Archive for 16 December 2007

16 December

初レース「東京エンデューロ 2007 X'mas edition」出走記 Part.1

 初のレースイベント参加から一晩が明け、現在、尻の筋肉が激しく痛いです(何故?)。
 いつも走っている多摩川サイクルロードとは違って、アップダウンが休みなく現れるコースを、2時間で50kmも走ったから、使う筋肉が違ったのかもしれません。

 しかし、尻の筋肉が痛いと、バランスが取れず、階段を下りるのが物凄く怖い・・・。
 ううむ、来年までに、もっとバランス良く走れる体にしてやる!

 という訳で、本題に移って、レース参加の記録を、今日から何回かに分けて掲載します(毎回長文ですが、ご容赦を ^^;)。

 こういう、レースイベントの記録をWebに上げる人は、自称「へたれ」でも、ほとんどが表彰台を狙えるほどの実力の持ち主である場合がほとんどです。
 それが証拠に、過去の東京エンデューロの記録を見ても、結果は15周とか14周とか、恐ろしい周回数を平気でクリアしています(コースは一周、5km)。

 そんな状況ですから、初心者の、ウィークエンドホビーライダーが調子に乗って参加して、酷い目にあった、という記録は、あまり見かけません・・・というか、恥ずかしすぎる記録しか残せないので、ネタにしたくもない、という気分なのでしょう(わかる気がする・・・)。

 しかし、私は、というと、そういう体験こそ、「オイシイ!」と考えてしまう奴でして(^^;)。
 ここからはじまるのは、ウィークエンドホビーライダーが、ノリと酔狂だけで参加して来たレースイベント、「東京エンデューロ 2007 X'mas edition」の記録です。

 なお、以下のレポートは、要所要所でこちらのコース案内図を確認して頂くと、よりわかりやすくなると思います。

 2007年12月15日土曜日。
 天気、快晴。気温、寒い・・・。

 とまあ、こんな日に行われた、funrideの忘年会イベント(と、金城編集長が挨拶で言ってた ^^;)である、「東京エンデューロ X'mas edition」。
 エントリーした事をすっかり忘れて、走り込みが全く足りないという不安だらけのスタートでしたが、とにかく朝食を食べたら自走で会場へと向かいます。

 自宅から昭和記念公園までは、約25km。
 まあ、1年間の自転車趣味生活で、これくらいは鼻歌混じりで走れるくらいの体力はつきました。

 愛車1号のBSモールトンにまたがり、昭和記念公園へ。
 ウォーミングアップのかわりに、と思っていたのですが、下見時より道路が空いていたため開門前に到着してしまうという、想定外のハプニングが・・・。仕方ないので、缶スープを飲んで体を温めつつ待って、開門後は徒歩〜サイクルロード経由で会場へ。
 会場では、既にカラフルなサイクルジャージに身を包んだ皆様が、続々と集まって来て、出走準備を開始する所でした。

 受付で、参加登録証と引き換えに、ゼッケンと参加賞をもらいます。
 ゼッケンは安全ピンで胸に止め、番号シールをヘルメットに貼る形です。

 ゴアテックスのジャケットなんて着てこなくて良かったです・・・(穴を空けたら終わり。この日はたまたま、自転車用のソフトシェルジャケット着用だった)。

 補給食を選んでポケットに突っ込んだり、飲料をボトルケージや背中のポケットに突っ込んだり、周回計測用のチップをフロントフォークかダウンチューブに取付けたり、結構色々とやる事があるので、ボヤボヤしていられません。
 初めての事だったので、全てを終わらせたのは、キッズレースが始まった後でした。慌てて出走前の補給食を取り、荷物を手荷物預かりに預けて、スタートポイントへ。

 あまり前に出ると、先頭集団のアレやこれやに巻き込まれる可能性があるので、真ん中辺りに入り、オープニングセレモニーの挨拶等を聞きます。
 話によると、今年はどうやら、最前列付近には、かなりの猛者が陣取っているらしいです。

 招待選手(全日本チャンピオンの新城選手や、アジアチャンプの宮澤選手、チームコラテックの皆様他多数)の紹介が終わると、スタート2分前になりました。ビンディングペダルにクリートをはめ込むパキッ、という音が周囲から響いてきます(私は相変わらずフラペ:笑)。
 その後、カウントダウンでもあるのかと思いきや、いきなりピストルが鳴ってスタート。先頭から徐々に動き始め、コースへと進んで行きます。

 第一、第二コーナーを曲がった辺りから、速い選手と遅い選手の差が出はじめます。
 最初の一周はパレードラップ(ローリングスタート)なので、一応、追い越し禁止なのですが、速い選手はどんどん前に行ってしまいます。
 おかげで、無理な追い越しになって接触、落車する選手も何人かいたようで、この時点で車体が壊れてしまったらしいライダーの姿もありました。
 (しかし、レギュレーション違反でこんなリタイヤってのも・・・)

 なお、パレードラップの時速は、手元のサイコンで30km/h近く。
 集団の中なので空気の流れに乗ってしまい、そんなに必死に走っている感じはありませんが、これは私感覚ではかなりのスピードです。

 コースのアップダウン、コーナーの角度などを確認しながら前進。
 西立川口付近にさしかかった所で、前輪がガキッという音とともに一瞬、ロックし、その勢いでバランスを崩してコースアウトし、停車。
 何があったのかと思ったら、周回計測用のチップ(といっても、油性ペンくらいの長さと太さ)がずり落ちて、前輪に巻き込まれています。
 装着時に、かなりギチギチに縛り上げたはずなのに、BSモールトンの先細りの極細フォークでは十分に止まらなかったらしく、路面の衝撃でずり落ちてしまったようです。

 幸い、スポークにダメージは無かったようですが、このまま継続して走るのは危険でしょう。
 とりあえず、咬んでいるチップを外し、ゆっくり前進してソロピットに入る事にしました。
 メインストレート手前のソロ選手用ピットで、係の方に事情を説明し、一旦チップを外した後、メカニック担当の方に新しいタイラップで締め直してもらいます。

 その間に、パレード走行していた参加者の全員がメインストレートを通過してしまい、コース上は完全に静寂に包まれてしまいました。
 レースMCも、部門別に、トップでチェックポイントを通過した選手の紹介などを行い、本気の第一周回では、誰が一番最初に戻ってくるか、なんてアナウンスがされています。

 メイン会場にも、無事スタートセレモニーが終わり、しばらくの間、選手が戻ってくるまで一息入れて・・・という雰囲気が流れる中、チップの再装着が終了した私がピットからスタート。
 ピット周辺の参加者や応援の皆様の間から、「何だ、今頃?」「トラブルか?」等という声を受けながらチェックポイントを通過。
 気分がリアルに「orz」だったのは、言うまでもありません(頑張れ!という声は全くなく、「あれ?」というリアクションだけが来る ^^;)。

 ちなみにこの時、「小径じゃ、今から走っても無理だろ」と通過時に言って下さった方。
 今度、ハリセンチョップさせて下さい(^^;)。

 最後尾の選手が通過してから、既に3分ほどが経過。第一、第二コーナーを曲がって直線路に出ても、前を行く選手は見えません・・・。
 ぶっちぎりの最下位で一人旅、という、物凄く切ない状態で、2周目以降の本レース開始となってしまいました。


20:42:33 | yo-ta | | TrackBacks