Archive for 12 May 2007

12 May

聖蹟桜ヶ丘 アニメ「耳をすませば」の舞台の坂で、ヒルクライム体験っ!

 今日も長文なので、早速本題に行っちゃいましょう!

 では本題です。
 これまで半年ほど、週末&定時退勤日の夜間くらいのペースで自転車に乗ってきたため、体重が急激に減った、というネタは、過去にも挙げた通りです。

 で・・・。

 体重が落ちると、体が身軽になった分、今までちょっとためらっていたこと(例えば、信号点滅ダッシュとか、5階までの階段移動とか)が、何でもないことになってきてしまいます。
 そしてある日、ウチの近所にある、某駅前から住宅地に至る坂道を走ってみたら・・・フロントがアウターギアなのに、座ってこいだまま、すいすい登れてしまったのが、私にはちょっとした衝撃でした。

 この坂、以前はママチャリで登るのに、立ちこぎでダンシング状態だったのに、今ではそれよりずっと重いギア比で、簡単に登れた・・・。
 というわけで、ちょっと気になってきてしまったのが、自分の「登坂能力」です。

 私が普段走っている多摩サイは、河川堤防上という事もあって、起伏が少なく、わずかに橋とクロスする区間で登り、下りのスロープが設置されている程度です。
 ロードバイク乗りの皆様の中には、10kmほどの長くて急な坂道を、ずっと登って行くだけ、という「ヒルクライムレース」にチャレンジする人も大勢いますが、さすがにそこまでは無理としても、どんなレベルの坂までは、対応可能か・・・。

 そんなわけで、今日はジブリアニメ「耳をすませば」の舞台であり、坂初心者の、まず第一の鬼門と言われる、聖蹟桜ヶ丘の「いろは坂通り」で、ヒルクライムを体験してきました。



聖蹟桜ヶ丘は、多摩サイから関戸橋を渡ってすぐ。
毎度のように自走して訪れた(無駄に体力使ったか?)。
これは京王線聖蹟桜ヶ丘駅の西口広場にある、
「耳をすませば」モデル地案内マップ
(クリックすると拡大表示)

この地図の中で、クネクネと曲がっている道筋が、「いろは坂通り」。




いろは坂のヒルクライムスタート地点、
大栗川にかかる霞ヶ関橋上から。
正面に見えている、急勾配の坂が「いろは坂」。
これからあれを登る。


 ちなみに、いかな減量に成功したとは言え、現在の私は、まだ体脂肪率は捨てるほどあり、BMI値も25を越えてしまうだけでなく、まだすね毛も健在な体です(謎)。
 ついでにいうと、ヒルクライマーになるつもりは、まったくありません。
 え?そんなら、何でこんなチャレンジをやるの?と思われた皆様も多いと思われます。

 ま、なぜかと言うと、単なる酔狂です。

 私の行動原理に、それ以外にどんな理由が(笑)。

 それはさておき、このいろは坂。
 登りはじめから急坂を予感させてくれる風景に、ほんのちょっとだけ、「あや、これはマズッたか?」と思ったものの、とにかくギア比を軽く、軽くして登ればいいや、という事で、出発。
 ちなみに、時間に関しては最初から諦めているので、タイム計測はナシ(笑)。

 坂は途中、「い・ろ・は」に相当するヘアピンカーブがありますが・・・「い」を過ぎた時点で、このチャレンジを強烈に後悔。
 今まで30km近い道を走ってきてからの坂ですから、有酸素運動(長距離走)をやった直後に、無酸素運動(100m全力疾走)をやらされているかのようで、一気に呼吸・心拍数ともに急上昇。

 「い」のカーブを曲がった後、一台のロードバイクが、ノロノロ走っている私の右を、ダンシングしながら登って行きましたが・・・チクショー、あっちはビンディングで足が固定されているから、「引き足」も使えるんだよな!
 こっちはフラットペダルで、踏むしかないっつーのに!

