Archive for November 2007
27 November
折り畳み自転車、Airframeの第二次改造作業が終了。
最近、ウチのブログではGecko系ブラウザのアクセス件数が、msie系ブラウザのアクセス件数の1.5倍近くになっています。Gecko系ブラウザは、有名な所ではFirefoxやNetscapeなどがあり、このブログのシステム上、SafariもGeckoとしてカウントされる(ウチでチェックしたらそうだった)という仕様ですから・・・Macユーザーの皆様 or IE 6.0からFireFoxなどに乗り換えた皆様からのアクセスが急増中なのでしょうか・・・?
しかし、最近ネタにしている話題って、「デジカメ:自転車:与太話=3:5:2」くらいの比率で、以前ほど極端に(ぢてんしゃに ^^;)偏っていないですから、皆様、一体どの話題に食いついているのやら(^^;)。
では本題です。
鋭い人は、先日「表」のサイトに掲載した画像で気付いたと思いますが、クランクセット&後輪スプロケを換装したAirframeの、第二次改造が終了していました。
前回のクランクセットの改造後、素人作業の弊害なのか、チェーンのテンションがうまく保てなくなり、折り畳み→展開時にチェーンが外れたり、強くトルクをかけると歯車の表面で上滑りしたり、挙句に登坂中に外れたりしたので、このまま乗り続けるのは危険だと判断し、さらに改造を加えました。
京都上洛直前まで、仕事から帰宅した真夜中に、少しずつ、セコセコと改造作業を行っていたのですが、上洛を目前に完成し、京都で(^^;)試乗も済ませたので、成果を発表しておきましょう。
Airframe Super 8 改 II
東本願寺前で。今回の改造は何をしたか一目瞭然。
リアエンドにチェーンテンショナーを装着し、
チェーンのテンションを一定に保つようにした。
(後輪の、赤いプーリー付のパーツがテンショナー)
テンショナーはDA BOMBのRL-2を使用。
普通は、ロードやMTBのシングルスピード化改造で使われる物らしい。
こちらは第一次改造終了直後の姿。
後輪まわりにご注目。
テンショナーが装着されていない。
内装変速を搭載した自転車は、前後の歯車の大きさ等を変更すると、チェーンに遊びや緩みが出る場合があり、スプロケへの"かかり"が緩くなってチェーンが外れ易くなります。
これを防ぐには、チェーンを切って長さを調節するか、一定の力でチェーンを引っ張り、"張り"の強さを調整する「チェーンテンショナー」というパーツを使って修正するのが普通です。
ただし、折りたたみ小径車は余計なパーツを装着すると、折り畳み時に他の部材と干渉するなど、簡単に行かない場合が多いです(強引に装着すると、「折り畳めない自転車」になる事もある)。
幸い、Airframeはリアエンドを内側に巻き込む形では折り畳まないので、テンショナーを装着しても問題ないだろう、と考え、先週から改造を開始しようと思いました。
・・・しかし・・・。
Airframeは最初から内装変速オンリー対応な設計で、リアエンドに外装変速用のハンガーがないという、いかにもブリティッシュな設計(※)だったので、そのままではテンショナーを装着できませんでした。
そんなわけで、テンショナー装着のため、こんな改造を行った。
MTB用のディレイラーハンガー(SPECIALIZED EPIC用)をハブ軸に装着。
ハンガーは、ドロヨケ固定ネジと干渉しないよう、上端を削ってある。
この研削作業が、今回の改造で一番苦労した部分(^^;)。
(毎晩、夜中に地味〜にヤスリでゴリゴリ・・・ ^^;)
ところで・・・ナットやワッシャーは、薄型に変えたほうが良いだろうか?
