Complete text -- "東京エンデューロ、最終結果報告です。"

20 January

東京エンデューロ、最終結果報告です。

 某自転車店でアルミフレームにカーボンバック&フォーク、カーボンのシートポストが標準装備で、コンポがULTEGRA SLのロード(’07モデル新車)が放出価格で25万円以下、と聞いて、相当激しく揺れ動きました。
 (注:上の文章がどういう意味か分からない方は、何となくのニュアンスで感じて下さい)

 しかし、「出張先である」(この週末は、新潟で仕事していた:泣)ことと、「置き場がない」という超現実的な理由により、何とか踏みとどまりました。
 家電製品やPC、デジカメもそうですが、モデルチェンジの時期に販売店を覗くと、「危険物」が沢山転がっているのが困りものですね。

 では本題です。
 さて、年もまたいで、既に1ヶ月以上の時間が経ってしまいましたが、「東京エンデューロ 2007 X'mas edition」(2007年12月15日開催。参加レポートは12/16〜18に掲載)のネタの最終回です。

 いい加減、皆様の中では記憶の彼方になっているかと思いますし、自分の中でも、「思いのほか楽しかった」ということ以外、圧縮ファイルのように一瞬の出来事の如く記憶されているイベントなので、激しく「今さら」な気もしますが、ま、最後までお付き合いくださいませ。

 昨年末、もう帰省するぞ、というタイミングで全周回のLAPタイム入り記録証が到着し、私の走行状態を客観的かつ正確に評価するデータを見ることができました。
 かなりヘタレな結果なので(^^;)、普通なら「こんな物を公表してどうする」と言われそうですが、「底辺の参加者は、こんな感じ」という資料を提示するため、あえて公表してしまいましょう(笑)。
 先頭集団の「快速列車」だけが参加者ではなく、「走れる」人以外が出たら恥ずかしいレースでは無いですからね。

各周回ごとのラップタイム一覧。単位は(分:秒.1/100秒)で、1周回は5km。
1 18:04.07←計測センサーが外れピットで応急処置。ぶっちぎりの最下位で再出走。
2 10:14.90←必死で追走。早くも先頭集団に周回遅れにされる。
3 11:35.20←再度、センサー脱落。緊急停車してテープで縛る。
4 10:29.30←左足、つった。
5 10:25.50←右足もつった。
6 10:41.10←この辺でゼリーを1パック、補給したと思う。
7 11:01.00←足の痛み、麻痺。しかしタイムは確実に落ちてるな・・・。
8 11:19.06←多分、この辺りから、登り失速傾向が顕著になった。
9 11:34.50←最初の周回より1分以上も落ちるか?
10 11:38.50←自分では必死に頑張ったつもりだが、ヘロヘロですな(笑)。

 まぁ、タイム(特に後半)のヘタレぶりも物凄いですが、私の場合、最初の一周から、ギャグとしか思えない時間が記録されていますね(^^;)。
 他の参加者のブログの記載や、最初の周回の動画が公開されているサイトの映像を見ると、パレードの先頭グループが10〜11分、最後尾グループでも15〜16分でコントロールラインを通過しているのに対し、私の通過タイムは18分以上。

 これは文句なく、ぶっちぎりの最下位でしょうねぇ・・・(笑)。
 この大会、速い人は7〜8分で一周しているのですから、私がピットから再スタートして3分以内に、先頭集団が3周目に突入する計算になります(実際、その後半周もしないうちに周回遅れになった)。
 そして、このストップのおかげで、私は初っ端から完全な一人旅を強いられ、以降、最後まで集団に加わって走るチャンスを失ってしまいました。

 それでもレース前半は、(センサー再脱落で途中停車していた3周目以外の周回では)何とか1周10分(30km/h)程度の速度を保っています。
 しかし、この時の30km/h巡行は、最初のパレードラップの集団の中で30km/hで走っていた時と比べると、しんどさが倍以上に感じられました(空気抵抗をまともに受けたからかな?)。
 それが後半のツケになったのか、6周目からは目立ってタイムが落ち、7周目以降は完全に足が切れたようで、ヘロヘロっぷりが目に見えるようなタイムになっていますね(笑)。

 7周目以降でラップタイムがガクッと落ちたのは、補給のタイミングを掴めなかった(レース終了時、物凄い空腹を感じていた)ことと、秋の間は週末の走行距離が1日に30〜40km前後であり、それ以上の長距離をまとめて走る事が少なかったことに原因がありそうな気がします。
 実際の時間記録を見ると・・・なんか、レース終了直後は、「トラブルがなかったら、あと一周くらい行けたんじゃないか?」とか考えてましたが、実際には10周がやっとだったというのが正しい気がして来ます。
 集団の流れの中で走れたら、もう少し違う結果になったかもしれませんが・・・。

 んで、こんな状況で、逆によく65人(2時間総合ベース)も抜けたものだとも思いますね。
 ま、2時間部門出走者は仮装組も多かったので、純粋な"レース"参加者の中では最下位グループでしょうけど・・・。

 そして1/20日、この東京エンデューロの開催報告が掲載された自転車雑誌「funride」の2月号が発売になったとともに、funrideのサイトでは東京エンデューロ 2007のムービーが公開されました。
 私の姿は・・・チラッとも映ってないですね(^^;)。
 まあ、参加者数が桁外れに多い上に、多数の招待選手を招いたイベントですから、コース上に2時間、鈍足で走っていた参加者が出しゃばれる舞台ではないのでしょう(笑)。

 というわけで、2007年末の東京エンデューロに絡むネタは、本日で終了。
 怖いもの見たさとシャレとノリと勢いだけで参加したイベントでしたが、ドン亀のド初心者にも「楽しい(マヂで!)」大会でした。
 それに、個人的にちょっと悔しい結果でもありましたので、来年も絶対、リベンジ参加してやる!という、何かのスイッチが入ってしまったのも意外でしたね。

 しかし・・・このイベントに参加した結果、新たに発生した問題もありまして・・・。

 ほんの一瞬の事のようにしか記憶していないレースですが、あれだけ集中して、体力を限界近くまで使って走り切った、という体験が、自分の中ではあまりに鮮烈だったためか、あれ以来、普通に多摩サイを流して走っているだけでは、何となく物足りないものを感じるようになってしまいました。
 何というか、ギリギリの緊張の中で何かを達成することでカタルシスを得る事に目覚めた、というか何というか・・・(注:決して、Mに目覚めた訳ではありません ^^;)。

 この感覚は、実際にレースイベントに参加した皆様であれば、理解して頂けるでしょうか?

 なお、このカタルシスを得るためには、単に体力を限界まで使い切れば良いわけではないようで、強風注意報の中、向かい風で半日走った時(1/13日)は、疲労でグッタリしただけでした・・・(ちゃんちゃん)。

19:38:46 | yo-ta | | TrackBacks
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