Archive for 12 August 2007

12 August

ひさびさ、多摩湖自転車道へ。

 暑い。とにかく暑い!

 昨日の土曜日には、都心部は見事に体温レベルの最高気温を記録したそうですが、そんな日に、Airframeの修理が上がったとの入電!
 早速、午後に受け取りに行き、夕方まで色々、アクセサリーの装着作業を実施。
 スタンドが装着されていない車体なので、壁際に立てて、微妙な姿勢での作業でした(で、室内作業なのに、何故あんなに汗が出たんだろうか?)。

 そしてついに、実走できる状態になったので、今日は朝の涼しい時間に、多摩湖自転車道へと、車体特性に慣れる事も含めて試走に行ってきました。

 というわけで、本題に行きましょう。

Airframe Folding bike
やっと走れるようになったAirframe。
これは多摩湖南岸の休憩所で撮影。


 自宅〜多摩湖自動車道入口までは、一般道を走るのですが・・・AirframeはBSモールトンと違い、ギア比はコンフォートライド程度に設定されている車体で、内装8段変速といえど、5段辺りでの巡航速度は20km前後行けば良い方です。
 今日は車道でなく、大人しく歩道をゆるりと徐行し、BSモールトンで走る時の1.5倍の時間をかけてスタート地点に到着。

 やれやれ、随分かかったなあ、と思ったものの・・・。
 ・・・よく考えたら、ここ、多摩サイより遠いんだっけ・・・()。
 (注:正確には、それほど距離に差はないが、多摩サイはそこに行くまで下り坂が主体。多摩湖自転車道までは、ゆる〜くダラダラ登っているので、体感で遠く感じる)

多摩湖サイクルロード入口
そんな訳で、到着した多摩湖自転車道入口。
ここから「まっすぐ道」を10km、湖周回コースを10km。
今日はどちらも往復で走ってきた(総走行距離、62km)。

意外に多い緑陰
今日、このルートを選んだのは、炎天下で直射日光受けまくりの多摩サイと違い、
こういう緑陰を被る区間が多いため。
まあ、その分、歩行者が多くてカオスな世界になっているものの、
そこはコンフォート仕様車なので、スイスイとかわしていけ・・・
ると思ったんだけど・・・。


 Airframeに乗ったのは、実に1ヶ月前の2時間くらいだけです。
 実質、今回が初乗りに近い状況なので、慎重に進みますが・・・。

 この車体、一見するとダイヤモンドフレームのミニベロに見えますが、実際には折り畳みの関節だらけの車体(シートポスト&BB部&ハンドルのプレートと各部チューブの継ぎ目は全部関節)であり、少し力を入れてこぐと、フレーム各部がキシキシ言いながら、グニュグニュしなります。
 普通に前後&上下にしなるだけなら良いのですが、段差や木の根でハンドルが斜め上に跳ね上げられる時もあるのが恐ろしい所です。
 (しかし、進行方向は変わらないので、体でそれを受け止める必要がある)

 さらに、ちょっとした路面のギャップをかわそうと、車体を傾けてコースを変えたつもりが、フレームがしなってその動きを吸収してくれたため、そのままど〜ん!となった事もありました(^^;)。

 ・・・いやあ、なかなか暴れ馬だ・・・っていうか、癖がありすぎないか?
 まあ、乗り馴れてる車体が、癖の無さでは定評のあるBSモールトンというのも影響しているかもしれないですが・・・。

到着・・・。
とにかく、色々苦労しながら辿り着いた多摩湖。
さすがにここまで走ってきたら、車体にも随分慣れた。


 それにしても、この車体に乗って分かったのは、普段私はBSモールトンのサスペンションシステムに、どれだけ助けられているか、という事です。
 一応、Airframeもフレームがしなる事で衝撃を吸収するという触れ込み(ほんとか?)ですが、凸凹が多い道が長くなると、徐々に親指の内側、ハンドルバーに当たる部分に鈍痛(同じ場所を軽い力で繰り返しず〜っと叩かれているような感じの痛み)が出てきます。
 また、ハンドルをいつもより意識して制御しようとするためか、復路の最後の方は前腕の筋肉が痺れてきて、心肺機能や足の筋肉疲労でなく、腕の回復のために休憩するなんて事も・・・。

 ・・・う〜む、こういう変な特性に慣れるまで、高速化改造はやめておこう・・・。

車止めだらけ。自転車道なのに、自転車が通りにくい。
最後にオマケ。多摩湖自転車道名物、車止めラッシュ。
(画像をクリックすると拡大表示)
この場所を、画像奥側から手前に抜ける場合、まず奥の交差点の前で車止めを抜け、
交差点を渡った所でコンクリート柱と車止めを抜け、
すぐに画像手前の車止めを抜け、手前側、画像外のコンクリート柱の間を抜けて、
画像外の交差点を抜けて車止めを抜ける必要がある。

・・・何度「車止め」という言葉が出てきたか、暇な方は数えて下さい・・・。

ここは特別に極端な場所としても、こんな車止めが100m置きに出てくる。
各種自転車雑誌で、「自転車道整備の悪い事例」として出てくる理由も良くわかる。


 しかし、こんなスラロームだらけの場所を、乗り馴れていない上に癖の強い車体で通り抜けるのがどれだけ怖かったか・・・。
 (でも、一回も接触しなかったぞ!どうだ!)

 ちなみに、この車止めのある交差点のうち、交差道路の自動車の交通量が多くて信号処理されているいくつかの場所では、休日は歩行者と自転車がこれで止められてしまうため、赤になっても渡りきれず、車道に滞留してしまう事も珍しくない。

 つまり、場所によっては利用者を無用な危険にさらす構造物になってるんだけど、それでも直す気ないの?>東京都。

22:18:50 | yo-ta | | TrackBacks