 という愚痴を頭の中でリフレインさせながら、「ろ」を通過して、最後の「は」に突入。
 相当軽い段のギアで、もう、なりふり構わずギシギシ踏みながら登坂を続け、最後のヘアピンカーブを曲がると、いくぶんか勾配が緩くなり、住宅地に到着。

 そのまま、緩やかなカーブを抜けて、一気に勾配が緩くなった道を軽いギア比のまま、ヘーこら言いながら走り抜けると、最後で急に下り勾配に変化。
 あっという間に30km/hまで加速しながら、アニメの中では「地球屋」があった場所とされるロータリーに突入し、半周して停車すると、マジで大〜〜〜きいため息が出ました。
 デジカメのExif情報をもとに逆算すると、恐らく5分程度の、あっという間のチャレンジでしたが、走っている間の体感時間が長い長い・・・。

 ていうか、途中でフラフラの私を見て、指差して笑ってたカップル!
 おめーらもアニメの主人公を見習って、ママチャリでこの坂、突撃してみろや!
 (っつーか、あの作品に出てきた中学生達は、どんだけ健脚なのかと・・・)



というわけで、私が最後に使っていた変速の構成。
フロントはインナー(42T)で、リアは三番目にデカい奴(20T)。
ここまで軽いギアを使ったのは久々だ・・・。



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いろは坂チャレンジのゴールのロータリー。
ちなみに、地球屋さんのような古美術(雑貨?)店はない。




物語の舞台とは全然関係ない場所だが、
いかにも聖蹟桜ヶ丘って感じの景色があったので撮影。
そういえば、アニメにもこんな場所を駆け下りて行くシーンがあったような・・・。


 というわけで、初心者向けの最初の鬼門は、まったく時間などを気にせず、完全なマイペースという条件ながら、クリアすることができたようです。
 本当に、私もロードのように、ビンディング&ダンシングで走れれば、もうちょっと速く上がれて・・・と思って気付いたのですが。

 私、下から上まで、ずっとシッティングでした(爆)。

 ・・・これって、ある意味すごい?(笑)

 さて、上がりまくった息が整ったところで、再スタートして多摩サイへ戻ることにしました。
 登りの途中では、当然ながらそんな余裕がなく、坂の風景なんて一枚も撮っていなかったので、下りの途中で所々、止まって撮ればいいや、と思っての出発でした。

 登り行程の最後に下った坂を登り返して、いろはの「は」に逆戻りしていきます。
 途中、つづら折りになったいろは坂全体が見渡せる場所があり、そこからは聖蹟の町並みまで見渡せる、絶好の場所になっていました。

 よーし、それではここで止め・・・られるかぁ!!

 登りであれだけ苦労した急勾配ですから、下りはもちろん、急降下。
 サイコン上で、スピードは入口の段階で楽〜に30km/hを上回り、「は」のヘアピンにつくまでにさらに加速しているのは間違いないものの、もはやメーターを見る余裕もないという状態です。

 ここで、下手なブレーキングをしたら、確実に空を飛ぶ!
 ってーか、コーナーに落ち葉や砂が浮いてたら、一気に後輪が横滑って落車だ!
 うわ、そこのマンホールどけ!って、よけるのはオレの方じゃん!
 ・・・あ、今一瞬見たら、スピードが40km/hを軽〜く越えてたみたいな?
 って、今はそんな事より、コケずに下ることに集中しろー!!

 という、訳の分からない心の悲鳴を上げながら、急降下を一気下り。
 一応、落車した場合に備えて、飲料用兼傷口洗浄用のVolvicと、湿潤療法対応のパッチ型絆創膏は持ち歩いているものの、そんな物に頼るのは、本当の本当にどうしようもない時だけにしないと!

 とにかく、どんなコーナーリング&ブレーキングをしたか、まったく覚えていないですが、どうやら無事に坂を下り、多摩サイに戻ることができました。



そして今日は、前回が下流だったので、上流側に行った。
というわけで、羽村堰の玉川兄弟像。





阿蘇神社前は、以前来た時より緑が濃くなっていた。
そして居たのがコイツ。

・・・うわ〜、もうヒガシカワトンボの発生期なのか・・・。


 その後は大人しく(?)多摩サイを逆戻りして自宅へ。
 聞いた話では、明日はどうやら大田区内でマラソン大会が開かれ、多摩サイの利用が制限されそうなので、今日中に乗っておいて正解だった!

21:59:00 | yo-ta | | TrackBacks