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19 July

SONY、デジタル一眼市場参入に、その手で来たか・・・。

 デジタル一眼レフの市場に、ついにSONYが参入してくることになりました。
 ただし、かなりの変化球を投げてきた感じです。

 コニカミノルタフォトイメージング株式会社とソニー株式会社 レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの共同開発で合意
 (SONYのプレスリリースに飛びます)

 一時期は、SONYは京セラのカメラ事業完全撤退に伴い、(カールツァイスを意識して)CONTAXブランドを買い取るのではないか、という見方もあったようですが、どうやらその線は今の所、ないようです。

 今回の発表を見る限りでは、カメラのオートフォーカスや露出制御などのメカニカルな部分の開発は、コニカミノルタが担当。
 デジタルデバイスであるCCDやCMOSなどの撮像素子の開発や、(お得意の)小型軽量化路線の設計などはSONYが担当し、両者の得意分野を活かした形でデジタル一眼レフカメラを共同開発してゆく、という事らしいです。

 最近、コンパクトデジカメでは少し勢いが減退気味のSONYが、一眼レフ市場参入のために打ち出してきた戦略は、「互いの得意分野のノウハウを活かせる相手と手を組む」ということだったようです。
 まあ、考えてみると、ある意味合理的な線に落ち着いたような気もします。

 同じように、技術提携をもってデジタル一眼レフカメラの開発を行っているメーカーとしては、オリンパスと松下電器の「フォーサーズ」ブランドがあります。
 こちらの場合、オリンパスも松下電器も、技術提携という形はあっても、それぞれ独自のカメラボディ開発を行う形のようですから、共同開発というよりは競合関係を持っている形になるでしょうか?
 (少なくとも、コニカミノルタ&SONY連合とはちょっと違う形になる感じがしますね)

 それにしても、オリンパス&松下電器組もコニカミノルタ&SONY組も、主義主張も経営理念も組織体制も全然違う企業同士の連合ですから、空中分解しないように制御することが課題になりそうですね・・・。

 ちなみに、このあたりに本件(コニカミノルタ&SONY提携)に関する解説があったりします。

22:32:00 | yo-ta | | TrackBacks
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