Archive for 16 July 2007

16 July

今日は坂が多かったなぁ(長文お覚悟)。

 台風が通過し、太平洋岸(特に九州)に大きな被害が出たと思ったら、今度は日本海側で強烈な地震が発生。

 一体、この3連休は、どうなってるんでしょう?
 しかも、今回の被災地は、数年前の地震から復興の兆しを見せていた新潟・・・。

 被災した皆様には、心からのお見舞いを申し上げます。
 (状況をニュースで見る限り、簡単にこんな言葉を書くのも憚られますが、私の頭では、他に言葉が思いつきませんので・・・)

 では本題です。
 関東地方に接近した台風4号は、結局、14日から15日の午前中〜昼過ぎくらいに集中的に雨を降らせたものの、15日夕方には晴れ間がさすほどに天候が回復。
 16日まで引っ張ると思われた悪天候は、あっけなく回復してしまいました。

 そうなると、外に出たくなるのが私の性ですが・・・山行きの準備は全くできていなかったので、例によって自転車で走り回ってきました。
 (最近、楽な方向に逃げてるとか、そういう訳ではないんですけど(^^;)。実際、この炎天下で1日50km走ってみて頂ければ、どんだけしんどいか、お分かりいただけると思いますよ?)

 今日は休日とは言え月曜日だったので、いつもと同じ時間に起きて、いつもの出勤時間頃に自宅出発。
 本格的な暑さがくる前に、手っ取り早く運動負荷を上げるため、坂道を攻める事にしました(ちなみに、Airframeはまだ入院中のため、今日のお供は乗り慣れたBSモールトンだ)。

 というわけで、例によって、(もちろん多摩サイ自走で)聖蹟桜ヶ丘のいろは坂へ。
 いつものマイペース走法で登っていると、ヒルクライムのトレーニング中だったらしいローディーな方に、見事に抜き去られました・・・(これも、「例によって」な展開だ ^^;)。
 その後、坂を降りたら川崎街道を西進して、激坂で有名な、通称「百草園坂」(正式名称:旧松連坂)を攻める事にしました。

 百草園は、京王グループが管理する庭園で、京王線百草園駅から丘陵地に向かって登った先にあります。
 が、この途中の坂の斜度が、とんでもなく激しいために、多摩地域のサイクリストの皆様の間では難所とされ、ヒルクライム訓練に使われる事もよくあるそうです。
 私は以前、ここにツツジか何かの写真を撮りにきた事がありますが、徒歩でも凄い斜度に辟易とした覚えがあります。

 聖蹟桜ヶ丘のいろは坂でもゼーハー言ってる私が、そんな坂に挑んで良いものか・・・。

百草園の入口を示す看板
という訳で、考えなく突入してきた「百草園坂」
この看板のあるカーブまでは、とりあえず登って来れた。


ぎょええっ!
さっきの看板のあるカーブを左に曲がった先。
ちょ・・・この斜度、ホンマに道か?


 いやあ、びっくりしましたわ。
 写真を撮りにきたのはずいぶん前なので、坂がきつかった、という記憶はありましたが、ここまでだったとは・・・。

 ・・・え?「いろは坂」攻めの時は、坂の写真を撮る余裕もなかったと言ってるのに、今回は写真を撮る余裕があったのかって?
 そりゃありますよ。

 だって、ここで足、着いちゃいましたもん。(つまり、途中リタイアした)

まだ続く急坂
って、さっきの急坂の先に、さらに向こうまでこんな斜度の坂が続いてたら、
戦意喪失もするでしょ。
私、別にヒルクライマーじゃないですから(^^;)。


百草園の入口にあった看板
結局、押しを含めて、百草園前に到着(クリックすると拡大)。
といっても、あの斜度だと押し上げるのもかなりの重労働だった。

看板内の道筋で言うと、右の道から登ってきて、下向きに下った事になる。


 さすがにしんどかったので、坂の上でちょっと休憩してから、百草八幡宮の旧表参道を一気に下り、府中四谷橋に復帰。
 橋を渡っている途中、突然、風もないのに車体がガードレールにグイッと引き寄せられ、ヒヤッとしました。
 この時は何が原因か分かりませんでしたが、今思えば、ちょうど橋を渡っていた頃の時間が10時20分頃。東京では震度3を記録した、今日の地震の影響だったのかもしれません。