もうひとつ、苦労したのがここ。
変速ワイヤーを受けるアームとの干渉回避。
このワイヤーステーアームは、取り付け位置と角度が固定されているため、
テンショナー側の角度をいじって回避する必要があった。
結構、力技で押し込んだが、まあ、何とかうまく行ったようだ。
改めてチェーンを張り直し、(いきなり京都持込で:笑)試走した結果、以前の、いまいちチェーンがスプロケにしっかり噛んでいない違和感が見事に解消し、クランクを思い切り踏み込んでも、きちんと動力に変換されている、という安心感が強くなりました(最高で32km/hまで引っ張れた)。
折り畳んでも、チェーンまわりがおかしくなる事もなく、テンショナーと他の部材との干渉もありません。
長期的に見て、別の不具合を誘発するような事がなければ、今回の改造は大成功と言えるでしょう。
・・・しかし、この車体、たった4ヶ月で、ここまで弄り回すとは思わなかったなぁ・・・。
(それにしても、購入当初と比較して、現在の方が格段に快適に走り回れる。英語力があれば、シルクミード・チューブラー社に、「こんなモデル、作ってはどう?」と提案したいくらいだ@御調子者モード)
(※)ブリティッシュな設計
内装変速機は、もともと英国のメーカーだったスターミーアーチャー(現在、台湾のサンレース社にブランドが移っている)が、1939年に極めて信頼性の高い3段内装変速機(AW-3型)を完成させたことにより、現在の形が完成したという経緯がある。
そのためか、イギリス製の折り畳み自転車には内装変速が装着されている車種が多く、ある意味で「英国製」を印象付けるギミックになっている。
23:03:56 |
yo-ta |
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26 November
忘れないうちに京都輪行の感想を(長文気味)。
紅葉登山シーズン真っ盛りの奥多摩ですが、こんな事故があったそうで・・・。イノシシと間違え猟銃発砲 登山の男性、腕にけが(産経新聞)
をいをい、シャレにならねーって(・・|||;)。
他の報道によれば、現場は棒ノ折山(埼玉県との県境にあり、結構登山者の多い山)で、被害に遭われた方は、登山道から外れた沢沿いで休憩中だったとか。
(どの程度、登山道から離れた場所かはわからないが、ハンターと登山者の距離は20〜30mとの事で、射線がとれたのであれば、スギ林内や落葉後の広葉樹林内なら、障害物がなければ十分に姿を確認できたはず。ブラインド状態で撃ったのだろうか?)
この季節、登山者はハンターの誤射を避けるために、目立つ色の装具をつけ、鳴り物持参で、登山道を外れるのは最小限に、とよく言われます。
しかし、鳴り物がならない休憩中に、草を揺らしただけで、姿も確認せずに弾丸をぶち込まれるのではたまりませんて・・・(休憩中も、定期的に鳴り物を鳴らす、ってのも、対処として必要か?)。
では本題です。
Airframeの2回目の輪行出動は、新幹線で京都まで一泊二日という、大げさな旅になってしまいました。
しかも、「行くぞ!」と思い立ったのが、前日の夕方・・・。
そんな日程で、紅葉観光期の京都で宿がとれるはずもなく(笑)、野郎一人旅の究極の裏技、24時間営業のサウナや漫画喫茶、ネットカフェなどへの逗留前提でのスタートでした。
まあ、勢い(無駄な行動力ともいう)が発現した時の私は、得てしてこんなもんです(^^;)。
とにかく、こんな行き当たりばったりの旅だからこそ、移動の足に自転車を使ったのは正解だったと思います。
電車やバスだったら、どれだけ時間と運賃を無駄にしたことやら(^^;)。
そして、今回の輪行の旅の感想ですが・・・。
思ったより大変だった。
というのが、正直な所です。
まあ、この時期の三連休内の当日突撃なんていう無謀な状況では、混雑が酷いとか、そんなレベルの話は最初から覚悟の上なのでノーカウントとして。
問題はそれ以外の、輪行自体と、現地でのアレやコレがホンマに色々ありまして・・・。
まず、輪行の旅なので、通常の旅装に加え、「自転車」という巨大な物体が荷物に加わるのは当然の話です。
