Complete text -- "うぉ、被った!けど、今回食われたのは・・・。ペンタックスとオリンパスから新型デジタル一眼レフ発表!"

14 September

うぉ、被った!けど、今回食われたのは・・・。ペンタックスとオリンパスから新型デジタル一眼レフ発表!

 涼しいを通り越して、寒かったぞ、今日は!
 雨もしばらく続きそうだし、関東は既に秋雨シーズンに突入しているかのような気配です。

 では本題です。
 今日は、カメラ/デジカメマニアの世界は大騒ぎになるようなニュースが二つ、飛び込んできています。
 ペンタックスとオリンパスから、それぞれ新型デジタル一眼レフが発表されました。

 ペンタックス、ゴミ除去機能搭載の有効1,020万画素デジタル一眼レフ「K10D」

 前々から発表するというアナウンスのあった、ペンタックスの1,000万画素機がついに登場です。
 7月発売のK100Dが非常に高い評価を受けているだけに、今回の機体の仕上がりも期待される所です。

 このK10Dは、超音波モーター内蔵レンズに対応させるための電気接点を設けたり、防塵防滴仕様化されていたり、ゴミ取りが標準装備になったりと、とにかく気合が入りまくっていますね。
 なお、ゴミ取りはソニー初号機型に近いアプローチで、ローパスフィルター表面をコーティングで覆って凹凸をなくし、手ぶれ補正の要領でCCDを揺らして落とす仕様だそうです。
 落としたゴミは、粘着テープ(メンテフリー)に吸着され、再付着を防ぐのは、オリンパスと同じです。

 しかも、ペンタックス機伝統のレンズ互換性の幅の広さは健在で、K、KA、KAF、KAF2、(アダプター使用で)スクリューマウント、645用、67用のレンズが装着できるそうです。
 その上で、今後登場予定の超音波モーター内臓レンズにも対応させるって・・・(信じられね〜)。

 ただし、これまで単三電池使用だった電源が、専用リチウムイオン電池に変更になりました。
 また、ボディサイズが幅141.5×高101×厚70mmと、普通のデジタル一眼レフ中級機クラスのサイズになっています。
 この辺りは、旧来からのペンタックスユーザーから見て、どのように評価されるでしょうか・・・。
 また、他社製1,000万画素級DSLRは、画像のチューニングで苦労しています(この機体も、ソニー製CCD使用との噂があるし・・・)ので、サンプル画像の発表に期待したいところです。

 一方で、9/14日がX-Dayと噂されていたオリンパスからは、こんな発表がありました。

 「フォトキナ2006」出品製品のご案内

 新製品ちゃうんかい!というツッコミがあったように思いますが、この中に、地味〜な形でデジタル一眼レフ、E-400を出展する、と書かれています・・・(ず〜っと下のほうね)。

 ちなみに、海外サイトにはかなり詳細な情報が出ていますが、国内発表レベルで今わかっている仕様は、以下のとおりです。

 E-400:
  ○有効画素数1,000万画素
  ○超音波で撮像素子のごみ問題を解決する「ダストリダクション機能」
  ○大きさ:幅129.5x高91x厚53mm(突起部含まず)、重さ:375g(本体のみ)


 フォーサーズで一番の小型機、E-500が幅129.5×高94.5×厚66mmの435gですから、さらに1cm薄く、60g軽いボディになって登場するようです。
 E-500がコンパクトなサイズで登場したとき、開発スタッフインタビューに「小さくしようと思えば、まだ行けます」という発言があったのは、どうやらマジな話だったようです・・・が、これ以上、小さくなったら、逆に持ちにくいぞ、多分(^^;)。

 なお、夏発売以降でこれに対抗できる小ささを持っているのは、Canon EOS Kiss DX(幅126.5×高94.2×厚65mm、510g)、PENTAX K100D(幅129.5×高92.5×厚70mm、560g)の2機くらいでしょうか?
 しかし、期待されているボディ内手ぶれ補正は搭載見送り?(他社の、手ぶれ補正ユニット搭載機と比較して軽すぎるのが・・・)の感がありますし、ライブビューも、どうなっているのか不明・・・。
 この辺りは、ヨーロッパ時間で9/14日になれば、何かあるでしょうか?
 (と思っていたら、実際にあった。オリンパスUKのE-400紹介サイト:リンク先英文。欧州では11月上旬発売のようだ)

