Archive for April 2005

20 April

Nikonから、新しいデジタル一眼レフ、2機種発表!

 PMAもPIEも終わって、しばらく静かだった光学、カメラ業界ですが、久々に、新製品の発表がありました。
 今度は、光学機器の大手メーカー、ニコンから、デジタル一眼レフが一気に2機種です。

 Nikon D50の紹介。

 Nikon D70sの紹介。
 (両者とも、ニコンイメージングのサイトに飛びます)

 ・・・と、ここでデジカメマニアな皆さんは、「別に目新しくもねーよ!」というツッコミを入れたかもしれません(^^;)。
 実はこの二機種に関する情報は、ニコンアジアのWebサイトで偶発的にリークされてしまっていたという・・・(カタログだったか、マニュアルだったかのPDFが、Webサーバ内に上がっていたのが見つかってしまった)。
 それが3月末頃だったため、一部では「エイプリルフールのネタの仕込み?」とも言われましたが、色々紆余曲折(西欧でフライングアナウンスがあったとか・・・)を経て、日本正式発表となりました。

 で、エイプリルフールではなかった両機種に関して、私が見て、正直な感想を言いますと・・・。

 おい、どうしちゃったの?大丈夫?

 という感じです・・・。
 D50は、まあ、多分、銀塩で言う所の「U」なんでしょうが、コストダウンモデルである事が、ちょっと前面に出過ぎてるような・・・。
 D70sに関しては、ベストセラーモデルのD70をベースに、リモートケーブル対応になって、ちょっとファームウェア(内部制御ソフト)が強化された、という、マイナーチェンジモデルにしか見えないんですが・・・(まあ、実際そうなんだ、とは思いますが)。

 これは、去年、事あるごとに激しい(正確にはレベルの低い)舌戦で、ライバル宣言を出した相手であるCanonが、EOS Kiss DNを、堅実に強化してきたのとは、ちょっと方向性が違う感じがします。
 まあ、実際には撮影画像を見ない事には、最終判断は出来ませんけどね、こういう機械は。
 ゆえに、この両社の方向性の違いが、どんな形で絵作りに現れているか、楽しみにしたいと思います。

 なお、D50の、記録メディアがSDカードというのは、コンパクトデジカメからのステップアップを狙っている皆様には、メディアを買い替えなくても良いので、ありがたい仕様かもしれません。
 しかし、コンパクト機では、容量が大きくても512MBまでだったと思いますが、本気のRAW撮影などを始めたら、それでは一気に容量不足になる(経験談)ので、安価で大容量なマイクロドライブが使えるような仕様(つまり、CF Type IIとのダブルスロット)にしておいても良かったとも思います。

 あと、新発表のデジタル一眼専用レンズ、「AF-S DX ED 55-200mm F4-5.6G」は・・・この焦点域のレンズにしては、暗くないですか?
 (35mm版換算で、82.5-300mmの、中〜超望遠域ですよね?)
 ま、最低のISO感度が200相当なので、一段くらい速いシャッターが切れるから大丈夫、という事かもしれませんが・・・。
 いや、まさか、レンズがついてこないから、ISO 100に下げられなくしてるとか・・・???
23:01:32 | yo-ta | | TrackBacks

19 April

AF付き液体レンズのデモを国内初公開

 液体レンズ、ときましたか。

 仏Varioptic、AF付き液体レンズのデモを国内初公開
 →デジカメwatch内の記事に飛びます。

 伝導率の違いで、油膜と水溶液の間の界面を変化させ、フォーカスをあわせるという機構のようですね。
 現段階では、携帯電話のカメラ機能への適用が見込まれているようです。

 しかし、温度変化に弱いというのは、屋内外だけで気温が全然変わるという現代の社会事情を考えると、なんだかそれで大丈夫?と言いたくなりますね。
 現段階では、「電話機能付きデジカメ」と揶揄される携帯を出した事で有名な、韓国のSamsung社がライセンス契約を行ったようですが、国内ではまだ、製品化の動きはないようです。