旅のお供だったAirframeは、16inchオーバークラスの折り畳み自転車では比較的軽量級の車体とはいえ、その重量は約11kg。
コロコロ移動できる分、運び易いとはいえ、折り畳み後は前輪一輪のみで接地しているため、片手を添えた程度ではバランスが悪く、どうしても両手添えで運ぶ必要があります。
この状態では、ICカードでのタッチならともかく、切符を自動改札機に通すのは、かなりしんどい作業になります。
また、輪行袋が専用品でなく、他車種用の流用であるため、たるんだ生地やすそを絞る紐などが、回転中の前輪に巻き込まれて急ブレーキがかかるとか、歩いているときに踏んづけてコケかけたとか、色々ありました。
次回は、すそ止めのクリップと、たるんだ生地が巻き込まれないように縛るベルクロテープを同時に持ち歩く必要がありそうです。
現地についてからは、走行中の注意点は都内走行と同じと考えて良さそうでしたが、注意すべきは、思った以上に駐輪が難しい、ということです。
観光名所になっている寺社・庭園等の中には、敷地の一部を駐輪場として解放して下さっている場所もありますが、何もないオープンスペースの場合が多く、スタンド未装着のAirframe(※)では、駐輪スペースからはみ出さない範囲で、立てかけて「地球ロック」する場所を探すのが、そこそこ大変でした。
まあしかし、これは普通の自転車はスタンドが標準装備であるので、駐輪場がオープンスペースなのは当然の話であり、特殊な構造の自転車に乗っているこちらが対応を考えるべき所ですよね。
各所で駐輪場を準備して下さっていることは、非常にあり難かったことは間違いなく、レンタルサイクル等を利用される皆様は、安心して出かけていただいて大丈夫だと重います(次回は、こちらも対応を考えて出動します!)。
それより何より痛感したのが、荷物が荷物ですから、混雑状況を先読みした行動が必要だった、ということです。
あ、別に京都市内の混雑は前提条件として折込済だったから良いのです(最大の重量物は、移動の足に使ってましたし)。
今回の私のケースでは、旅先でなく、帰ってきてからの方が余程問題だったので・・・。
京都駅は連休最終日の夕方になると、地元の皆様の帰宅ラッシュに加え、観光客が帰路につくために集合してくる関係で、混雑の度合いが物凄いことになってしまいます(経験上、そうなるとわかっていた)。
それを避けるべく、最終日は午前中で観光を切り上げ、午後早い時間の新幹線で京都を出発し、東京に戻ったのですが・・・。
夕方、東京駅に着いたら、新幹線ホームは東京観光から帰る人で大混雑。
・・・東京も、連休中に旅行者が集まる場所であることを、完っ全に忘れてました・・・。
盆と正月の帰省ラッシュと同じレベルの混雑の新幹線ホーム上を、折り畳み自転車を運びながら進むのは困難を極め、京都駅〜嵐山間を自走往復した時以上に、嫌な方向の汗をかきました。
というわけで、今後、この時期に輪行で京都を旅をする場合、週末を絡めた二泊三日で、最終日は早朝出発で午前中に東京駅に到着できるようにする。
あるいは、一泊二日の場合は東京側の混雑が一段落した深夜到着を考えた方が良いのかもしれません。
(さらには、完全に開き直って、レンタルサイクルを使って普通の旅装で旅するか、ですね。輪行という前提は崩れますが(^^;)、駅構内の移動は、輪行よりただの歩行の方が、天地の差で楽ですから)
それ以外の部分では、輪行の旅は、かなり面白い経験でした。
駅から「○○方面に行ってみるか」と目星をつけてペダルを踏めば、次の瞬間から、面白い物や風景を探す旅が始まるとともに、車ほどではないにしろ、徒歩よりは確実に速いというのが、コンパクトに移動する用途にはぴったりです。
それに、自転車なら、電車やバスと違って、目的地までの道筋は自分で自由に選べますから、気になった裏通りにエイヤッと入るもよし、途中で見つけた気になる店に立ち寄るもよし、駐輪場に一時駐輪して歩行に切り替えるもよし、気が変わって目的地を変更するもよし、という感じで、旅の中での「自由度」が格段に高くなりますからね。
