Archive for 29 May 2006
29 May
なぬ?シカ肉料理を奥多摩名物に?&奥多摩でクマとヒトの遭遇事案発生。
クライアントの担当者の中に、素晴らしく物忘れが激しい人がいます(ちなみに私とは同年代で、ボケるには若過ぎる)。どれ程の激しさかというと、数分前に電話で打合せた内容について、確認ではなく、再びゼロから打合せる内容の電話をかけてくるのは日常茶飯事。
果てには向こうの都合で呼びつけた打合せをすっかり忘れて外出している、なんて事も平気でやらかします(そして、こちらを平気で1時間以上待たせ、自分の上司が頭を下げているのに、自分はというと、こっちを待たせたことさえ忘れているという・・・)。
そして今日、さらに信じられない電話を受けることになりました。
「先日の電話で、明日は私の都合が悪いから打合せをやめにしましたけど、会議だからダメと言いました?外出だからダメと言いました?教えて欲しいんですけど?」
知るか!
オレはアンタのスケジュール帳じゃねえ!
当然、そんな瑣末事を覚えている筈もないので思い出せないと答えたら、「使えねぇ奴」みたいな言い方をされました(おかげで、久々に、殺意という物を感じましたよ・・・)。
ちなみに、あまりの酷さに、クライアントも最初は若年性の記憶障害なのかと疑ったそうですが、実際には心身ともに健康で、何らそういった徴候はないとの事。
つまり、単に仕事の話は他のこと(主にWebサーフ)をやりながら、上の空で聞いているため、何も頭に残ってないだけなのだそうで・・・(クビ切ってくれよ・・・こんな奴)。
では本題です。
しばらく週末ごとに悪天候が続いており、随分ご無沙汰してしまっている奥多摩ですが、ご無沙汰している間に、噂に聞いていたアノ動きが、結構本格化したみたいですね。
食害防止で捕獲、シカ肉料理を名物に…東京・奥多摩町(読売新聞)
以前にも何度か報道されていたコノ動きですが、今度のこの記事を見る限り、奥多摩町は精肉所を整備するなど、かなり本気モードでバックアップする方向にあるようです。
ちなみに気になる味の方ですが、以前、地元で試食会が行われた時の話では、シカ肉チャーシューなんかは見た目ほどコテコテした味でなく、実は結構食べやすかったそうです。
う〜む、味付けの如何によっては、かなり良い名物になるかもしれませんね>シカ料理。
とはいえ、奥多摩では駆除捕獲頭数が少ないため、地場消費(地元の食堂や土産物としての提供)に留まり、ここから市場に出荷するほどのレベルでの産業にすることは困難なようです。
まあ、私は登山ついでに、地元の食堂で食事をする際に、気付いたら頼んでみることにしましょう。
で、山の動物つながりで、もひとつ話題を。
5月12日の早朝、日原林道の天祖山登山口よりちょっと上流側で、ツキノワグマとヒトの遭遇事案が発生したそうです(リンク先、奥多摩消防署の山岳事故情報:タイトル間違えていますが、一番上の事案)。
この時、ツキノワグマは死んだシカの肉を食餌中で、ヒトの方はバイクで乗り付け、少し離れた場所でそれを見つけたそうですが、逃げようとした所を体当たりされ、バイクもろとも倒されてしまったようです。
(日原林道は崖が急で、転落した動物の死骸が落ちていることもある。なお、私も過去に日原林道でシカの新鮮な死骸を見ことがあるが、その時の死骸も肩〜大腿の肉が、鋭利な刃物で切ったようにきれいに食われていた。死骸の新しさと、食われた部位の大きさから見て、恐らくツキノワグマの食痕だと思う)
この時は、恐らく、クマの方がシカ肉に夢中であったこと。
そして、日原林道の天祖山登山口付近は日原川が林道直下に流れている上に、巨木の倒木が川を塞いだ形で出来た滝があり、水音がうるさい&悪いことに、地形的に水音が乱反響してこもるような場所である(すぐ上流で川がゴルジュ状になっており、谷の両岸が迫って狭い)ために、クマの耳でもバイクのエンジン音が聞こえなかったために、不時遭遇と同じ形になってしまった+クマから見れば上質な餌を守る本能も働いたのでしょう。
カウベルなどの、かん高い金属音ならば、沢沿いの道でもそこそこ遠くまで通る(私=ヒトの耳でも10m以上先の登山者の鈴音を確認できる)ため、それを装備していれば多少は防げたかもしれませんが・・・。
しかし、グルメなことでは奥多摩随一の動物であるツキノワグマが、思わず危険を忘れてむしゃぶりつく奥多摩のシカ肉。
ちょっと食べてみたいと思うのは、私だけ?
・・・って、クマの話題からこのオチになるのって、どうなんだろう(^^;)。
23:17:00 |
yo-ta |
|
TrackBacks