Archive for July 2005

25 July

Nikonのコンパクトデジカメで、内部一式交換方式でのスピード修理サービス開始

 ある店先に吊るしてあった、小型で円筒形の誘蛾灯に、手書きで『ライトセーバー』というラベルがあったのを見て、妙にピッタリのネーミングだと納得しました。
 あの青白い光といい、トラップのブーンという音といい、虫が飛び込んだ時の「バチッ!」という音といい、確かに『ライトセーバー』っぽい(笑)。

 ただし、誘蛾灯は無差別殺戮に繋がるので、発光色は「青(ジェダイ)」でなく、「赤(シス)」の方がお似合だと思います。
 でも、それだと虫の誘引効果はなくなるか(^^;)。
 (あの青い光は、光に集まる習性を持つ昆虫が特に反応する波長域ですので・・・)

 では、本題です。
 カメラ、光学機器メーカーの老舗であるNikonのコンパクトデジカメを対象に、一日でスピード修理を行うサービスが開始されたようです。

 ニコンクールピットサービス(ニコンイメージングに飛びます)

 通常の修理では、機械の不具合状況の報告をもとにテストして、不具合が生じていた部品のみを交換することで実施しますが、このサービスだと「内部一式交換方式」、つまり、外装はそのまま、中の機械をごっそり交換することで、手間を省いて早期に修理を上げる方式になっているようです。
 私の手元の機体では、この間、E995(COOLPIX 995という、旧式の機体)の電源スイッチのユニット交換に約1週間(ホントは5日ほどだった)かかったので、使用感が変わらず1日で上がってくれるなら、ありがたい話です(しかも、相対的に修理費用が安いと来ればね)。

 それにしても、内部機械って、そんなに安いのか・・・(^^;)。
 って、多分、使えるパーツは再利用されるので、その辺を考えた「下取り金額」と考えれば妥当かもしれませんが。
 なお、このサービスの対象になるのは、現行ラインナップのうち、生産ラインが稼働しているものに限られるようですね。
 (これもしょうがないか(^^;)。生産終了して完動品の供給がない旧型機では、まず実施不可能なサービスなのは間違いないし)

 で、今ごろ思いつきましたが。

 「クールピット」サービスって、COOLPIXのもじり?
 (COOL Pit & COOLPIX。つづりも似てるしね)

22:37:00 | yo-ta | | TrackBacks

22 July

名機の1位と言われても・・・実感なし(^^;)

 いまさら、「電車男」の原作を読んでみました。

 ・・・う〜ん、この本、「2ちゃんねる」の雰囲気がわからない皆様には、かなり敷居が高い構成では(^^;)。
 (ハンドルネームのかわりに、発言番号で呼び合うとか、AAを置くタイミングとか、AAの成立由来とか・・・)

 それにしても・・・文中のいわゆる「2ちゃん語」について、「解説」を見なくてもほとんど理解できたのって・・・。
 手遅れですか?もう手遅れなんですか〜!(泣)

 では本題です(がらっと雰囲気、変えてきます ^^;)。

 今月発売の「アサヒカメラ」誌上で、私が使用している(最近あんまり使ってませんが:爆)デジタル一眼レフカメラ、OLYMPUS E-1が「デジタル一眼レフの名機」部門で1位を獲得していました。
 Canonの1D系やNikonのD2系を抑えての1位という事で、わかる人には物凄い結果でしたが・・・。

 ユーザー側から見ると、「あんまりそんな実感はありません(^^;)」

 まあしかし、CCD表面に付着するゴミ(のうち、特に撮影に邪魔になる大きさの奴)を超音波で弾き飛ばす機構のために、まわりの環境を気にせず、レンズ交換しまくれる所には、私は何度も助けられていますし。
 雨が降ろうが、風が吹き荒れようがびくともしない、「防塵・防滴」設計にも、何度も助けられましたし。

 そういう意味では、すごく信頼できる機体ですね。

 そういえば、アサヒカメラの選評のコメントや、別の雑誌(デジタルカメラマガジン誌)のデジイチの比較記事では、「CCDの有効画素数が500万画素なのは、いかにも時代遅れ」とか「A4以上の大延ばしには耐えられないのが弱点」とか何とか書かれていますが・・・。

 一般ユーザーの皆様の中で、A4以上に大延ばしにする人、手ェあげて!(笑)

 プロの皆様ならともかく、一般ユーザーでそこまでやっている人には、私も数えるほどしか会ったことがありません。
 逆に、画素数が増えすぎてファイルが肥大化し、手元のPCのスペックではきつくなって困る、という人たちには、本当に沢山、出会っています。

 ま、私には画素数も500万画素あったら十分ですわ(多くて800万までですな、今の環境だと・・・)。

20:39:37 | yo-ta | | TrackBacks

19 July

SONY、デジタル一眼市場参入に、その手で来たか・・・。

 デジタル一眼レフの市場に、ついにSONYが参入してくることになりました。
 ただし、かなりの変化球を投げてきた感じです。

 コニカミノルタフォトイメージング株式会社とソニー株式会社 レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの共同開発で合意
 (SONYのプレスリリースに飛びます)