ただし、自由度を高くしすぎると、「わざと迷子になりたくなる」とか、「坂を見ると、登りたくなる」とか、「車道で自動車をブチ抜きたくなる」とか、そういうサイクリストのスタイルごとの(変な)欲求が出る場合もあるかもしれませんので、その辺は各自でご注意を(^^;)。
ちなみに、京都は「わざと迷子になる」にはうってつけの町のようです(大爆)。
また、今回の経験から、輪行前提で折り畳み自転車を購入するという皆様は・・・。
余程気に入った車種がない限り、Brompton、BD-1、Smartcog ANTあたりが、走行性能と輪行時の扱い易さのバランスを考えたらベターチョイスじゃないかと思いますので、一応、アドバイスまで・・・。
(Airframeの折り畳みは、屋内や車のトランク等への収納時の省スペース化を考えた物であり、手で持ち運ぶ事はあまり考えていない事が、何となくわかったし・・・)
(※)スタンド未装着のAirframe
スタンドが未装着というより、折り畳みの可動部が複雑すぎて装着不能、と言ったほうが正しい。
23:07:00 |
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20 November
そろそろ、冬装備への換装を考える時期です。
18日の午前中、奥多摩の石尾根や長沢背稜では霧氷が発生していたそうです。紅葉や落ち葉の道を求めて登った皆様は、木々が真っ白に染まった風景に、大感動してしまったとか・・・。
ちなみに奥多摩の紅葉は、現在、多摩川流域まで下りてきており、鳩ノ巣〜御岳の渓谷あたりが良い感じになっているそうです。
では本題です。
冒頭でも話題にしたとおり、今週頭からいきなり冷え込んで、待ったなしの本番一発で冬が来た感じがします。
今年の冬は、暖冬だった昨年より寒さが厳しくなりそう(ある意味当たり前?)で、昨年の今頃、まだ1,000m前後の標高で停滞していた奥多摩の紅葉は、今年は既に、御岳駅近くの多摩川沿いまで下りてきてしまっています。
と、そうなると、そろそろ考えないといけないのが、冬用の野外趣味活動装備です。
昨年は、登山装備は一部を更新しているので、冬季のハイキング(といっても、私が行くのは奥高尾くらいだけど)にはそれを使うとしても、昨年はまだほとんど登山装備を流用していた自転車装備については、やっぱり専用品を調達しないとダメかな、と考えているところです。
昨年は、かなりの厳冬期でも、登山用のインナー&ミドルに、登山用レインウェア(GORE-TEX)の上着を重ね着し、下半身はフリース裏張りの登山用ウインドブレークパンツ着用だったのですが・・・。
これで向かい風を受けたら、しんどいのなんのって(^^;)。
登山用の服は、「体が濡れている=即、命にかかわる場合も少なくない」という現場で使うためか、吸水発散性が自転車用のウェアより高い製品も多いくらいで、長時間の運動を好む人にはお勧めの装備なのですが。
重ね着が前提で作られているため、アンダー → ミドル → アウターと、外側に行くに従い、体周りがゆったりとして、内部に空気を多く取り込むような構造になっているのが、自転車に使う場合にはネックになります。
ま、単純に、シルエットが横に膨らむので、空気抵抗が増えるというわけで・・・。
これで冬の風をまともに正面から受けたら、空気がゼリーのように体にまとわりついて、全然前に進んでいる気がしない、という地獄を見ることになります。
ある意味、マゾなトレーニング向けと言えるかもしれませんが、私のような普通の人(?)がわざわざ苦労を背負い込む(???)必要はないでしょう。
まあしかし、近々に必要になるのは、ウェアよりも自転車用のグラブの方でしょう。
まだしばらくの間、体幹の冷えは重ね着で耐えられると思いますが、末端部の冷えはどうしようもないですし。
とりあえず、今年、色々やってもーたイメージのある手袋ですが、今、手元にあるのはほとんどが夏用の指切り型なので、当然、これからの季節には寒すぎて使えません。
自転車用と銘打ったもので、唯一のフルフィンガータイプのグラブは、「東急ハンズ新宿店限定品」として売られていたグラブ(リンク先の下の方)ですが・・・。
これ、全く同じ物が、近所のホームセンターでは作業用として、1,000円以下で売られてるんですよね・・・(ハンズ価格の半額以下 orz)。