 さて、府中四谷橋を渡ったら、多摩サイから直接アプローチできる唯一のコンビニである、川沿いのコンビニに水分補給のため立ち寄りました。
 百草園の前で休憩した時に、腕には日焼け止めを塗り直していなかったので、ここで塗ろうとウエストバッグをあさりましたが・・・ない。
 どうやら、日焼け止めを百草園前の公園に置き忘れてきたようです。

 仕方がないので、回収のためにまた府中四谷橋を渡って百草園へ。
 斜度が比較的緩い表参道からのアタックも考えましたが、斜度は緩いが距離が長い場所を延々登るのは嫌だったので、再び「百草園坂」に突撃!
 再びメゲて、押し上げも含めて到着すると、庭園観賞に来ていたらしいおっさんに、変な動物を見るような目で、ジロジロ見られました。

 忘れ物を回収し、再び旧表参道を下って府中四谷橋へ(下りは5分もかからない)。
 この時点で11時を回り、そろそろ暑さが本格化しそうだったので、今日は上がる事にして下流に向かいました。

 調布スロープから一般道に入り、京王線仙川駅方面に向かうと・・・忘れてましたがこの道は、野川を越えた先、仙川駅に向かって、急坂が突き上げているんでした・・・。

 私の貧脚では、既に、いろは坂×1回、百草園坂×2回(途中リタイアだが押上げ登坂が追加)の疲労がかなりキテいます。
 また、帰りの行程で、後ろにピタッとついた2台のロードに、府中四谷橋〜京王閣付近まで"風よけ"にされていたため、違う意味でも疲労がたまっていたりします。
 (この時、手元のサイコンで25〜28km/h巡航だった。私は必死に踏んでも32〜35km/hがやっとなので、ロードなら簡単に抜けると思うのだが・・・。ついでに、疲れたので前を譲って引いてもらおうと思ったら、京王閣の下流で休憩所に入っちゃうし・・・。あんだけ引っ張ったんだから、お返しにちょっと引っ張ってくれ〜い ^^;)

 とにかく、そんなこんなで疲労がたまった足に、この坂はきつかった・・・。

 ここでは、登り口の信号で停車させられた事もあり、リズムに乗れないままの登坂になり、見事にローディーの集団に抜き去られました。
 しかも、途中で足の筋肉が張ってきて、これ以上登れないんじゃないかと思ったくらいです。

 まあ、もともと小径車は登坂は苦手とする領域ですが、体に変な負荷をかけないように、いい加減、ダンシングでの登坂ができるようにならないと駄目だなあ・・・と思わされた一日でした。
 (まだ、BSモールトンでは立ちこぎがうまくできないのだ・・・。小径車の宿命で、ハンドルがふらついて不安定になり、怖いんだよね・・・)

 そうそう、帰宅後、アパートの階段で車体を担ぎ上げようとトップチューブを持つと・・・車体前半分が、カクン、とお辞儀をするような手応え。
 あれ?と思って、フレーム接合部のボルトを確認すると・・・出発時には確かにギュッと締めたそれが、半回転分ほど、緩んでいました・・・(うわああぁぁ!!

 今日は登りが多かったですが、その分、高速での下りも多かった訳で・・・。
 高速で路面の凹凸を踏んだ時の衝撃で、ボルトが緩んでしまったようです(ぞぞ〜〜〜〜っ!!)。

 今までにはこんな事はなかったのですが、今後は休憩時に、ちゃんと緊結状況をチェックした方が良さそうですね(後輪に急ブレーキかけたらスポーン!では、大怪我確定・・・。笑い事でなく)。

 乗りはじめて10ヶ月が過ぎている上に、以前よりも無茶な使用も増えてきていますから、そろそろオーバーホールも考えた方がいいのかなあ・・・。

21:39:03 | yo-ta | | TrackBacks