 で、ちなみに、根本部分に突っ込むと。

 『普通のカメラレンズに使われてる「ガラス」って、硬度が極端に高い液体だったりするんだけど、それは液体レンズ扱いじゃないんですね、そうですね』
22:51:39 | yo-ta | | TrackBacks

12 April

カメラブランドのCONTAX、事業終了を発表

 京セラと、ドイツのカールツァイスとが共同で立ち上げていたカメラブランド、CONTAXが、今年9月をもって、事業終了となるようです。

 CONTAX事業終了に伴う生産完了のお知らせ
 →京セラからのニュースリリース

 京セラ/CONTAXは、デジカメは昨秋(京セラ)、今春(CONTAX)に国内市場からの撤退がアナウンスされていました。
 そのとき、「銀塩(フィルム)システムは、しばらく存続」という、嫌な予感のする一言がついていたので、近いうちに何かあるとは思っていましたが、こんなに早く、こうなるとはねえ・・・。

 私は今まで、特に京セラ製デジカメ等を意識する事なく、現在に至るわけですが・・・これでカメラ市場から京セラ/CONTAXの名前が完全に消えてしまうとなると、やはり寂しい気がします。

 今回のCONTAXの事業終了は、急速なデジタル化の波に対応できなかった、という事が、理由の一つに挙がっていました。なお、先日の、デジカメ市場からの撤退時には、あまりに低価格化が進み、利益性が見込めなくなった、という理由がありました。
 どちらも、ものすごく納得できてしまいます。銀塩カメラの売り上げは、デジカメの伸びに反比例して落ちる一方のようですし。
 かといってデジカメに関しては、すでにこれまでの進化形態(画素数競争)が手詰まり状態になり、現在市場に出ているコンパクト機は、あまりにも没個性で魅力がありませんからね、全メーカー製品ともに。

 ちなみに、私の京セラデジカメの思い出としては、1999年、ニコンのCoolPix 950(E950)が、今や伝説の超品薄で予約1ヶ月待ちを宣告された際に、秋葉原の某店でSAMURAI 2100DGを猛プッシュされたというモノがあったりします(爆)。
 しかし、あまりに独特なスタイルと、これまた独特な発色の撮影画像(全体的に、紫色だったんだよね・・・)を見て、「1ヶ月かかってもいいから、E950を待ちます!」と言ってしまったのですが(^^;)。

 しかし、最近は『回転レンズ機構の最終世代』と言われる、Finecam SL400R/CONTAX U4Rに興味が出てきましたが・・・。
 両機とも、最近、何でか実売価格が回復してきてる(^^;)。

 何で?
 普通は不良在庫にならないように、投げ売りが加速すると思うんだけど???
 (んで、それを期待している、ハイエナ野郎がここに一人・・・ ^^;)
20:32:01 | yo-ta | | TrackBacks

02 April

オリンパスのデジタル一眼レフ用レンズ、Zuiko Digital ED 7-14mmが・・・

 以前、取り上げた、オリンパスのデジタル一眼レフ用、超広角レンズ、Zuiko Digital ED 7-14mm F4.0の話題です。

 このレンズ、35mmフィルム版と比べて広角に不利なデジタル一眼レフカメラにおいて、(フルサイズCCD使用の、車並みに高い機体を除けば)最広角となる14mm相当(35mm版換算)の画角を得られるというレンズであるため、オリンパスのデジタル一眼レフユーザー間ではあこがれのレンズの一本です。
 しかし、価格も「お値段(実売17〜20万円)」なため、おいそれとは買えない一本であることも確かなわけで・・・。

 ところが、本日、新宿に行ったついでに、新宿西口のヨドバシカメラをのぞいた所、「売り切れ」の札がかかっていました(驚)。

 良いものは高くても売れる、ということですね。
 まあ、私もこういう、すごい抜けの良い写りを見せられると、確かに欲しくなっちゃいますが・・・。
22:02:41 | yo-ta | | TrackBacks