んで、昨冬使った感じでは、日光を受ける場所を走るならともかく、高架下の日影を長く走るときには、暖冬だった昨年でも結構つらかった覚えがあります。
作業用グラブの流用品ではなく、きちんと防風効果を考慮した、自転車用のグラブ。しかも、ドロップハンドル&デュアルコントロールレバーの操作を問題なく行えるくらいグリップ力があり、しなやかな素材の物を選ぶ必要があるかもしれません。
そんなわけで・・・また出費がかさみそうですねぇ(^^;)。
まあ、当面は目の前のE-3の発売に備え、財布の紐をカーボンナノチューブを織り込んだ特殊ワイヤーに交換しておきましょうか・・・。
22:47:00 |
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11 November
撮影時間がとれたので、魔改造後の愛車2号、Airframeの現在の姿を。
ううむ・・・今週末は、奥多摩の紅葉が最盛期、という予測がでていたのだが・・・。見事に、しっかり雨降りで、どこにも出られず・・・。
寂しく自宅で自転車を磨いていた私です・・・(ちなみに、雨で外に出せないので、ディグリーサーやクリーナーは無しの、からぶきのみ)。
では本題です。
そんな雨の週末でしたが、日曜の午後、雨止みの間に、ちょっとAirframeを走らせることが出来たので、ついでに現在の姿を撮影してきました。
Airframe Super8 改
改造後の姿です。
外観は・・・持ち主の目にも、あんまり変わったように見えないなぁ(^^;)。
見た目で変わったのは、チェーンリングにチェーンガードがないことと、
ペダルがシルバーになったことくらいかな?
グリップはコルクバーテープ(ワゴンセール放出品 ^^;)を2重巻きしている。
ドロップハンドルの片側分で両側を巻けたという、コストパフォーマンスの高いカスタム(笑)。
なお、デフォルトのグリップ(ウレタンフォーム製)は、
夏、走行中に強く握りこんだら、突然、粉になるほどバラバラに分解した。
(もちろん、冷汗かきまくりだったのは言うまでもない)
それにしても、ウレタンフォームがバラバラに崩れるほど劣化してたって、
実はどんだけ古いんだ?この個体。
今回の魔改造部をアップで。
74デュラのクランクと、シュパーブプロのチェーンリング。
どちらも傷だらけで、かなり使い込まれた物だが、
さすが高級パーツだけあって、新品のミカシマ FD-6に見栄えで負けていない。
クランクセットを換装して、ひとつ誤算だったのは、
車体を畳んだ後もペダルがクルクル回り、
フレーム等にあたってカチャカチャいう事。
ま、輪行時に気になったら、輪ゴムでもかけよう。
前ブレーキの、地味ながら重要な改造点。
ブレーキシューをHE用(!)からWO用に交換。
以前、「Airframeは前ブレーキが効かない!」と何度か書いたが、
それはWOタイヤにHEタイヤ用のブレーキシューを使用していたことが原因だったらしい(※)。
夏の奥多摩輪行で、あまりに前ブレーキが効かなかったので身の危険を感じ、
とりあえずブレーキシューを新しい物に交換してみようと自転車屋を覗いたら、
同じ形のシューが「HEタイヤ用」として売られていて愕然・・・。
(Airframeの車輪は16インチWO)
その場でWO用のブレーキシュー(安全を考えてBAA対応)を購入し、
交換したら、普通に効くようになった。
をいをい、直接、命にかかわる部分なんだから、頼むよ!>イギリスの人
とりあえず、しばらくの間、このパーツ構成で乗ってみて、不満・・・はまず出ないと思いますが(^^;)、思うところがあれば、また考えると言う事で(笑)。
それにしても、ナローチェーンに換えたら、折り畳み→展開時に、チェーンが脱落している事が多くあるんですが・・・。
あと、強くトルクをかけると、後輪側からガリゴリっという音がする時もあったり・・・(変速機内のギアずれか、スプロケ表面の歯飛びかはわからないんだけど)。
チェーンはギリギリの長さ+1リンクで繋いだのですが、これが余分だった?それとも、初期伸びが出たため?
