Archive for 18 December 2007
18 December
初レース「東京エンデューロ 2007 X'mas edition」出走記 Part.3(最終回)
「東京エンデューロ」のキーワードでヒットするブログサイトを色々お邪魔していたら、某所の写真で私の姿発見(^^;)。まあ、出場していたので、どこかで写真に写っていても不思議ではないのですが、私は「写真を撮るのは好きでも、撮られるのは嫌い」という変な性格な上に、なぜかカメラマン様もそういうオーラを察知してか、イベント等に参加していても、余程探さないと分からないようにしか写っていない場合が多いのです。
しかし、そのサイトでは、メイン被写体になった選手の隣に「でーん」と写っている姿に、我ながら笑っちゃいましたよ(笑)。
それにしても・・・変なポジションで乗ってんなぁ>をれ・・・(修正が必要そうだ・・・)。
では本題で、出走記の最終回です。
パレードラップでメカトラブルにあい、ぶっちぎりの最下位で本レースに出走。その後、後方集団に追いつく前に周回遅れになり、覚悟していたとは言え、ちょっと凹み気分に落ちたりして・・・。
最初の段階で集団から離され、2周目で周回遅れでは、もう高速周回組への復帰は不可能でしたから、自分目標の10周回を目指して、数えきれないほどのロードレーサーに抜かれながら、自分なりの全力走を続けます。
しかし、4〜5周を過ぎると、自分が何周回したかカウントするのも面倒なくらい、色々対応すべき事が起きてくるものです・・・。
以下のレポートは、要所要所でこちらのコース案内図を確認しながら読んで下さい。
さて、緊張のためか、アドレナリってハイになっていたためか、今思い返せば、2時間という長いはずのレース時間が、ほんの一瞬にも思える、不思議な時間になっています。
意識が飛んでいた訳ではなく、記憶はしっかりしているのですが、物凄く圧縮されているというか、とにかく不思議な感じです(出走者の皆様なら、おわかりいただけるかな?)。
しかし、このコースは実際に走ってみると、下見の時とは大きく違う所が多くありました。以下に、実際の走行感を改めて書いておきます。
一部、周囲のライダーの皆様が実際に行っていた対応から、「あ、確かにこれは良い対応だな」と思った物も加えてありますので、何かの参考に・・・。
【スタート地点〜北西側の北上ストレート】
ここは平坦に見えて、実は緩い登り。
序盤は意識されないほどだが、中盤〜終盤になると、思うように加速できない我慢ゾーンに早変わりする。
私は開き直って、補給ゾーンにしていた。どうせスピード出ないんだから、気分転換しましょ。
【北側ストレート】
途中のゲートを抜ける前に、トンネルを潜るアップダウンがあるが、それ以外はほぼ平坦。
しかし、最後の左コーナーの登りは、レース後半、心臓破りの難所になる。苦しかった・・・。
【北東側突出部】
最初、トンネルを潜るまでは急勾配の下りなので、ここでは休まず踏んで一気に加速しよう。
後半は、緩いが長い登りなので、惰性を稼がないと、途中で足が切れる。
【バックストレート】
下見の時は、下り〜フラット〜アップダウンだと思っていたが、実際には「登り〜アップダウン〜急降下」。
小径車は、後半の一気下りが唯一、ロードやクロスとスピードで張り合える場所。ひるまず踏み込め!
途中、コースを横切ってゲートのレールがあるので、リム打ちパンクに注意!
【西立川口前】
南東端のカーブが、上り坂の先でヘアピン状になっているため、ここで急減速させられる上に、最初の2連オーバーブリッジが、無視できない斜度の長い登り。
私はここで千切れてばかりいた・・・。
その先は、小刻みにアップダウンとカーブが出てくる難所。フロントダブル or トリプル車は、無理せずフロントを内に落とすのもアリだと思う(私はレース後半、迷わずそうした)。
【南西側ストレート】
南西端のカーブ途中にある管理小屋を過ぎた辺りから、緩くて長い登りになり、昭島口のオーバーブリッジで急激な登りに発展。
しかし、その先の急降下で踏んで加速すれば、残堀川の橋まで惰性で登れるから、休むな!
