Complete text -- "古典的名作SFを読み返し中"
13 July
古典的名作SFを読み返し中
【「鬼論文試験」対策中に、私が頂いた名(迷)言集 その4】「5年受けて駄目なら、業界から足を洗え。センスがないって事だからな」
はい、ほな、そーしますわ(凹)、と返したら、「諦めが早すぎる!俺なんか合格まで10年かかってんだ!」と言われましたです。
・・・どうでもいいですが、奮起させようとして下さるのはありがたいとしても、毎回、そんなに迂遠な言い回しだと、真意がわかりづらいっす(^^;)。
(凹まそうとしてるとしかねぇ・・・普段の言動が言動だから)
というわけで、本題です。
映画の方はどうやらハズレっぽい(私の周囲には否定的意見の人が多い)ようなので、かわりにウェルズの「宇宙戦争」(創元SF文庫版)を再読しています。
この作品は、小学生の頃だったかに、図書室の蔵書で読んだ覚えがあります。
しかし、その時は完全に「タコ」な火星人や、丸窓付きでとんがり帽子被ってタコにレバー二本で操作されてる「三本足ロボット(つまりトライポッド)」の挿絵に、「ガキの読み物だ」と、自分もガキであることを棚にあげて思っていたものですが。
今、ちゃんと原典の完訳版を見てみたら、あれはやはり、子供向けに簡略化(?)されたものだったのだとわかりました。
こんなに色々盛りだくさんで、残酷描写もアリアリだったとは!
火星人じゃないですが、何でも「アルーアルーアルー!」ですね(意味不明)。
ところで、一番おやっと思ったのは火星人の最初の虐殺のシーンで、あれはもっと無秩序に集まってきた野次馬を薙ぎ倒したんでは?(んで、「私」もヘンダースンやオグルヴィーの近くにいて、「逃げろ!」と声をかけあっていたはずで・・・)
まあ、ずいぶん昔のことですから、単に話の内容を忘れてるだけでしょうけど・・・。
ちなみに、店頭には創元SF文庫、角川文庫、ハヤカワ文庫からそれぞれ、新版の文庫本が出ていましたが、序章の「戦争前夜」を読んだ時点で、(訳者の皆様には申し訳ないですが)角川は一人称が「ぼく」なので駄目。
ハヤカワ文庫は、物語とは関係ない前文がある上に、本文に入ると注釈がゴテゴテとうるさくて、まるで駄目でした。
やはり、この作品では一人称は「私」であり、語り口調もそれなりに重厚で理性的かつ流れが阻害されない形であってこそ、成り立つと思います。
つーか、ハヤカワ版の、アーサー・C・クラークの前文は反則だろ(^^;)。
物語に対する、主題に関係ない、変な先入観を植え付けそうだし・・・。
その辺、どうなんですか?>ハヤカワさん(火星人じゃないけど、「ウラーウラーウラー」・・・って弱気モードかよっ!:さらに意味不明)
22:13:00 |
yo-ta |
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