まあ、よくわかりませんが、あまりにカチャカチャ外れるようなら、またコマを調整しようと思います。
(※)WOタイヤにHEタイヤ用のブレーキシューを使用
WOとHEというのは自転車のタイヤの規格で、両者に互換性はなく、リムの形状も異なる。
んで、リムの形状が違うということは、ここを掴んで制動するブレーキシューも、それぞれのタイヤリムに適合した形の物でなければ、当然ながら全く効かないという事になる。
なお、日本のシティ車(ママチャリ)の多くはWOタイヤなので、スポーツ車に乗っていない人は、そんなに難しく考えなくても良いと思う。
ちなみに、HE規格はアメリカで派生した規格であり、アメリカ生まれの自転車であるMTB&BMXと、一部のクロスバイクで使用されている。
また、一部の低価格折り畳み自転車でも、18inch HEタイヤが装着されているそうなので、注意しよう。
手元の自転車のタイヤがどちらの規格であるかの見分け方は、タイヤの側面に書いてあるサイズ表記が分数ならWO。少数点付の数値ならHEだ(例:普通の26インチのママチャリの場合、「26"×1 3/8」と書いてあるはず)。
15:07:07 |
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04 November
Airframeの魔改造、終了。
「デュラエース」とタイプするつもりが、「D」と「S」のキー(隣り合わせ)をミスタッチした結果、「修羅エース(しゅらえーす)」という、恐るべき苦難の道を行く宿命を背負ったコンポーネントを誕生させてしまいました。・・・そんな宿命、背負いたくないです・・・。
あ、それから、入間基地航空祭の写真は、現在、HDがバタバタで収拾がついていないので、整理が終わったら上げます(^^;)。
では本題です。
関戸フリマで入手したパーツによる、Airframeの魔改造が終了したので、久々、Airframeメインのネタにしましょう。
ここに来るまでの間、チェーンリングはシングル仕様で使う予定だったのに、Wギア用のリング固定ピンを使ったためサイズが合わず、慌てて外そうとしたらネジ山がナメてしまったので、ピンの頭を研削して除去したとか(ピンがアルミで助かった・・・。ステンレスだったら泣くに泣けない ^^;)。
後輪のスプロケを交換しようと車輪を外したものの、スプロケ交換の障害になる変速ワイヤーを外そうにも工具が合わず、そのまま再装着したとか、色々ハプニングとトラブルのネタには事欠きませんでしたが、何とか完成に至りました。
ちなみに、金工ヤスリでピンの頭をガリゴリ削っているとき、手元が狂ってクランクも少しガリッとやってしまったのは内緒です(いぇい、軽量化だぜっ!)。
まあ、そんな事は放っておいて(^^;)。
今回の魔改造は、Airframeでもう少し軽快に走るために、ギア比を高段側に振りたいと思っての改造です(ついでに、軽量化もできれば・・・という野望もあった)。
とにかく、40-25TでX-RF8のギア比だと、気持ちよい速度になるまで、クルクルクルクル忙しいんだもん(^^;)。
ちなみに改造内容は・・・
1.クランク
ストロングライト製、型番不明品(多分、実用車用 170mm) → 旧型デュラエース(FC-7400 165mm)
2.チェーンリング
ストロングライト 40T(クランクとセットの物) → サンツアー シュパーブプロ 42T
→クランクとチェーンリングのセットで持ってみて、私の両手天秤基準ではわずかに軽量化。高段化に貢献。
3.ペダル
VP components製 VP-117A:460g → MKS FD-6:430g
→30gの軽量化。意味はなきに等しい(ボトルケージに何も差さないほうが軽量化になる ^^;)。
4.後輪スプロケット
スターミーアーチャー 8 Speed 25T(1/8型) → スターミーアーチャー 8 Speed 23T(3/32型)
→多分、軽くなっている(小さくなったからね)。ついでに高段化も実現。
5.チェーン