 しかし、E-400は確かにびっくりするほど小さい(特に、本体の薄さは驚愕的な)デジタル一眼レフですが、ボディ内手ぶれ補正がないと、主戦場に撃って出るのは難しいのでは・・・。
 ここまでの小型軽量化が実現できたのも、そういった初心者アシスト機能が入っていないから、であった場合、「一発芸」で終わりそうな気がして怖いですね・・・(でも、私は予算が許せば、思わずサブ機に欲しくなっちゃうかも、というくらいの機体です ^^;)。

 まあ、今回はペンタックスはフラグシップ級?の機体、オリンパスはエントリー級の機体ということで、開発コンセプトに大きな差がありますから、購入時にはそれぞれのクラスの中でどうか、という視点で評価しないと厳しいと思いますけどね。

 とはいえ、同時に発表されてしまえば、フラグシップ級の機体の方が注目度は高いわけで・・・今回はペンタックスの「被せ勝ち!」になったような気がします・・・。

追記:
 どうもオリンパスのE-400は欧州マーケットのみでの販売になるような感じです。
 北米のWebサイトでも、「購入するなら個人輸入になるね」という文面がみられますからね・・・。

 ということは、日本でも、欲しければ欧州系通販か、欧州在住の友人に「頼むッ!」というメールを打つしかないのか・・・。
 (そういえば、今東欧を放浪中の元同僚がいたな・・・。けど、気ままなバックパッカーに「デジタル一眼を買って来い」と言っても、手元に届くまで、とっても気の長い話になるだろうな ^^;)

 しかし、そこそこ興味を持つ人は多そうなので、みんなでオリンパスに「売ってくれ!」嘆願を送れば、数量限定で国内販売・・・。

 なんて事はやらないんだろうなぁ、オリンパスって、こういう所は妙に頑固なイメージがあるし(^^;)。
 ああ、お散歩のメモスナップには最適な大きさ&重量だと思うんだけどなあ・・・(マジで、気軽に持ち歩いて気軽に使えそうでイイ!)。


18:20:00 | yo-ta | | TrackBacks
Comments

ふるかわ wrote:

「正直言って、今回は勝たせていただいた。」
との例のセリフ(*)をここで使うのは、余りにも不吉でしょうか?(^_^;)

>この辺りは、旧来からのペンタックスユーザーから見て、どのように評価されるでしょうか・・・。

手ぶれ補正+ゴミ落とし、そして何より22bit A/Dを支えるには、単三では力不足ということであれば、専用電池もやむなしではないでしょうか。さすがに、某ニコンのように同じシリーズでもコロコロ変えて互換性がなるなると、ついて行けませんが(--;)

あと、サイズに関しても、「小さいのが得意」なイメージがありますが、Z-1のようなかつてのフラグ・シップ機は大きいですし、小さいのがいいときはK100Dを持ち出せばいいわけですから(^_^;)、それほど問題ないと思います。

(*)コニカミノルタがα-7Dの発表時に、EOS 20Dあたりと比較して放ったセリフですね。
09/17/06 01:03:22

yo-ta wrote:

>「正直言って、今回は勝たせていただいた。」
うわ〜!ありましたね、この発言(笑)。
実際にはファインダーまわり限定のことだったのですが、
「機体性能全部」と取られて大騒ぎになっていたように記憶しています。

確かに、バッテリーに関しては、今までのペンタ機がよく単三で頑張ったと見るべきかもしれません。
ただし、緊急時には市販の単三電池で何とかできるぞ、という所に、
大きな魅力を感じていた皆様には、ちょっと悔しい所かもなあ、と思ったもので。

まあ、部屋中に、色んな機体の専用バッテリーがゴロゴロ転がっている私には、
全く気にならないポイントですが(^^;)。
09/17/06 09:45:07

ふるかわ wrote:

>「機体性能全部」と取られて大騒ぎになっていたように記憶しています。
真実はともかく、こういう報道をされてしまいましたからね...
ttp://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0409/15/news082.html

>「機体性能全部」と取られて大騒ぎになっていたように記憶しています。
確かに、せめてバッテリーグリップに単三が入れば、という声もあるようですが、私もゴロゴロ状況は同じですので、気にしません(^_^;)し、複数本だとバラツキもあるし、接触抵抗もバカにならないと思います。
09/17/06 23:35:57
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