 一時期は、SONYは京セラのカメラ事業完全撤退に伴い、(カールツァイスを意識して)CONTAXブランドを買い取るのではないか、という見方もあったようですが、どうやらその線は今の所、ないようです。

 今回の発表を見る限りでは、カメラのオートフォーカスや露出制御などのメカニカルな部分の開発は、コニカミノルタが担当。
 デジタルデバイスであるCCDやCMOSなどの撮像素子の開発や、(お得意の)小型軽量化路線の設計などはSONYが担当し、両者の得意分野を活かした形でデジタル一眼レフカメラを共同開発してゆく、という事らしいです。

 最近、コンパクトデジカメでは少し勢いが減退気味のSONYが、一眼レフ市場参入のために打ち出してきた戦略は、「互いの得意分野のノウハウを活かせる相手と手を組む」ということだったようです。
 まあ、考えてみると、ある意味合理的な線に落ち着いたような気もします。

 同じように、技術提携をもってデジタル一眼レフカメラの開発を行っているメーカーとしては、オリンパスと松下電器の「フォーサーズ」ブランドがあります。
 こちらの場合、オリンパスも松下電器も、技術提携という形はあっても、それぞれ独自のカメラボディ開発を行う形のようですから、共同開発というよりは競合関係を持っている形になるでしょうか?
 (少なくとも、コニカミノルタ&SONY連合とはちょっと違う形になる感じがしますね)

 それにしても、オリンパス&松下電器組もコニカミノルタ&SONY組も、主義主張も経営理念も組織体制も全然違う企業同士の連合ですから、空中分解しないように制御することが課題になりそうですね・・・。

 ちなみに、このあたりに本件(コニカミノルタ&SONY提携)に関する解説があったりします。

22:32:00 | yo-ta | | TrackBacks

15 July

コニカミノルタから、「CCDシフト手ぶれ補正」搭載デジタル一眼レフ、「α-Sweet DIGITAL」発表

【「鬼論文試験」対策中に、私が頂いた名(迷)言集 その6】

 「対策を相談に来るなら、ちゃんとした物を持って来い!」

 いや、その「ちゃんとした物」をどうやって作るか、について相談したいんですが?

 では本題です。

 最近、百花繚乱状態になってきたデジタル一眼レフの世界ですが。
 本日、コニカミノルタから新機種、「α-Sweet DIGITAL」が発表されました。

 コニカミノルタ、CCDシフト手ブレ補正搭載入門機「α-Sweet DIGITAL」 (例によって、デジカメWatchに飛びます)

 コニカミノルタのデジカメには、独特の手ぶれ補正機構が搭載されています。

 普通の(C&Nの大手2社が採用している)手ぶれ補正のシステムは、レンズ部分に揺れを打ち消す方向に首を振るプリズムや、シフトするレンズ等を挟んで手ぶれの影響を軽減させます(防止または回避はできない)。
 しかしコニカミノルタのデジカメでは、CCDそのものを揺れる方向とは逆にシフトさせることで、手ブレを補正させるシステムを採用しています。これは撮像素子が右に左に巻き取られないデジカメならではの機能といえるでしょう(銀塩(フィルム)カメラでは、フィルム巻取り用のリールが邪魔で、こんな手ぶれ補正方式は不可能だった)。

 また、手ぶれ補正機構を内蔵させたレンズは、通常、非常に高価になりますので、本体側でサポートするというアイデアは高く評価されると思います。
 ・・・ただし、先行機種であるα-7 Digitalでは、おかげでCCD取り付け角の公差基準が甘いとか何とか、色々叩かれる要因にもなっていたようで・・・。
 この辺りが技術的にどこまで改善されたかが、「マニア視点」からはちょっと気になるところです。
 あとは、コニカミノルタは何となく、ノイズキャンセラの制御がイマイチなことがある(と個人的に感じる)ので、そこもどれだけ改善しているのか・・・。

 それにしても、ホンマに各社、一気にデジタル一眼レフの入門機モデル(安価モデル)を次々出してきていますが・・・。
 現状のコンパクトデジカメ市場みたいに「金太郎飴」になって、こっちの市場も魅力が激減しないか、ちょっと心配ですね・・・。

 まあ、今の所、「ノイズレスのキヤノン」「小型軽量のペンタックス」「ゴミ取りのオリンパス」「手ぶれ補正のコニカミノルタ」といった、各社ごとに際立った個性派モデルが多いので、まだ何とか大丈夫そうですが・・・。

(※)
 んで、上のように一眼モデルのキャッチフレーズを考えたら、ニコンの一眼にどういうキャッチをあてていいのか、すんごく迷ったんですが(^^;)。
 「Fマウントの伝統墨守」あたりが私のイメージに一番近いのですが、なんか硬いし(^^;)(^^;)(^^;)。

22:17:00 | yo-ta | | TrackBacks