メーカー等不詳。シングルスピード用の1/8型 → SHIMANO 105グレード 9速チェーン
→軽量化・・・できているんだろうか?(^^;) 不明だ。
6.その他
後輪ハブをエンドのできるだけ奥まで挿入し、ドロヨケとタイヤのクリアランスを十分に取るようにした。
以前はこれが十分とれていないことが原因で、後輪周り(特に、ドロヨケとの接触)でのトラブルが絶えなかったのだ。
今回の改造は、ペダル、チェーンリングの装着とクランク換装、チェーン張り直しは自分で行いましたが、その他の部分はショップ(和田サイクルさん)でやって・・・頂こうとパーツと一緒に持って行ったら、「自分でやる?」と言われて大汗。
「あ、あの〜、さっきやってみたら、変速のワイヤーが外れなくて、うまく後輪を外せなかったんですけど・・・」
「ああ、それはコレをこうやって(カチカチカチ)、ここを外したら(スポッ)、ほら外れた。あとは大丈夫でしょ?」
はい、と言わざるを得ない雰囲気(^^;)。
というわけで、後輪スプロケ換装も、その場で工具を借りつつ、自分で作業しました。
この店先では、いつも通り、常連さんが迷いのない、見事な手つきで色々な作業をされていますが、その中で一人、途中でう〜ん、これでいいのか?と手を止めながら作業をしている私は、浮いていた事でしょう(^^;)。
しかし、あのお店の前で「自分作業」というのは、ある意味で「この人ならできる」と認められたことでもあり・・・(クランクとペダルを付替えて、ナローチェーン用の後輪スプロケを自分で持参していれば、そら、そう思われるか・・・)。
ま、確かにこのAirframeに関しては、ホントに色々、いじり倒しているので、自転車のいじり方を覚える最高の教材になっているけどね(^^;)。
ついでに、後輪スプロケを止めるロックリングは、とにかく硬くて、なかなかはまらず、イギリスの人がウキーッ!と伸ばしたくなった(そして日本で故障の原因になった)のもわかりました・・・。
けど、素人でも10分粘ったらスポッと入ったぞ?コツさえ掴めば簡単じゃん。>イギリスの人。
というわけで、たどたどしい手つきでしたが、改造は終了。
今のところ、変わったのはペダリングの感覚(以前より少し重く、程よく負荷がかかる感じ)と、サイコンの速度表示(もちろん、速くなった)程度です。
ついでに言うと、高段側セッティングという目的は確かに果たせたようですが、軽量化については不明としか言いようがないですね(^^;)。
装着前後のパーツを「手天秤」した感じ、気分的(プラシーボと同義)に軽くなった気がしますが、重量は未測定ですし。
ついでに、デュラエースのFC-7400は、軽量化より剛性を優先しているため結構重量がある、という話も聞きましたので、実用車用でも、軽量化の技術が進んでいる現行モデルとは、あまり差がない可能性も・・・(相手はストロングライトだから、侮れない)。
ただし、自分で調達したパーツが、イメージどおりに組みあがった姿を見るのは、やはり嬉しいですね!
オークションでパーツを集めて改造にはまって行く人たちの気持ちが、何となく判った気がします。
ちなみに、高段側に改造したといっても、フロントダブル&ドロップハンドル化したBSM-S18の方がどう転んでもポテンシャルが高く、「ツーリング&エクササイズのBSM、近所の足&輪行のAirframe」という関係は崩れそうにありません。
ただし、これまでは近所の足&輪行用だから、と、ある程度割り切っていた車体の走行性能が、普通に満足行くレベルに上がったので、気まぐれに遠出の供として使う機会も増えるかもしれません。
あ、そういえば、改造後の車体の姿ですが・・・。
作業後、帰宅中に日が暮れてしまったので、また今度(^^;)。
(デジカメ、持ってなかったのよん)
いやあ、最近、暮れるの早いわ・・・(ホントにつるべ落とし。10分で一気に暗くなるよね)。
20:45:00 |
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