Archive for 15 May 2007
15 May
朝一番、アクシデントなスタートでした。
自転車修行僧(?)としての活躍でも知られる、SF作家の高千穂遙さんが、ヒルクライムレースからの引退宣言のような文章を、ご自身の日記サイトに書いておられるとか・・・。昨年3月にロードバイクで走行中に落車事故を起こし、その影響(?)で長らく腰痛に悩まされていたらしい(エッセイ漫画の「じてんしゃ日記」に詳しい)ので、仕方がないのかなあ、という気もします。
まあ、「痛みに苦しみながら、タイムを縮めるために登るのはやめる」というのが文章の趣旨らしいので、「競技はやらないけど、個人ではガンガン楽しんじゃうからね!」という意味だとは思いますが、高千穂さん、どうかご無理なさらず!
って、私も落車には十分、気をつけないとね(^^;)。
幸いにして、今まで、ちょっとヒヤリとした程度で済んでいますが、いつステーンと行くかわからないからこそ、気をつけないといけない事ですから・・・。
(というわけで、走る時&じてつう時は、メットとアイウェアとグラブは標準装備!)
では本題です。
今朝、自宅を出て数分後のことでした。
ウチの近所には、幹線道から幹線道にショートカットするように使われる、いわゆる抜け道的な道路があります(といっても、乗用車がやっと対面通行できる程度に細く、電柱がある場所は対面通行不能。すれ違い待ちの時間をあわせたら、幹線道を通った方が早いのだが、いい加減、それに気づけよ>裏道ドライバー軍団)。
今朝、その道を駅へと歩いている時に、あるドライバーが手元の携帯をチラチラ見ながら、結構なスピードで飛ばしているのに気付き、「危ないなぁ」と思いながらすれ違ったのですが・・・。
すれ違った直後に、背後で「ガシャン!」という強烈な音とともに、軽い地響きがありました。
何だ?と思って振り向いたら、電柱にめり込んだ車が一台・・・。
どうやらさっきの車が、すぐ先で道幅が狭くなっているのに気付かず、まともに電柱に突っ込んだようでした。
ボンネットは左半分が大破し、ダッシュボードが助手席の背もたれまでめり込み、運転手はエアバッグがしぼむまでシートに押し付けられた状態だった所を見ると、近年の「衝撃吸収のため壊れやすいボディ」であることを差し引いても、かなりの衝撃で衝突したことが感じられました。
乗っていたのが運転手一人だけだったから良かったものの、助手席に人がいたら、最も幸運でも骨折、普通に考えてかなり重篤な負傷は免れなかったでしょう。
しかし、最も幸運だったのは突っ込んだ方向が、歩道の反対側だったことです。
この事故現場の近所には小学校があり、朝ですから当然、児童が歩道を大勢歩いていましたから・・・ドライバーがパニクって右に急ハンドルを切ったら、最悪の結果になっていたかもしれません。
さらに言うと、事故現場の反対側は、歩道とは言っても駐車場の出入り口のため、ガードレールが10mほど切れている場所であり・・・。
登校時間中の交通整理に当たっていた父兄の皆様は、「もしも」を考えたら、冷汗ものだったことでしょう。
事故原因は、やはりドライバーの前方不注視の自爆で、携帯メールを読みながらの運転だったことが致命的だったようです。
ドライバーの方は、見た目大丈夫そうでしたが、大事を取って救急車で病院搬送となりました。
大破して残された自動車は、レッカー車が来るまで道を塞いだ形で放置され、同じように「抜け道」を狙ってきた車が、住宅地の中で渋滞し、クラクションがビービーと・・・。
こりゃ、次の自治会では、児童の通学時間中の裏道使用車の締め出し対策が議題になるだろうな、と思いつつ、私は駅へと向かいました。
ちなみに、この周辺を抜け道として利用する車が事故ったのは、ここ2年の間に、なんと4回。半年に1回という、とんでもないペースです(反面、地元住民の事故件数は、ここ10年間ゼロらしい)。
おかげで、私のような転蓬はともかく、マイホームを構えている皆様にとって、抜け道利用の車は、近所に無用な危険を持ち込む害悪でしかない、というのが統一見解だそうで・・・(すっごく理解できる話だ)。
まあしかし、先にも書いたとおり、都内の朝渋滞程度なら、ノロノロとはいえ「それなりの速度(30〜40km/h)では進んでいる」のですから、裏道に頼らず、幹線道を走った方が結局早く着くケースが多いそうです(タクシー&宅配便の運転手さんに聞いた話。幹線道は、要所要所を最短距離で繋いでいるため、結果的に効率が良いそうだ)。
もちろん、信号が青になっても先に進めないほど詰まっているとか、そんな場合は別ですが、そういう時は周辺の裏道も混雑して、すれ違い待ちや出待ちが多くなり、どんなルートを通っても、結局、時間的にほとんど変わらない(10分縮まったら狂喜乱舞モノ)という結果に落ち着くのが普通だそうです。
その10分が貴重なんだ、という皆様は・・・なぜ10分早く出発する努力をしないのでしょう?
(いつも思うが、そこが不思議。通勤利用なら、ほぼ毎日のことでしょうに、なぜいつまでも時間ギリギリの走行を続けるのか・・・)
あと、裏道・抜け道というのは、運転手から見たら便利な道のように見えますが、その地域に住んでいる皆様から見れば、生活圏の一部です。
そんな場所を余所者がビュンビュン走るのは、邪魔物以外の何物でもない、というのが一般的な感覚でしょう。
安易に「裏道を抜けて・・・」なんて考えず、ケースバイケースでベターな対応を心がけたいものです。
23:27:00 |
yo-ta |
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