Complete text -- "宇宙食を食べてみました(入間航空祭、こぼれ話)"

04 November

宇宙食を食べてみました(入間航空祭、こぼれ話)

 昨日の航空祭の会場で、なぜか「宇宙食」を売っている店を発見してしまいました(笑)。
 昼食が出店売りのカレーやうどんだけでは、夕方にはまた物足りなくなって来たので、ブルーインパルスの演技終了後、試しにこれを食べてみました。

 なお、ここで売っていた宇宙食は、コンビニで売っている某ダイエット食品ではありません(笑)。NASDA(宇宙開発事業団)などで開発され、スペースシャトルなどで実用化されている本物のようです。
 で、私が食べたのは、餅とバニラアイスの2品でしたので、その感想を[more...]以降に書きたいと思います。

 私が先に手をつけたのは、バニラアイスの方でした。
 これは直接かじってみましたが、バニラ味の"らくがん"という感じでした("らくがん"と比べたら、歯ごたえがサクサクしていますが)。想像していたほど悪いものではなく、ちょっとした間食になら、いいかもしれません。
 でも、かじるとやたら粉が飛び散るのは、宇宙船内(無重力状態)ではキツくないですか?船内に食べかすが浮遊しますし、空気清浄フィルターが、すぐに目詰まりしそうな気がします。

 なお、宇宙食のバニラアイスは、アイスクリームを特殊製法で乾燥させたものであり・・・とパッケージに書いてありました。特殊製法といっても、多分、濃厚なアイスクリーム原液を、真空凍結乾燥させた、という感じでしょう。
 で、一応断っておきますと、フリーズドライ製品なので、もちろん冷たくはありません(笑)。ま、カルシウム補給用のレーションの類と考えていただいた方が良いでしょう。

 そして、もう一つの餅のほうは、中仕切りのついた薄いトレーに、特殊乾燥された餅6切と、きな粉の袋が一つ、パッケージされていました(餅は、トレーの中仕切りを挟んで、2列に3切ずつ並んでいました)。
 最初、食べ方も確認せず、1切を口に放り込んで・・・地獄を見ました・・・。
 口内の水分を急速に吸い上げて、少し膨らみながらネバネバの塊になっていくそれは、口の中を完全に占拠したうえに、あちこちにくっついて、グチャグチャになってしまいました(大量の水を流し込み、緩和させましたが・・・)。

 その後、改めてパッケージに書いてある食べ方を見ると、中仕切りのあるトレーから餅を取り出し、片方に水を張り、もう片方にきな粉を入れる。そして、餅は1切ずつ水に沈め、数秒間、水を含ませてから、きな粉をつけて食べる・・・のが正式な食べ方らしいです。
 でも、水ときな粉をトレーに入れたら・・・出した餅はどこに置けばいいんだ!手で持ってろってか!
 そんなわけで、トレーに張った水に、一度に全部を沈め、膨らんだ頃に付属の楊枝で取り出そう・・・としたら、5切全部がくっついてきて、ビローンとなった「何か」が水中から出てきました・・・。
 をぉー、なんてこった!正規の食べ方に従わないと、こうなっちまうのか!(笑)

 結局、それを楊枝で切って、小片にしてから食べましたが・・・こちらの味は、想像どおりの「宇宙食」でした(爆)。わかり易く言うなら、きな粉以外の味がない(笑)。
 というわけで、食えないわけではないですが・・・味は要改善だと思いますよ>NASDAの開発担当御中。

 それにしても、今、宇宙船内ではこういうメシしか食えないのなら、私はあと何年か先まで、宇宙旅行はできなくてもいいです(^^;)。
 栄養的に問題はなくても・・・味わいの楽しみがないのではねえ・・・。

 ちなみに、私が食べたのと同じ宇宙食は、こちらで購入できるようです。
 (スペースライスケーキ、宇宙食バニラアイスクリームが、まさに今回、私が食べたものです)
 http://www.bekkoame.ne.jp/~yoichqge/jar/shop/bcc/
23:37:28 | yo-ta | | TrackBacks
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