Archive for 11 July 2007
11 July
思いつくままやってみた、BSモールトンとAirframeの簡易比較。
我ながら意外にも久々の虫ネタですが、今日、ニイニイゼミの声を聞きました(今年初!)。ついに夏が到来!・・・と言いたい所ですが、関東地方は現在、梅雨空そのままな天気であり、猛烈な湿度で不快度指数が上がりっぱなしです(う"〜っ、空気がゼリーみたいで嫌だ〜〜っ!)。
そんな、グズグズした天気ながらも、気温は高くなっているため、最近は夜に帰宅すると、家の明かりの周りに、やもりん(ヤモリの個人的愛称)がいっぱい張り付いています(さすが「家守」だけある)。
私は爬虫類は(毒蛇以外は)平気なので、彼らが壁でちょろちょろしていても、「頑張れ分子間力!」というマニアックな声援を送ってスルーするだけですが・・・。
私が近づいたことにびっくりして、鍵を回す手元に落下して来るのはやめてくれい!>やもりんず(こっちもびっくりするわい!)。
では本題です。
今日は久々に、ホントに普通に帰れた定時退勤日でした。
先週は、本気で爆発寸前まで追い込まれていたので、ふて寝しか考えられなかった・・・というか、憔悴して倒れるように寝るしかなかった訳ですが、今日はまあ、一段落してごく普通に帰ってくる事が出来ました。
んでもって、晴れていれば夜間ライドに出る所ですが、今日は雨だったので中止。
そんなわけで、夜、少し時間が出来てしまった訳ですが・・・そうなると、ちょっと思いつきで、こんな事を試してしまいました。
BSモールトンとAirframeの画像を重ねて、
両車種の構造の違いを見てみた(クリックすると拡大画像)。
半透明のレイヤー重ねでは分かりづらいので、車体の主要な部分を着色している。
(青:BSモールトン、赤:Airframe)
上の画像は、別の日に別の場所で、アングルも違うように撮った画像を、無理矢理重ねているので、大体の目安にはなっても、正確な比較にはならない、という前提で見て下さい。
Airframeに最初乗ったとき、当然ながらBSモールトンに乗った時とは全然違う乗車感に戸惑わされたので、構造的にどれだけ違うのか、という所を見てみました。
まあ、たった2時間程度のチョイ乗りの感覚で、9ヶ月も乗り込んできた車体と比べるのもどうかと思いますが、Airframeの方が不安定に感じたのが主な原因です(段差越えではつんのめるかと思ったし・・・)。
で結果、生兵法知識を交えて以下に話を進めると・・・。
ホイールベース(注1)は、BSモールトンの方が広い。
BBの位置(注2)は、BSモールトンの方が低い。
トレール長(注3)は・・・あまり変わらないかな?
という訳で、総合的に見て、やはりBSモールトンの方が、より安定側の車体構造になっているようです。
まあ、ここはさすがに、ブロンプトンと並んで、小径車の中でも特別、安定感のある乗車感を持つ(癖が少ない)、という評価のある車体だけあります。
しかし、BSモールトンは走行時の安定性が高い車体構造になっている反面、重量が増え、分割してもあまり小さくならず、頻繁な輪行には向かない車体になってしまっています(私もここが不満で、セカンドバイク導入に踏み切ったのだ)。
折り畳み(分割)後のコンパクトさでは、Airframeが圧倒的に有利であり、車体重量も約2kg軽い、というアドバンテージを考えれば、一概にAirframeが劣るとは言いきれないでしょう(要は、使い分けが出来ればそれでいい)。
しかし、ハンドルの角度は、Airframeが前に迫り出す形状になっている反面、BSモールトンは素直に後傾しており、全体的に少し後ろ荷重気味になっています。
これは、高速で段差越えをする際と、急ブレーキ時の前転回避においては、有効な構造かと思われます。
先日、Airframeで走り出した時は、いつものBSモールトンの感覚で、近所の道路の段差を越えたら、前方につんのめるような感じがあり、怖い思いをさせられました。
両者の構造を比較してみれば、Airframeはハンドルが前傾しており、重心が前寄りになっている事が分かりますから、段差越えの際にはちゃんと抜重動作を入れないと、出足払いをスコーン!と喰らう可能性がありそうですね。
・・・しかし、改めてこうやって他車種と比較してみると、BSモールトンって良く出来た車体だなあ、と思いますね(生兵法知識で言うのもなんですが)。
Airframeも、セカンドにするにはもったいないくらいの性能を持った車体なので、車体特性をちゃんと把握して、大事に乗ってやらないといけませんね。
以下の脚註は、生兵法知識混じりなので、間違いや嘘が含まれる可能性あり!
(注1)ホイールベース
前後輪の輪軸の幅。広いほど安定性に優れるが、広すぎるとカーブで曲がれない。
(注2)BBの位置
通常、前後輪の輪軸の高さより低い方が、重心が下がって安定する。小径車は、一般に(BSモールトンでも)この位置が輪軸より高く、安定性を欠く原因になっている。
しかし、小径車はタイヤの直径が短いため、BBが低すぎるとペダルが接地してしまったり、折り畳みの邪魔になったりする。
(注3)トレール長
前輪の接地位置と、フォーク先端の延長線が地面に到達する位置との距離。
長いほど、直進安定性に優れるが、長すぎるとカーブで曲がれない。
22:55:24 |
yo-ta |
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