Archive for July 2005
24 July
「山」禁断症状が強くなってきているので・・・。
数日前から、アブラゼミの抜け殻をよく見るようになっていたので、そろそろ声が聞こえてくるか?と思っていたら。本日、初鳴き(初聞き?)を確認しました。
・・・暑苦しいぞ、お前達の声は(^^;)。
では本題です。
最近、忙しくてどこにも出かけられず、特に「山」の禁断症状は結構な物になっています(爆)。
8月頭の「鬼論文」試験が終わったら、あの山とあの山とあの山には登るぞ!と意気込んでいる自分ですが・・・。
まぁ、モチツケ(落ち着け)>自分、と頭を冷やすため、こんな雑誌のムック版を読んでいる所です。
山で死んではいけない(山と渓谷社)
以前話題に取り上げましたが、近年は山岳遭難事故の発生件数は年間、1,300件を越え、死者・行方不明者は(2004年だけで)267人にもなっているそうです。
なお、この死者・行方不明の数字では、とりあえず2004年に発生した事故による死者・行方不明者数のみを計上しているだけで、何年間も(そして現在も)発見されていない登山者をあわせると、さらに数字は大きくなるそうです。
もちろん、登山・山岳界はこの状況をとても深刻に捉えており、折あるごとに、「もう一度、あなたの『山』に取り組む姿勢を考え直して!」という、ほとんど警告に近い呼びかけが飛び回っています。
それでも、残念ながら遭難事故の件数はここ10年間、増加の傾向にあるそうで、こういったムック本が企画・刊行されたようです。
私は今年は5月以来、山を離れていますから、「行きたいんじゃぁ!」と先走る気持ちが先行しがちですが、久々で調子に乗って「やらかす」事がないよう、もう一度、「安全な山」の意識を確認しておこうと思っています・・・。
とりあえず、試験が終わってから、うまく休みが取れたら・・・この季節だったら川苔山から再開かなぁ・・・(夏は頂上直下の防火帯に、カラスアゲハの飛来ポイントになる花畑があるからね・・・)。
川苔山は何度も登っている山ですが、滑落したら即、死が待っている場所も多くある山です。久々の山だったら、十分に注意しないといけない山です。
と、いうわけで、このムックの隅々まで、目を通しておこうと思います。
(通常辿るのは、川苔谷〜火打石谷〜避難小屋〜頂上。今回は下山は古里に向かってみるつもり)
19:06:16 |
yo-ta |
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08 July
クマが出たぁ〜!
映画「宇宙戦争」で、侵略者(ウェルズの原典だとタコ型宇宙人だが、映画では公表されてない)の主力兵器「トライポッド」を最も多く破壊した戦場が「大阪」だったと聞いて、妙に納得しました。さすが大阪、「たこ焼き」を作らせたら世界一です(爆)。
・・・えと、大阪の皆様。
一応、ギャグですが、ツッコミはいりません。よって、ハリセン持って押しかけてこないで下さい(汗)。
まあしかし、映画で明かされなかった(らしい)大阪戦の真実は、そのうち公開されるか体験できるようになるでしょう(USJで:大爆)。
では、恒例の冒頭数行脱線を経て、本題です(最近、この数行脱線を楽しみにしている皆様が結構いらっしゃるようで ^^;)。
つい最近、奥多摩でクマ騒動があったようです。
「山岳事故等の詳細」奥多摩消防署のページに飛びます。
クマが出没したのは、6/23日。場所は酉谷山近くで、沢登り中のご夫婦が10m以内の至近距離で遭遇されたようです。
にらみ合った後、威嚇攻撃を受けてご夫婦ともに受傷されたそうですが、それでも日原駐在所まで自力で下山されたようです。
この時は沢登り中+鈴不携帯ということで、至近まで互いの存在に気付かなかったようです(・・・もっとも、沢沿いでは早瀬の音や滝の音などで鈴の音もかき消されがちなので、鈴所持がどこまで有効だったかはわかりません)。
