ったようだ。


 改めてチェーンを張り直し、(いきなり京都持込で:笑)試走した結果、以前の、いまいちチェーンがスプロケにしっかり噛んでいない違和感が見事に解消し、クランクを思い切り踏み込んでも、きちんと動力に変換されている、という安心感が強くなりました(最高で32km/hまで引っ張れた)。
 折り畳んでも、チェーンまわりがおかしくなる事もなく、テンショナーと他の部材との干渉もありません。

 長期的に見て、別の不具合を誘発するような事がなければ、今回の改造は大成功と言えるでしょう。

 ・・・しかし、この車体、たった4ヶ月で、ここまで弄り回すとは思わなかったなぁ・・・。
 (それにしても、購入当初と比較して、現在の方が格段に快適に走り回れる。英語力があれば、シルクミード・チューブラー社に、「こんなモデル、作ってはどう?」と提案したいくらいだ@御調子者モード)

)ブリティッシュな設計
 内装変速機は、もともと英国のメーカーだったスターミーアーチャー(現在、台湾のサンレース社にブランドが移っている)が、1939年に極めて信頼性の高い3段内装変速機(AW-3型)を完成させたことにより、現在の形が完成したという経緯がある。
 そのためか、イギリス製の折り畳み自転車には内装変速が装着されている車種が多く、ある意味で「英国製」を印象付けるギミックになっている。


23:03:56 | yo-ta | | TrackBacks