【減速ゾーン】
急激にコースが狭くなる上に、右は密な生垣、左は掘込型の調整池なので、コースアウトしたら相当痛い。
また、入口に埋込み式の車止めがあるので、進入時のライン取りに注意しよう。
狭いので、周囲の選手との車間距離に十分注意。ピットに入る人は、ここに入る前に右側に入ったほうがいい。
最後の直角カーブは、落ち葉や砂が浮いて、落車しやすい危険地帯。
また、ブレーキを握ったまま曲がると、アウトに流れて斜行になり、大変危険!
進入前に十分減速するか、覚悟を決めて曲がること!
【メインストレート】
ピットからの応援やレースMCで賑やかなので、思わず力が入ってしまう場所だと思う。
しかし、イチョウの落葉で路面のギャップが見えない上に、ピットの出入りで斜行するライダーも多いので、加速前に周囲の様子を確認のこと。
ピットに入る人は、「ピット入りまーす!」と大声で叫んでおくと良いだろう。
また、チェックポイント周辺は、ピットレーンから出てくる選手が、急に左に寄せてくる危険な場所。
危なそうなライダーがいたら、「左(後ろ)いるよ!」と叫んで牽制しよう。
とにかく、全体を通して走ってみた感じ、こういうアップダウンのあるコースは河川敷のサイクルロードとは全く違って、総合的な「走力」が要求される感じがしました。
ベテランの皆様も、「短いけれど、面白いコース」と言っておられましたが、確かにそんな気がします。
さて、レースは後半に入り、何周回目に居るのかはわかりませんが、参加者の中では後ろの方を走っているのだけはわかります。
というのも、右側を抜いて行くロードレーサーの皆様の中に、「あ、あの人、さっきも抜かれた」という人が何人かいらっしゃったからです(^^;)。
ケイデンスを合わせるために、電子メトロノームをピッピッと鳴らしている人や、接近を知らせる鈴装備で、チリチリ音を鳴らしながら走っている方。
他に印象に残ったのは、右側に現れ、一瞬で視界から消えていくゲスト選手の皆様(背中に名前入りゼッケン)や、やたら速い「各駅停車」のママチャリや、すね毛の濃いミニスカサンタ(^^;)など。
あと、扮装組の中では、バニーの耳にピンクナース服のすね毛&ヒゲ持ちの方は、とりあえず来年は手加減して下さい(笑)。
とにかく、あとで聞いた話では、先頭集団は40〜45km/h(Max 56km/h)で走っていたそうで、レース中のMaxスピードが44km/hの私がついて行けるスピードではありません(^^;)。
先頭集団と本気で勝負するには、ロードレーサーに乗り換えて、定期的かつ計画的なトレーニングで体を鍛えておかないとダメでしょう。
それにしても、走っていて、一番怖かったのがメインストレートというのは、どうなのか・・・。
メインストレートは、落ち葉を蹴散らしながらひたすら加速しますが、左右から人が身を乗り出している上に、コントロールラインを過ぎる場所で、右のピットレーンからチーム参加の交代選手が次々飛び出して来ます。
後方確認せずに、いきなり左に寄せてくる選手もいますので、高速走行する選手が「いるよ!」とか、「後ろ見て!」の声をかけないと危険な時もありました。
やはり、ピットレーンは左に作ってほしいです(しかし、メインストレート左側は、柵で仕切られて、ゲートボールかなにかのコートになってるみたいなので、ちと難しいか?)。
そんなコースを何周回したのかも忘れて走っていると、右側を行く人達の中で、同じ黄色のアームバンドをつけた人が急激に加速をはじめている事に気付きます。
サイコンの走行時間は信用できないので、腕時計を見ると、レース時間は残り10分を切っています。
うわ、マジっすか?これが最終周回になりそう?