あとは平日で比較的入山者が少なかったため、向こうの警戒レベルが上がっておらず、ヒトの気配に鈍感だったのでしょう。
それにしても、至近遭遇→受傷であれば、パニックになってもおかしくないのに、その後、ちゃんと止血し自力下山するとは、冷静な対処ですね・・・(これは是非、見習わなければ)。
まあしかし、できればまずは出会わないように考えるのがよいでしょう。
基本的な考え方は、上のリンク先である奥多摩消防署のページが「そのものズバリ」を言い当てていると思いますので、以下に引用します。
「森は、クマなど野生動物たちの生息地です。森に入るときは、人間が動物たちの家にお邪魔しているという気持ちを忘れないことが大切です。クマと人間との不幸な事故を起こさないよう、森に入らせてもらう人間の側が、十分に注意しましょう。 」(引用終わり)
ちなみに、奥多摩では「クマに会いたければ、平日、単独、鈴なしで」と、よく言われますが、会いたくなければその反対の行動をとれば良いわけです。
休日、ハイカーで溢れかえる時に、単独・・・は私のスタイルなのでしょうがないとして(^^;)、1人で歩くならちゃんと鈴鳴らせ、ということですね。
なお、鈴を忘れたら・・・。
意識して声を出したり手を叩いたりしながら歩くとか、ストックをカンカン打ち鳴らすとか、鳴物の代名詞であるオバチャンパーティーとつかず離れず行動するとか(爆)、そんな対処がいるでしょう。
でも・・・1回くらいは、中〜遠距離で会いたいものだなぁ>クマ。
しかし、しばらくはスケジュールがきつくて、山に行くことはできなかったりするわけですが・・・。
22:27:00 |
yo-ta |
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05 July
山岳遭難事故:中高年が8割を超える。
中高年登山ブームの真っ只中、最近の傾向としてとても顕著な事だ、と、あらゆる登山・ハイキング系の媒体で報道されている内容に一致していることですが。ここまで見事に偏ると、やはり異質なものを感じてしまいますね・・・。
山岳遭難:登山ブームで中高年が8割超える 警察庁まとめ(毎日新聞)
確かに、私がよく行く奥多摩でも、山で出会う人のほとんどが中高年登山者です。
歴戦の古強者を感じさせる方がいらっしる反面で、中には装備を見た瞬間に、「大丈夫か、おい」と言いたくなる人もいらっしゃいます。
例えば、早朝の電車の中で周りの話を聞いていると、「奥多摩くらいだったらスニーカーで大丈夫だ」とか、「どうせ雨なんて降らないから、レインウェアなんて持ってきてない」とかいう、とんでもない話が聞こえてきたりします。
奥多摩の山は、意外に急峻で急登区間が多く、決して油断できないルートが多いのですが、そんな場所に行くのに、何でそんな基礎的かつ重要な装備を省けるんだろう、と、毎回不思議でなりません。
(まあ、会話に割り込んでたしなめても、「いつものことだから大丈夫だ」とか、「初心者じゃあるまいし」といって笑い飛ばされるのがオチなので、ほったらかしていますが・・・)
かく言う私も、フォーストビバークの経験はそんなにない(ありまくるのも問題ですけど ^^;)ので、「雨の中で一晩をしのげるか」とか、「完全にルートをロストしてから、リカバリー出来るか」とか言われると、むむむ・・・と考えなければならないところです。
山の中での遭難事故は、何も中高年登山者に限った事ではありませんから、私は他山の石とするために、定期的に事故状況報告を覗くようにしています。
なお、奥多摩の山岳事故情報は、奥多摩消防署や奥多摩ビジターセンターのホームページで参照が可能です。
(それにしても、今年も既に死亡事故が発生しているんですね・・・。何ということだ・・・)
22:10:00 |
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