という訳で、最後の力を振り絞るつもりで脚を回そうとするも・・・もう、力が入らない。
ダンシングしようにも、立つ事が出来ない。
西立川口付近に来た所で、残り5分。
まだ行ける、何とか行ける!この周回くらい、こなすぞ!と、必死の思いで脚を回そうとするも、私にとっては向かい風より苦手で、絶望的な失速ゾーンである「登り」が続くこの場所は、難関以外の何物でもありません。
フロントインナーでゴリゴリ登り、下りでアウターに入れて一気に加速。
下りは、それでもすぐに35km/h以上に上げられるので、脚は完全に死んでいる訳ではありません。
最後の、オーバーブリッジのきつい坂を、20km/h以下のヘロヘロで登り切ると、一気に下りで加速し、そのまま減速ゾーンに進入。
周囲に参加者が少なかったので自分ペースで進み、ホームストレートへ駆け込んで、気分だけゴールスプリント!
(実際には、もう立ってダンシングする余力もナシ!)
チェックポイント通過時にタイム表示を横目で見ると、1時間57分を回っていました。
残り時間で1周を回るのは、どう考えても不可能。事実上、私のレースはここで終わりでした。
クールダウンのつもりで、ラスト一周を回りました。
時間が2時間を過ぎると、黄色のアームバンド(2時間部門)の方が、次々、高速車の車列を離れて、左の低速レーンに入って来ます。
終わったぁ〜という、嬉しさか、もっと走りたかったという気分か、そういったものが入り交じって不思議な雰囲気になっていました。
4時間部門の皆様は、まだ必死に走ってましたけど(^^;)。
最後にピットレーンからチェックポイントを通過し、右に選手退場路があるので、そこからコースを離脱。
計測チップを返却したら、レースは完全に終了・・・なのですが・・・脚がガクガクで、歩くのが物凄く辛い(^^;)。
よく考えたら、こんなにぶっ続けで全力に近いパワーでペダルを回した事って、過去にはありません。
全く、考え無しに無茶した物だと思います。
という訳で、初のレースイベントは、色々ありましたが、無事完走で終了。
リザルトは・・・ネタにしては、笑いをとるにも、シリアスに行くにも中途半端ですが、以下のとおりです。
最終周回数:10周(最終CP通過時間:1時間57分)
レース終了時点の暫定リザルト(場内掲示):250/286?位(2時間ソロ)
・・・まあ、小径車でぶっちぎりの最下位&一人旅スタートだったことを考えたら、同じ2時間部門参加者(超特急な人が多い ^^;)を36人抜いたのは、頑張った方なんじゃない?と、自分を慰めつつ・・・。
しかし、ここまで行ったら上出来、と思っていた10周回をクリアしていた事に、素直に驚きました。
サイコンの走行距離も57kmを指しており、最後のクールダウンラップを除けば、間違いなく10周、回っているようです。
前半1時間は、合計20分程度のトラブル停車があったので、大体、1LAP10分。
後半1時間も大体同じペースを維持し続けた、という感じですね。
この辺りは、全周回のLAPタイム付記録証の到着を待ちましょう。
しかし、トラブル停車が無ければ、もうあと1周くらいできたかな・・・と思う反面、オールアウト寸前まで追い込まれていたので、結果は同じだったよ、と思う自分もいたりします。
・・・ま、普通に言うと、なんか悔しい!んですよね、タイムロスがあった事が(^^;)。
しかし、それもこれも含めて、レースの結果ですから、アレコレたらればを繰り返すのはやめましょう。
来年は、トラブル無しのベストコンディションで走ってやる!と、そう誓い、太陽が陰って寒くなった会場を、尻の痛みが治まるのを待ってから、自走で(^^;)あとにしました。
・・・何だかんだで、トータル100km以上走ったな、この日・・・(会場〜自宅間、片道25km也)。
[Read more of this post]
21:54:00 |
yo-ta |
|
TrackBacks